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「ホップステップだうん!」 Vol.190

今号の内容
・巻頭写真 「久保田さん」 江連麻紀
・イチゴふりかえりミーティング
・ 「一人暮らしチャレンジ」 宮西勝子
・なおのん便り 「新しいお友だち」
・福祉職のための<経営学> 052 向谷地宣明 「仲間がいる」
・ぱぴぷぺぽ通信(すずきゆうこ)「アーガオさんと身体表現」


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久保田さん

数日前、久保田さんから明るい声で「江連さん、いいことがありました!」と電話がかかってきました。

「これまではスタッフにこうしなきゃだめだよ!と教えてきたんだけど、周りを助けて自分を助けてなかったことに気がつきました。べてるで楽しくやっていこうと思ったらすごく楽しくなって、平和に過ごすと気持ちいいんだよ。」と教えてくれました。

楽しくすごすコツは、左手の親指とつけ根に「楽々」と書いて時々それを見ることと言われていました。

写真は、去年の冬の日です。今年は暖冬で数十年ぶりに浦河は雪がほぼ降っていなくて積もっていません。

(写真/江連麻紀)

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2019年度 当事者研究の研究・実践報告会

テーマ:「対話実践としての当事者研究の到達点と可能性」
内容:当事者研究の研究・実践報告
日時:2020年3月8日(日)-午前10時~午後4時30分 (受付:午前9時20分)
場所:株式会社「医学書院」2階会議室 東京都文京区本郷1-28-23
交通:東京メトロ丸の内線・大江戸線本郷三丁目、徒歩5分
参加費:無料
定員70名(参加お申込み多数の場合はお申込み順とさせていただきます)

〇申し込み先: 募集を締め切りました。

主 催: 北海道医療大学看護福祉学部臨床福祉学科精神保健福祉学講座

協 力:東京大学先端科学技術研究センターバリアフリー領域「当事者研究分野」熊谷研究室、(社福)浦河べてるの家

■ プログラム
敬省略) ※参加予定者の都合によって、プログラムが変更されることもあります。

<午前の部> 午前10時-12時30分
〇研究・実践報告

「当事者研究の新たな潮流」
・熊谷晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター准教授)
・石原 真衣(北海道大学大学院専門研究員)
・宇田川元一(埼玉大学経済学部 准教授)

<午後の部>午後1時-午後4時30分
〇研究・実践実践報告

「司法領域における実践」
・北海少年院 紫明女子学院教育支援部門 鈴木育美
・「花巻の原則」
山村 卓 (国立病院機構花巻病院 主任心理療法士)
堀内 美穂(国立病院機構下総精神医療センター 臨床心理士)
・上岡陽江 (ダルク女性ハウス)

「さまざまな領域における実践」
・秦野 和夫 (社福 新樹会) 「当事者研究との出会い」
・江連 麻紀 (写真家) 「家族で当事者研究をする」
・綾屋さつき (東京大学先端科学技術研究センター)「当事者研究のワークシートの活用」
・浦河べてるの家

〇全体交流会「対話空間を創り出すには」

指定発言
高橋 昇(元花巻病院心理療法士)
村上靖彦(大阪大学)

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ある日のイチゴふりかえりミーティング

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ストロベリープロモーションの加藤さんを交え、今年度のいちご作業の意見交換をしました。

良かったところ
・目標の6トンを達成できた。
・働くことで生活リズムができていた。夜よく眠れた。
・仕事の内容に合わせて、自分のあった作業に取り組めた。

苦労したこと
・いちごのサイズの分別をすることになってから、作業に時間がかかり大変だった。分別も難しかった。
・作業可能な量よりも多くのいちごが搬入されてくると、傷んでしまういちごがでてしまった。

さらに良くする点
・いちごの搬入量、時間、運搬などをべてるで担うか検討。
・台所のシンクの見直し、などなど。

先月、いちご作業のときにでた傷みのあるいちごの食べられる部分を使って「いちごスムージー」を作って飲みました。
ひとつも食べずに作業してきたメンバーもいたので、「こんなにおいしいの知らなかったー」とうれしそうでした。

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