子どもの外遊びで感じた、いつか夢見た理想の子育て(育児日記)
みなさんは理想の子育てについて考えたことがありますか?
私も理想の子育てとはこうだ!と定義づけているわけではありませんが、それを実感できることがありました。
夏休みが明け、子どもたちは夕方の公園でよく遊ぶようになりました。
小2の長男Sheiは相変わらず騒がしい。
「もれるもれるもれる〜!」と叫びながら走って帰るなり、お昼寝中の乳児のことなんか気にもせず、ドタバタ音をたてながらトイレで用を足したら、いつものようにお菓子を1つ食べ、目についた本を手に取りじっと読む。
しばらくすると、「ピンポーン」とインターホンが鳴り、誰か友達が来たんだろうなと思っていたら、「いってきまーす!」とそのまま外へ。
「うぉーい!宿題せんかーい!てか水筒と帽子持って行かんかーい!!」と言い終わる前に扉が「バタン!」と閉まり、笑い声が遠ざかって行く。
なんというか、目の前の欲望のままに生きて、素直で子どもらしくていいよなぁ…
なんだか羨ましささえ感じました。
当然、よその子も宿題する前に駆り出されるわけですが、
「外遊び今しかできないもんね!宿題より絶対大事!」
と、同じようになんとか夏休みを乗り越えたママ友たちと意気投合していました。
夏は暑いし、冬は暗くなるのが早いので、外遊びできる期間って意外と短いんですよね。
「やるべきことをやってから好きなことしなさい」というのも分かりますが、幼少期の、特に友達との遊びって何よりも優先させていい気がしますね。
宿題は、次の日学校行くまでに終わっていればOKということで。
砂場で大きな落とし穴を掘ることに熱中して全身砂まみれ
カマキリにバッタを捕食させて大騒ぎ
ひたすら追いかけっこして汗まみれ
日が暮れるまで毎日のように友達と夢中になって遊べるなんて、なんて幸せなんだろう。
そして、あと何年こんな遊びを続けられるのだろう。
幼少期のこの貴重な遊びを大事にしようと思いました。
先日は、いつものように子どもたちが団地内の公園で遊んでいたら、突然ゲリラ豪雨に見舞われました。
傘も持って行っていなかったし、なかなか帰って来ないので見に行ってみると、雨を凌ぐために子ども5人で1つの土管の遊具の中に入り、
「うわー!水が攻めて来るー!」
と、まるでSASUKEのスパイダーウォークなみに手と足を突っ張りながらみんなパニック状態 笑
いや、走って15秒でエントランスなんだから逃げろよ…
と心の中でツッコんでいると、やってきた他の子のママ。
そして、そのママも私も、自分の子どもの分より多めに傘を持って来ていたんですね。
みんな自分の子どもだけではなく、よその子のことも自然と気遣っているんだなと気付かされました。
大人なので当たり前と言われればそれまでなんですが、「地域で見守る子育て」ってこういうことなんだなぁとちょっと感動した瞬間でした。
傘を与えられて事なきを得た子どもたちでしたが、1人の子は少し遠くから遊びに来ていたので、雷雨の中、自転車で帰れませんでした。
うちで雨がやむまで待つか聞いてみると
「他人の家に上がってはいけない」
とお母さんから言われているとのことで断られました。
すると、長男Sheiも
「雨がやむまでみんなでここ(エントランス)で遊ぶ!」
というので私は先に帰ることに。
なかなか雨がやまずに30分以上経過していたでしょうか。
やっと帰って来たので出迎えてみると、
みんなビチョビチョやないかー!!!
(何のためにエントランスに避難させたんだ…)
子どもたちで話し合ったのでしょう。
「雨のときは他人の家でも上がっていい」
というルールに変わっていました。 笑
「そうだね、困ったときはいつでもおいで」
タオルを渡して子どもの服を借りて着替えさせました。
その後は雨がやむまでみんなで本を読んだりおもちゃで遊んだり。
とても楽しい時間を過ごしてくれました。
家庭で基本的なルールを決めるのはいいですが、子どもが困ったときにそのルールが障壁にならないように、例外を伝えることも大切だと感じました。
親に依存することなく、
子どもたちで夢中になって外遊びをし、
ときに地域の人に守られ、
友達や大人と関わりながら成長する。
こんな日常に、いつか夢見た理想の子育てが具現化されたように感じました。
子育てとは、ついIQ(知能指数)を上げるような教育や、しつけに目が行きがちです。
しかし、幼少期では思いのままに遊ぶことを優先し、健康な体と、社会を幸せに生きていくために必要な力を育んでほしいと感じます。
幼少期にしかできない、この大事な機会を奪ってしまわないように気をつけたいと思いました。
<今回のポイント>
幼少期にしかできない遊びを最優先にしてもいい。
「地域を見守る大人」の一人に自分がなる。
困ったときは信頼できる大人をいつでも頼っていい(迷惑かけていい)ことを子どもたちに教える。
今回の記事で、子育てと気楽に向き合えるパパママが増えてくれると嬉しいです。
またねー。
ベテランパパ
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