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YMO「音楽」とJASRAC

 ↓こちら、DTMerベタ編曲のYMO「音楽」アレンジバージョン。

 ベタのだいぶ昔の編曲だけど、やはり良いなぁ…と思って聞いてます。曲もだけど、編曲もな!この作曲・原曲はYMOことYellow Magic Orchestraの名曲「音楽」あるいは「Ongaku」。この独特の浮遊感あるシンセサウンドと楽しげなメロディーが見事に融合した曲は、坂本龍一の当時3歳だった娘の坂本美雨のために書かれたっていう話しは、以前記事に書いたよね。

当時3歳だった坂本の娘である坂本美雨のために書いた曲。当時の坂本は美雨に自作他作問わずに様々な曲を聴かせ、ノッて踊るかどうかで曲の良悪を判断していた。歌詞は60年代の現代音楽の手法のことを指している。ベースには2種類の音色が使われている。ドラムの8ビートを刻んでいるのはハイハットではなくスネアである。

Wikipedia YMOアルバム「浮気なぼくら」より

JASRAC

 さて、こういった他者の楽曲をコピー・編曲してYoutubeに掲載するということは、読者(リスナー)さんからはけしからんと思われたり、また配信者にとっても、著作者からクレームや高額の請求が来るのではないかと思われるかもしれません。しかしYoutubeの場合、問題ない、となる場合が多いです。Youtube社が音楽著作権管理団体、JASRACと包括契約を結んでいるからです。つまりYoutubeにコピー曲をあげたり、また動画配信のBGMに使用したりと言った行為について、JASRAC登録の(つまり日本のほどんどの商用音楽の)すべての曲については許諾される可能性が高いということになります。この、包括契約についてはしっかりと明言されており、JASRACのページにもそのことが詳しく書かれています。

YouTube はJASRACと許諾契約を締結しているサービスとなります。

YouTubeなどの動画投稿(共有)サービスでの音楽利用(Jasrac)

 実際には、こういったコピー曲・編曲の動画を普通にYoutubeにアップロードしておくと、しばらくして(およそ数日から1ヶ月ぐらいで…私の体験の場合)、動画の概要欄にいつのまにか、JASRACが検査して、その著作者名や管理番号などが自動的に概要欄に付記されるようになります。これによって、権利的に問題がないことが明記されます。こんなふうに。

ここはJASRACさんが書いた箇所

 まれに、問題がある場合、動画の一覧ページ(管理ページ)に「問題がある」旨が掲載され、公開が一時停止状態になることもありますが、怖がらなくて大丈夫です。その場合公開が停止されているので即座に問題にはなりません。しかるべき処置(コピーをやめて取り下げるとか、似過ぎている箇所を直して新曲にするとか)をすればOkです。

noteに掲載する場合はどうなの?

 これはグレーです。どうやらnote社はJASRACと包括契約はしていないようです(間違っていたらごめんなさい)。
 だけど、包括契約しているyoutubeにアップロードして、そのyoutubeをnoteに貼る分には、私はいままで指摘されたことはないです。でも、noteは直接音楽ファイル(mp3とか)を貼ることもできるので、それはグレーですね。実際「note  JASRAC」で検索すると、「1週間以内に削除せよ」とか指摘されてるnoterさんもいらしゃるみたいです。こわ。

他のOK事例

 こちら、だいぶ昔の曲ですが、プリキュアの歌唱曲のボーカルのみを抜き取って、オケ(演奏)をアレンジした曲をyoutubeにアップしていたのですが、実は私のYoutubeちゃんねるで一番再生回数が多い🥹 オリジナル曲よりもよ?💢
 …これも、JASRACさまOKが出ていますね。

 …これだけど、プロの声優さんの「ボーカルのみを抜き取って」活用しているので、けっこうグレーだと自分でも思うんですが…セーフ!ということで😅


NGだった事例

 こちら、同じくニチアサアニメ「アイカツ!」の曲を、耳コピでアレンジしてかなり違うものにしたつもりだったのですが、こちらは「著作権」で問題があると表示され、

 著作権情報の詳細で「動画でこの曲のメロディーを使用。0:02-1:37」と具体的に指摘され(すごい)ましたが、ちゃんねるに異議があるかといえば「影響なし」となっています。影響ないのですが小心者ベタは念の為、動画を非公開に取り下げてしまいました。

まとめ

 この通り、Youtubeで音楽制作を発表する分には、著作権曲のアレンジも可能だというので、ベタ、さいきん自分のオリジナル作曲ははかどってないし、アレンジも良いかなー?どうしよう?と思ってたところの、ネタ記事でした。とはいえ、特に何か新作や重大発表があるわけではありません😅

 いじょ!でした。mm


楽しい哀しいベタの小品集 代表作は「メリーバッドエンドアンドリドル」に集めてます