【映画】メランコリック
面白い。
色々映画見て来たけど、見て来たことのないパターン。インディーズ映画というらしい。
無駄の無いストーリーテンポと音楽がハラハラ感と安心感の緩急を生んでいる。
映画の見過ぎからか序盤から色々予想するけど、ぎりぎりで外してくる。
映画熟練者の俺の予想は、ラスト10分前くらいからバッドエンドだった。
けど、バッドエンドではなかった。
学歴に縛られてるやつ、好奇心旺盛なやつ、怖い思いしたやつ、日々刺激を求めてるやつ、地球に住んでるやつとそれ以外のやつ全員。とにかく観ろ。
そんぐらいお勧めできる。
東大行って就職しなきゃ行けないのか。まあ幸せになりたいけど。
自分に投影出来る部分もあった。人は幸せに渇望している。それを満たすために生きたいと思う。そーいうもんなんだ。
人の幸せを1番に望む人がいる。俺はその領域には達せていない。そもそも達する必要がないと考えている。そういう人は、人の幸せが自分の幸せだと感じているから、幸せを望む欲求をそれで満たせれるんとだと思う。
もちろん他人から見ればそういう、他人の幸せを望み生きている人が美しく立派に見えるんだ。
でも、それは他者からの評価が自分の価値を出すというしがらみに取りつかれてしまっているからじゃないかな。
立派に思われなくていい。他人からの評価じゃ無くて、自分が幸せになりたい。そういう俺の心の根底にある感覚、気づくべき感覚を認識できた。
若者のいたりで、雑踏に目を向ければそこに広がっている知らない世界がある。
知らない人間には知らないけど、知ってしまえばそこにはそういう世界がありそこに生きている人がいる。
この記事を書きながらであるが、人生何があるかわからないという言葉には、「知る」という浅く容易に出来る「こと」が絡みついているように思う。そのことは重く、世界を、人を知り人生を変えてしまうことがあるのさ。
映画の最後に、こんなフレーズがあった。
人生には何度か、一生これが続けば良いと思う瞬間がある。その何度かのためだけに生きている。それで十分。
それで十分なんだ。
好きな映画に入った。
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