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「ホップステップだうん!」 Vol.177

今号の内容
・巻頭写真 「べてるまつり前日の様子」 江連麻紀
・続「技法以前」151 向谷地生良 「巨人の肩に立つ」
・第16 回当事者研究全国交流集会・第27回 べてるまつり報告
・自然流 「天然知能」と、私の感じる違和感の近さ 西坂自然
・福祉職のための<経営学> 039 向谷地宣明 「べてるで育った子どもたち」
・ぱぴぷぺぽ通信 すずきゆうこ 「逸脱警報」


べてるまつり前日の様子。
忙しそうなスタッフの横であくびをする松本さん。

「去年のべてるまつりの準備の時、爆発系の人に反応して塩レモンを頭からかけてベタベタになっちゃっいました。」と、いろはすの塩レモンを頭にかけるところを再現してくれた伊藤さん。今年は資料作りが遅れてて「BASE(B型事業所)がつぶれるー!」と叫んでたそうです。

いつもどおりの岡本さん。

リハーサルの様子。

(写真/文 江連麻紀)

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続「技法以前」151 向谷地生良

「巨人の肩に立つ」

この言葉は、最近、熊谷晋一郎さん(東京大学先端研)の話に、よく出てくるキーワードです。障がい者運動の歴史を振り返る時に、専門家の判断が優位の時代に、それを批判し、乗り越えようとするオルタナティブな主張、運動、つまり、「誰が正しいか」の対立と論争の歴史を「巨人の肩に立つ」(先人たちの積み重ねた業績や成果の上に、新しい発見をするという文脈で用いられる)というキーワードを用いて説明しようとしたもので、なるほどと思わされました。

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