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メキシコ&キューバにsalud!🇲🇽🇨🇺DAY9


〜古人へ、住居基礎から想い馳せてるよ〜

5/4

朝5時半起き。6時出発。起床時間はこれくらいが当たり前。今日はテオティワカン遺跡締め。

昨夜調べて遺跡は7時オープンとのこと。バスでは便の時間的に行けないことが判明していたので、高いけどUberを手配する。高速道路の通行料として105ペソ、約1000円を現金で取られる。俺と村野は大して気にしていなかったが古森サーチ発動。やはり俺らのブレイン。調べると、高速料金は基本Uberの料金に含まれているようなのでそのことを主張するも破談。とりあえずこいつのドライバー生命を揺るがすために評価1にしようとする。しかし、領収書を確認するためには相手の評価をしないといかず、ドライバーにガッツリ画面を見られていたのでやむなしの評価5。即座に古森が後からでも評価変えられることを調べ上げる。よくやったよ。しっかり遂行。

7時過ぎに太陽の塔がある2番口に着くも、ネット情報、世界の歩き方の情報と違い8時オープンとのこと。北側の月の塔から先に周ろうということになり、3番口まで10分ほど歩く。

乗って上空で弾けてみたい

入口の柵の隙間から入場料をみると1人70ペソのはずが、95ペソとの記載。この段階では、やばいね、ペソ全然ないね、と笑っている俺ら。後に少し焦っちゃうことに。
約1時間コンクリートの椅子に座り気球やサボテンをみながらのんびり。

theメキシコ

途中ネズミが出てきて観察したり。のどかすぎる。サボチル良し。通勤通学する人、ランニングする人が俺らに結構挨拶してくる。民度よし。てか、このマヤ道が通学路っておしゃれすぎ。

解錠5分前くらいに門の前に。入場待機ジャップは先頭で入場し、チケットを買う。一番乗りでテオちゃん入り。鳥の絵があるケツァルパパロトルの宮殿、ジャガーの宮殿は開いておらず一旦後回し。
月のピラミッド。大きな宗教行事はここでやっていたと地球の歩き方に書いてある。想像よりも結構大きくて感動。

佇まい良し

ピラミッドの前に低めの登れる台があり、上がって周りを見る。誰もいないテオティワカンは荘厳。ここでは20万人が暮らしていたらしい。早速月の塔に登って、このシティを独り占めしようとするも、登るの禁止されている。古森が言うには何人も死んでいるから禁止になっているんじゃないかとのこと。絶対死ぬなよ。ジャップウォーリア3人がマヤを掴めないではないか。先人が住んでいた住景色を祭壇から一望したかったけど、しゃーなし。
少し戻ってさっき閉まっていたケツァルパパロトルに。神官の住居空間らしい。開いていたので入ると、文字や絵が今でもしっかり残っている。素敵。

石の彫刻が昔と今を繋いでる

ジャガーの遺跡は閉まっている。コモちゃんが係員的な人に開けろ殴るぞ、と言いに行くも開けてもらえなかった。

ここら辺で観光客が溢れてくる。さくっと誰もいない月の塔をバッグに写真を撮り、死者の道を通って太陽の塔へ向かう。

死者道

商い人たちも自分達の店を立ち上げ始めている。ここで古森がまたしても気づく。仮に帰りも105ペソ要求されたら現金足りないんじゃね、と。皆んなで手持ちのペソを確認。足し合わせるとちょうど100ペソ。たったの50円に泣かされる。このままでは高速入口で俺らは確実にバーストする。村野がもう一度バッグの中を確認。レシートやら他国の通貨とかがカオスになってる鞄を弄るとひょっこり1ペソ出てきて笑った。
残り4ペソをどう捻出するか。早稲田大学理工学部エリート3人がギュルリと脳を動かして考える。芸をして稼ぐか、奪い取るか。それか、旅行客を捕まえて1ドルをチェンジザマネーしてペソに換金するか。あれだけキューバでチェンジザマニーと言い寄り営業をかけてくる奴らを煙たがっていた俺らが、奇しくもそっち側の立場になるとは。一先ず、日本人を探して日本円をペソに替えてもらう作戦で決まる。日本人を見つけるのは簡単だ。圧倒的にブスだから。
遺跡を歩きながら、日本人を探しながら、死者の道をずんずん歩く。

太陽のピラミッド。月の塔と比べてかなり高い。ここも登れず。写真を撮りあってさらに南下する。

一つくらい登らせろ

この前辺りで奇跡的に日本人を見つける。村野がアタックするも、ペソそんなに持ってないと言われて断られる。絶対持ってるだろ、このブス野郎が。顔からして隠者で癇癪持ちタイプとみた。別れた後そいつのことをぼろくそ言いながら歩く。敗因を分析。たぶんモニタ欲のために少し多めの500円をペソに替えられないかと言ってしまったこと。少しだけ反省しつつ、次は欲を捨てて帰れるだけの5ペソの50円分を割高で1ドルと交換することで交渉しよう。それにしても、大ブス野郎だったな、怒。
先人たちの住居基礎をみながら、20万人が暮らしていた風景を想像し歩く。どんな感じの人たちだったのか、どういう暮らしをしていたのかはその時でしかわからないけど、確かに住んでいた。ただの住居基礎しかない遺跡群だけど、広々としてて、昔の人が住んでいたという空気を感じられて、いい道だった。軽くスピれたし。

基礎が語る

道中日本人と中国人のちょうど真ん中くらいのやつとすれ違うもスルー。目が鋭かったらリスクヘッジ。

遺跡群の最後は有名な動物の顔の彫り像の辺りに着く。名前はケツァルコアトルの神殿。ここで日本人女性らしき人をみつける。雰囲気はほぼ明日香。たけど、残念ながらforeigner。無念を引きずりながら、蹴上と踏面が共に30cmという急階段を登り彫像をみる。

古の技術力

意外と像がでかい。作りは細かくてすごいの一言を投じる。階段を下るけど、そりゃ死人出るわって感じ。躓いたら逝くからめちゃ慎重に降りる。

バリアフリーって知ってる?

テオティワカン遺跡終。結局ペソゲットならず。
とりあえず国立宮殿までUberを手配。マッチした瞬間、現金無いけど大丈夫かをメッセージで聞くと大丈夫だそう。安堵。これでペソが浮いたのでモニタもできる(フラグ)。旗が立ったことに気づかずに一休憩。指定した乗降場所ではタコスと紫色の絵の具を溶かしたような色のヤバ飲み物売りがいる。ペットボトルはラベルが剥がれてるから絶対お手製。観察してると、車の窓を開けてお母ちゃんが普通に買ってた。恐るべし。

Uber乗車。行きで取られた1000円を回収するべくUberに問い合わせたりする。途中、車からの景色に違和感を覚えてマップを見ると、メキシコシティとは逆に進んでいる。ミスってピンを打っていたっぽい。大焦りの大アサリ。すぐに止めてもらい、場所が間違っていたことを伝え、ペソがないので25ドル現金支払いをさせていただくことで落ち着く。柔軟なやつで良かった。これのせいで30分くらいロスしてモニタが消える(早めのフラグ回収)。到着地点は確かGooglemapで調べた場所名をコピペしたけど、古森に大体の値段を聞いて概ね同じくらいだったので詳細確認を怠った。自分の無能さにbadに入るもすぐに猛省。早めに気づけてよかった。りっくん下を見るんじゃないよ、顔を上げな。

国立宮殿には11時くらいに着く。アメ横みたいな通りで初日よりも人が多すぎ、疲れる。入口を探しながら宮殿をぐるり。初日に行ったメトロポリタン大聖堂前のPlaza de la Constituciónの広場にでっかメキシコ国旗がある。何か特別な日なのかな。風が弱くて完全に開いた国旗のベストショットはおさめられなかった。

国旗と大聖堂

宮殿に入り、目的の壁画の場所を聞くも、最近暴動がありみれなくなっているとのこと。悲しい。無念の帰宅。最後にタコス屋に行けたら行こうとなり、アメ横から出たあたりで探すことにする。

うん、アメ横だ

するとここでまたまた古森が気づく。出発時間俺らが思ってるのより早くねって。出発時間14:55とエクスペディアで来ていたのでその予定で今日を過ごしていたが、古森が前にPDF化した旅程をみると1時間早い13:55発になっている。ネットで飛行機番号を検索すると、正しいのは13:55。肝冷え案件勃発。タコスなんか食ってる場合じゃなくなる。大急ぎでUberの手配をして、オンラインチェックインを済ませる。ホテルのチェックアウトも秒で行い空港へ。1時間前に空港に着きそう。出来ることはやった。
車窓から砂埃の舞うメキシコの空気を感じながら、最後のUberのミス、航空券を入念に確認しなかったことを省みる。同じミスはもうやらないとメキシコの空に誓う。

出発1時間前に空港につき、預入荷物チェックインは空いていたのですぐに完了。荷物検査も空いていたけど、俺はマヤビールの空瓶が引っかかる。女性検査員が俺のバッグのチャックを怪力で破壊し瓶を取り出すも問題ないとのことでセーフ。とりあえず間に合いほっとする。バッグを修理して搭乗。メキシコばいばい。お別れタコスは昨日の夜飯になってしまったな。

ロサンゼルス行き。席はバラバラ。左隣の外人はほぼエド・スタフォード。映画観ながら声出して笑っているけど、その感じもエドに似ている。右側はインドおデブおじいちゃん。シートベルトの外し方分からないからやってと言ってきたり、スマホ落としても腹がつっかえて取れないから取ってと言われてやってあげる。途中、コーラが缶で出てきて回復。飯はミニミニプレッツェルと激甘クッキー。飢え。ほぼ寝る。

ロス着。相変わらず出国ゲート並びすぎ。夕日を見にサンタモニカビーチへ。初アメリカはアガる。Uberは高いので行きはバスで行くことに。なんと1人1ドル。一回バスタで降りて、乗り継ぐ。

行く末を見守るじい

バス内はやばそうな人が乗ってきてはすぐに降りるの繰り返し。ゴミ運びニキ、マリファナニキなど。
俺の後ろには危険そうなデカい肌黒のおじいちゃんがいるが、なかなか降りない。すると、突然話しかけてくる。聞いているとフィジー出身でラグビーやっていたらしく、兄弟が日本で教師をやっていたそう。中国、韓国ゼンゼンワカラナイと連呼しているので新日っぽい。日本の歌を大声で歌いだすけど、普通に上手。聞くと、フィジーにおいで、という歌らしい。何だそれと思い調べると加山雄三が出している本当にある歌で笑った。サンタモニカビーチ近くで一緒に降りて、お別れ。いい奴だった。

ビーチ沿いはただの海岸。ベタベタするけど。初アメリカで補正がかかり楽しい。有名な埠頭のサンタモニカ・ピアは激混み。

混みすぎぃ

ルート66というなんか有名らしい看板をさく撮りして、足速退散。

センス出ちゃったかも

夕日が落ち初めていて、空が赤く染まっていて綺麗。マッスルビーチは思っていたゴリマッチョがガツガツ機材をやってる風景とは違って、しょぼめ。流し見して、腹が減ったのでマックへ。

Santa Monica

クォーターパウンダーを頼む。うますぎ。店のトイレは便座が落書きされててオワっちゃってた。

お前だけが味方だ

時間に余裕があるのでバスで帰宅。行きと同じくバスタで乗り換え。係員みたいな人に聞いて待機するも中々空港行きが来ない。気温15度くらいで風強め。メキシコテンションでいた俺らのこころは途中でポッキリ折れて空港まで15分くらい歩くことに。やっぱ足だね。
ロス空港でチェックイン。一回荷物検査した後、何も考えずに外に出てしまうアルツハイム。村野と俺は通常運転だが、コモちゃんは油断したね。再度荷物検査をすると、あんたまた来たの、と女性検査員に笑われた。

0時過ぎに出発。今日も今日とて長かった。だけど、これにて旅行という旅行は終わり。そして、移動地獄が開幕。

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