見出し画像

賃貸契約に必要な初期費用の相場は?


間も無く卒業シーズンですね。

不動産賃貸業は今からが1年で最も忙しい時期となります。
今日は賃貸契約をする際の初期費用についてです。


そもそも初期費用ってなに?

お部屋を借りて生活をはじめるときには、月々支払う「家賃」だけでなく、敷金や礼金、仲介手数料など、入居前にまとまった金額が必要になります。
これをまとめて、「初期費用」といいます。

内容を一つずつ解説していきましょう。

■必ずかかるお金

敷金…家賃1カ月分が目安。契約を終えて部屋を退去するときの原状回復費用に充てられます。基本的には原状回復にかかった金額が差し引かれて戻ってきます。

礼金…家賃1カ月分が目安。部屋を所有する大家さんに対して、お礼の意味を込めて支払います。敷金との違いは退去時に返還されないこと。最近では礼金なしの物件も増えています。

前家賃…家賃1カ月分が目安。入居する月の家賃を前払いで支払います。例えば2月に契約し、3月から住む場合、3月分の家賃をあらかじめ支払うかたちになります。また、月の途中から入居する場合は、日割り家賃が発生します。

仲介手数料…家賃0.5カ月~1カ月分+消費税が目安。物件の案内や契約手続きを行った不動産会社に支払います。法律で上限は「家賃の1カ月分」と決められています。

火災保険料…シングルで1.5万円、カップル・ファミリーで2万円程度。火災や水漏れトラブルなどに備えて、損害保険に加入する必要があり、損害保険会社に支払います。
不動産会社に案内された保険ではなく、個人で選んだ保険に加入することも可能ではありますが、加入証明を求められる事がほとんどです。

その他
保証料…家賃+共益費0.5カ月が目安。家賃保証会社を利用する場合に支払うお金で、戻ってきません。万が一、家賃を払えなくなった場合の備えになります。連帯保証人がいれば不要なケースもあります。

※このほかに、鍵の交換料、害虫駆除代(消毒代)、消臭費用、簡易消化器代などが発生するケースなどもあるので要チェックです。

上記の内容を踏まえて初期費用としてかかるのは敷金、礼金の他にプラス家賃の3〜4ヶ月分程度は覚悟しておきましょう。

単純に入居時の費用を抑えたいなら敷金、礼金のない物件を選ぶのも有りでしょう。

その他にフリーレントの交渉をするのも良いのかもしれません。
(2月から入居して2月分の家賃は無料にしていただいて3月分から家賃を払う等)

個人的に物申したい事

ネットを見てみると仲介手数料の交渉をすると良いみたいな事がよく書かれています。
個人的にこれは無しだと思ってます。
不動産仲介を生業としている人に「仲介手数料を0円にしろ」と言うのは酷な話しでどこで企業利益を出せと言うのでしょうか?
真っ当に仕事をして正当な報酬を払わない人に親身になって家探しをしてくれると思いますか?
しっかり仕事をしてもらった分、お金を払うのは至極当然な事だと思います。
自分で出来ない事をしてもらっているんですから…。
なので交渉をするのであれば「仲介手数料を無しと言うのは申し訳ないので何か他に費用を抑える方法はありませんか?」と言う方が担当する営業の方も精一杯やってくれると思いますよ。

これからの時期、多くの方が部屋探しを始めると思うので参考になれば嬉しいです。


ではまた!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?