読書記録「十二人の手紙」井上ひさし
近ごろ、井上ひさし氏に何かと縁がある(と一方的に感じている)ため、書店で氏の作品を探して読もうと思った。
そこで今回出会ったのが「十二人の手紙」(中公文庫)である。
あらすじ(文庫版裏面より引用)
キャバレーのホステスになった修道女の身も心もボロボロの手紙、上京して主人の毒牙にかかった家出少女が弟に送る手紙など、手紙だけが物語る笑いと哀しみがいっぱいの人生ドラマ。
作中の表現はすべて「手紙」の形式となっており、地の文や会話で構成された一般小説とはジャンルが異なる。プロロ