私・・「太郎さん、村上春樹氏のデビュー作「風の歌を聴け」をご存じですか?」
私・・「実は『風の歌を聴け』の映画を偶然鑑賞してから原作の小説も読んでみました。出演していた真行寺君江さんに魅了されてしまったせいかもしれません」
私・・「実は映画を観る1年前、当時付き合っていた彼女と別れていました。比較的髪が長く、エキゾチックな雰囲気のある女性でした。ミステリアスの風合いがあると言えばいいのでしょうか。映画に登場する真行寺君江さんの姿を観ながら、つい、彼女のことが目に浮かんできました。特にベッドシーンは刺激的でした。なんて言えばいいんだろう。なんとなくロマンチックな気分に浸ってしまいましたね」
私・・「今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。でも、退屈なお話ではなかったですか? 他人の話は、時につまらないお話に感じることもありますからね」
私・・「太郎さん、今日もありがとう。明日もよい1日を」