べてるの家のオンラインマガジン「ホップステップだうん！」　Vol.235

・巻頭写真「あけましておめでとうございます」（写真・文/江連麻紀）
・続「技法以前」１９２　向谷地生良「一番苦労している人」との出会い
・「身体疾患当事者研究」宮西勝子
・「これからも、誤作動」（５）とっとこ
・福祉職のための＜経営学＞　097　向谷地宣明 「教える/教えない」
・新年イラスト　すずきゆうこ

あけましておめでとうございます！

今年もよろしくお願いします。
４人の２０２２年の抱負やテーマを伺いました。

写真左から
伊藤さん
２０２２年は穏やかな一年になりますように。
コロナになってから活動が密になって、仕事でいっぱいになったり自分の中も密になりました。
今年は自分の時間や趣味の時間を作って、なんにもしないのんびりした時間を作りたいです。

和田さん
２０２２年のテーマは「弱さで仲間と連帯連携再び」です。
２０２１エピソードで印象に残ったことは…
「私はグループホームで、食事を取っているのですが、社長と一緒の住居で、いつも社長とご飯を食べていました。伊藤君も一緒に食べています。
社長が病気と戦いながら、伏せって、苦しんでいるある日、何かのきっかけで、社長を応援する意味で、社長と、世話人さんと３人で、手を繋いで輪になって讃美歌を歌っていました。
その時！いつもは空気を読めない伊藤君も、その時は空気を読んだのか、讃美歌を歌っている３人の輪の中にダッシュで入って来て、４人で輪になって手を繋いで、讃美歌を歌いました。
私も、伊藤君も、嬉しくて、泣いていました。
とても印象に残った、感動的な瞬間でした。
佐々木社長、いつも、深い優しさをありがとうございました、心の深い部分に今でも生きています」

ともくん
自分の好きなこと書いて、仲間と遊んで過ごせたらいいなと思います。

めっち
２０２２年はグループホームの住居内で仲間とコミュニケーションしたい。あとは関東に里帰りができたらうれしいなー。


（写真・文/江連麻紀）

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べてるもんどvol.20（2021秋号）550円（税込）
・特集　ありがとう　佐々木実さん
・インタビュー　2013　写真・インタビュー　江連麻紀
・ぱぴぷぺぽアーカイブ　すずきゆうこ
・続 技法以前　向谷地生良
・べてるに生きて　佐々木実
・佐々木さんを囲む座談会
・他　ウレシパの会会報　等

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続「技法以前」１９２　向谷地生良

「一番苦労している人」との出会い

新年あけましておめでとうございます。
コロナ禍にあって３年目の年を迎えました。コロナ禍は、私たちの社会に内在化していた生きにくさ、苦労を顕在化させ、今までの私たちの常識を疑い、新たな発想で生きること、暮らすことを要請しているように思います。