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ディオールオム 2005vs2011vs2020vs偽物?香水

こんにちは!slotです🐑
今回はあの名香、「Dior Homme(ディオールオム)」について。(※本記事は全て個人の解釈、感想の為、当方は全ての責任を負いかねます。)

「Dior Homme」(以下 DH )と一口に言いますが、DHは名香によくある複雑な軌跡を辿っています。
端的に言うと、同じDHでも年代で香りが違うとの事。しかしVer.違い、Ed.違い等と銘打っている訳では無いため、消費者間で混乱が起こる事もしばしば。

そんな不思議な名香DH。好奇心がグイグイ刺激される…。
という事で年代別DH + αを揃え、比較した記事を自分用にまとめました🙆‍♀️

目次
1. Dior Homme とは?
2. 各年代 スペック
3. 各年代 香りを比較
4. 番外編 偽物の香水?
5. 総評


早速いきます❗️


1.Dior homme とは?

かなり簡潔に。DHは今までに3回のモデルチェンジを経ています✍️

全3種類、詳細は下記にて✍️

① 名香の誕生📖
     2005年、「初代 Dior Homme」(以下 2005 )誕生。
これまでのフゼア調や力強いウッディ調を主とするメンズ香水とは一線を画す「パウダリーフローラル調」のメンズ香水としてデビュー。大ヒット。
調香師は Oliver Polge 。

② 変化する?名香📖
     2011年、「二代目 Dior Homme」(以下 2011 )誕生。ボトルデザイン変更。香りは変わったとか変わってないとか?果たして…。
調香師は Francois Demachy 。

③ 再び変化する名香📖
     2020年、「三代目 Dior Homme」(以下 2020 )誕生。ボトルデザイン、ノートが大幅変更。
調香師は Francois Demachy 。

※ 別枠 Dior Homme Original 。(2021年誕生)📖
※ 曖昧さ回避のため記述。
正面下部に「Original」と記載あり。
DH の進化系ではなく、既存のDH 2020は残したまま完全に別物として、2021年に発売。本記事未掲載。

【 https://www.dior.com/en_gb/beauty/products/Y0469201-dior-homme-original-eau-de-toilette 】より出展。

以上、DHは度々姿を変えて今日の姿になったわけですね🤔


2.各年代 スペック

■ まずは、初代 DH 2005

【 https://www.fragrantica.com/perfume/Dior/Dior-Homme-2005-230.html 】 より出展。


■ 二代目 DH 2011

【 https://www.fragrantica.com/perfume/Dior/Dior-Homme-13015.html 】より出展。
2011に関してはノートの情報が錯綜しており、別サイトではココア、カルダモンの表記有る事も。


■ 三代目 DH 2020


【 https://www.fragrantica.com/perfume/Dior/Dior-Homme-2020-58714.html 】より出展。
こちらは先代達とは全くノートが違います。



3. 各年代 香りを比較

■ DH2005

銀色のシリンダーが特徴🙏

ベルガモットとラベンダーが甘酸っぱい。次第にセージが青さを足し、少しずつ重心が落ちる。ミドル以降は僅かに酸味を乗せたアイリスが立ち上がり、甘さや粘度を抑えたココアパウダーのようなカカオと同化する。時間経過と共にほんのりと甘さが出るが、終始アイリスや他の花々のパステルカラーを思わせる柔らかさが全体を優しく包み、さらりとした質感に仕上がっている。


■ DH2011

シリンダーが黒色に変更🙏

アンバーのような甘さ。徐々に甘さが和らぎ、ラベンダーやベルガモットのような酸味が出てくる。次第にカルダモンの滑らかさ、温い渋みがジワリと滲むが、同時にアイリスとカカオの柔らかさ、甘さも引き立ち硬い印象はない。トップが一番甘く、後半に向けて様々なノートが柔らかなパウダリー調に混ざり合ってゆく。


■ DH 2020

キャップデザイン変更🙏
通常は50ml or 100mlサイズで販売中。

ピンクペッパーのカラリと乾いたスパイシーさと柑橘の酸味がアロマティックに香り、如何にもメンズ香といった様相。
青々としたシダーの渋みに硬いベチバーが芯を通し、甘さのほとんど出ないアロマティックな青いウッディ調。
花や粉の要素は感じられず、前者二つと比較するとややカジュアルな印象。

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4. 番外編 偽物?香水

折角なので偽物?香水も比較🤔
あくまで個人的に偽物では、と感じたため、本体写真を丸々載せる事は控えます。(混乱を招きかねないため。)

■ 見た目
真贋を判断する要素は様々あり、それらを複合的に見て判断しますが、今回は裏面にのみ焦点を当ててご紹介🙏

…偽物?(暫定)
…本物 (確定)

転載不可 Not Repost.

…文字が艶消し印刷(刻印風?)。所々剥がれ、フォントも若干違う。
…文字が刻印。
・両者とも文字は同じ配置、剥がれ等が無ければ写真のみで判断するのは難儀かも。

■ 香り
トップ…何か焦げ臭い。ツンとくる粘性のエグみ。新品のプラ製ファイル的な、ある種仄かな甘みを感じる独特の刺激臭。
ミドル…少し似ている。トップに比べたら本物に寄ったが、重みが足りないように感じる。
ラスト…似ていない。ミドルがそのまま薄くなり消える。
総評…似ていない。トップの焦げ臭さが飛んだ後は、香調の変化が無いように感じる。

■ 余談 その後
偽DH(こちらは確実に偽物)を追加入手🙏
面白かったのは、上記「暫定偽物」よりもこちらの「確定偽物」の方が香りが本物に近かったように感じました。
総合的にまあまあ似ており、ラストノートのバランスが結構違うかな?といったところ。
偽物の見た目の完成度と香りの完成度は比例しないんだ…と、面白い体験ができました☺️

ひとまず確かな本物が欲しければ、裏面にDior公式のシールが貼ってある物を購入しましょう❗️

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5.総評

個人的には、やはり各DHで香りのテイストの違いを感じました🤔

・甘さ
 DH2011 >>> DH2005 >>> DH2020
・ハーバルさ
 
DH2020 >>>>DH2005 ≒ DH2011
・粉感
 DH2005 >> DH2011 >>>> DH2020
・フローラルさ
 
DH2005 >> DH2011 >>> DH2020

※ slotの肌上での感想。

終わりに

…以上です!🐑
凄く楽しかったです。
香水の醍醐味として、実際に試さないと分からないところがとても好きだな…と感じます。
今回も実際に試し、噂通りに年代別の特徴を感じ取る事が出来て好奇心が満ち足りました。

皆様も機会がありましたら、是非先代のDH達もご体験ください☺️
それではまた🙋‍♀️

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