「ホップステップだうん!」 Vol.175
今号の内容
・巻頭写真 「様似から浦河の海岸沿い」 江連麻紀
・続「技法以前」149 向谷地生良「企業における当事者研究」
・ 伊藤知之の「スローに全力疾走」 第98回
「ホワイト企業合宿」
・浦河の新名産品「イチゴ」の作業
・自然流 西坂自然「嫌われてもいいからつながりたい感覚」と「生命の連動感の歯車を動かすこと」
・福祉職のための<経営学> 037 向谷地宣明 「セーフティネット」の憂鬱
・ぱぴぷぺぽ通信 すずきゆうこ 「こんなんで」
べてるに行くと大抵ドライブに行きます。
この時もべてるの仲間にお気に入りの場所に連れて行ってもらいました。
「思考がぐるぐるしてきた。」
「うん、わかるよ。」
「ぐるぐるって種類あるよねー。」
ぐるぐるについて話しながら、様似から浦河の海岸沿いを走る車の中から海を見ていました。
優しい時間でした。
写真は車内より。
(写真/文 江連麻紀)
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続「技法以前」149 向谷地生良
「企業と当事者研究」
9月1日に「企業における当事者研究」のワークショップが東京大学先端科学技術研究センター(当事者研究領域、熊谷晋一郎代表)で計画され、準備がはじまっています。企業、特に一部上場企業が当事者研究に関心を寄せる背景には何があるのでしょうか。
そこでもう一つ、興味深いことがあります。それは、さまざまな領域から「ティール組織」というキーワードが聞こえてくることです。2014年に『ティール組織:マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』を著したフレデリック・ラルー(Frederic Laloux)は、その中で、従来の組織を「衝動型(レッド)/メタファー:オオカミの群れ)タイプ」、順応型(アンバー)/メタファー:軍隊タイプ」、「達成型(オレンジ)/メタファー:機械」タイプに分類し、そのいづれのタイプも限界を迎える中で「多元型(グリーン)/メタファー:家族」を提唱しています。この本が、経営者、組織管理を担う立場のある人たちに熱心に読まれ、「知ってますか?」と聞かれることが多くなっています。
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