メキシコ&キューバにsalud!🇲🇽🇨🇺DAY5
〜金ちゃんcome here〜
4/30
6時起床。村野がエアコンの温度をあげたせいで夜中灼熱地獄だった。クーラーの温度設定30度ってイカれてんだろ。長谷川家ではあり得ない温度だが耐えてやってるだけ感謝しろよ。
昨夜、ダニーロ村野が足の薬指をダニに噛まれる。ジョージアの時と同様彼はダニに好かれる傾向。ダニ専門の油女一族。
今日はチチェンイッツァ、セノーテイクキル等のツアー。正直、海外旅行でのツアーは自由度が低くなりそうで毛嫌いしていたけど、カンクンからチチェンイッツァに行くのはツアーが一般的なよう。初めてのツアーは如何に。
外は相変わらずじめじめだけど、心地いい気温で気持ちい朝。朝は移動に充てていたから、まともな朝を初めて過ごす。
メキシコに着いて2万換金したけど何故かもう無くなりかけている。何にそんな使ったっけ。不思議だね。ツアーバス乗り場までは歩いて10分くらい。道中のATMで追加で1万円換金する。ここで古森が気づく。手数料が1万円当たり1700円取られている。テン下げ。気づかないほうが幸せなことだってあることを教えてやった。
バスの誘導員は色黒、髪バチ固め、グラサンの兄ちゃん。鬼越トマホークの金ちゃんのような雰囲気で顔はアルピーの酒井。これが、この日の主役、金ちゃんとの出会いになる。ジャパニーズ日清カップヌードルの麺を無心で噛み切っている外国人をもいるが仲間じゃなさそう。
バスに乗り込む。インキャ日本人はもちろん1番後ろの席に押し込められる。もちろんトイレの隣。すぐに用をたせられるから嬉しい。ありがとう。2個前の男女が別々のタイミングで乗り込んでくる。そして、初対面のような感じで無限に話し始める。ここに、胸熱な出会いをみさせられているよう。女性はラテン系の明るい綺麗な人。ただ暫くして女性側の薬指に光るものをみつけ、迷宮入り。後に俺らはこの人たちとお話しするけど、この人たちの関係は確定できない。
良く分かんない物産店に到着。バス乗り場の時は金ちゃんが英語使えていたのに何故かスペイン語しか話せなくなる。魔法が溶けたジジ。換金してる人がいたりするけど、何をすればいいのか。人の流れに沿って店のカウンターに座っている人に名前だけ伝える。やったことはこれぐらいで30分くらい経つ。何も分からず入り、何も分からずバスに戻る。まあいいや。
戻ると女性ガイドさんが流暢に英語とスペイン語で旅程と歴史の説明を話出す。ここで、金ちゃんはブレインではなく、ただの下っ端ということが判明。着席して少し経った時、金ちゃんcome here。サンドイッチをくれた。
まずはセノーテスイトゥン。映えスポットが中心にあるのでそこで撮るためにみんな並んでいる。途中から靴を脱げと言われて脱ぐ。人工的に作られた立ち場所で足をどろどろにして、如何にして映えようとしているかをみるのは滑稽だけど、相手をより良く撮ってあげようという思いやりの素敵さもあり。セノーテは普通に鍾乳洞としてきれい。広くて静けさがありすごい。天井の穴から光が差し込んできているけど、午前中なので写真スポットからは少しずれていた。だけど、光の線がみえていい感じ。このセノーテは泳げるから、別の観光客が数人泳いでいた。その中で光が差し込む場所でバシャバシャ泳ぐやつが発生。しっかり写真に映り込む位置。こういう配慮のできないやつは決まって社会で通用しない。ちょうどそのタイミングで写真を撮っていたカップルはアイツなんなのよぶん殴りたいわ、って言ってた。きっと。
俺らの番がきてお互い撮りあう。村野、みんな素足で泥を引っ張っているきったねえ撮影ポイントで堂々たる鎮座。360°カメラをいれて3人で撮影。ジャパニーズ菩薩と他国では追随を許さない撮影技法にオーディエンスは目を丸くしていた。
バスに戻ると金ちゃんが飲み物を元気に配っている。コーラ、オレンジ炭酸などがある中でビールを選択。気温が35度くらいあるので、美味すぎてグビ飲み。飛ぶ。一気に飲んだので頭回る。
場所を移して、マヤの儀式を体験。ガイドが英語すぎるのとマヤの儀式をする人はスペイン語なので訳がわからない。煙かけられたり、石を塩水に浸したりしている。
暑すぎてぼーっとしてたけど、塩水を草にまとわせてぶっかけられて(2滴くらい)、目が覚めた。村野は最前列にいたのでビタビタになってた。儀式の最初から最前列の中国人女性が日傘を指していて後ろの人がみえない状態になっている。俺は後ろにいたので見えづらい。こいつをみて怒の感情よりも、悲しい民族だなと。君が外国で過ごす時は国を背負っていると思いなさい、と社会人コンプラ的なことを心で呟く。暫くして閉じるけど、もう少し続けるようなら村野がエルボーアタックで潰してくれたらしい。みたかった。総じて、観光客に向けた儀式のような気がして冷めていたので俺はツアーは向いていないのかも。
その後、民芸品やカカオなどのお土産屋に留まる時間を約1時間とられる。普通に値段高いし、俺らのpoorレベルを侮りすぎている。他のファミリーたちも飽きているけど中々次の移動の指示が来ない。ツアーはこういう無駄な時間があるのが嫌だね、と灼熱の中話す。しかし、顧客の状態を素早く察知して金ちゃんが移動の号令をかけ、助けてくれる。金ちゃんやるじゃん。
お土産タイムが終わり、昼飯。メキシコ料理のビュッフェ。
沢山の種類のタコスに加えて、コールスローやデザートもある。席は6人席に充てられて、相席。隣は娘2人とお母さん。隣家族は惣菜少しとスイカしか食べていない中、日本人の侍が食い暴れる。古森、村野は4タコくらい。俺に関しては6タコいった。
タコスの材料は沢山あり全部違うのを選択。俺は普通のポーク、ホウレンソウチーズ、味付け肉×2種、赤色の肉、牛すじ煮込肉。おそらくどれかがメキシコ料理のファヒータというやつ。普通のポークが1番美味かったけど、どれも美味しい。加えて、マッシュポテト、コールスロー、チュロス、ヨーグルトなどもいただく。もちろん食べ終わりは美しく和のこころを見せつける。外国人は普通に残していて、文化の違いを感じた。スイカを一口も食べずそのまま残している人もいて、齧って不味くて残すなら分かるけど理解不能で笑った。男女のダンサーがフラメンコのようなダンスを披露。ビール瓶を頭に乗せて激しく躍っていてすごかった。
盛り上がり。チップは謎にドルオンリーなので渡せず。お腹パンパースで大満足。
バスに戻ると、テキーラが配られる。5分後乾杯するよと言っていたのに村野フライング独飲。新たな男ガイドが色んな乾杯の挨拶を言っている。日本の「乾杯」が3番目だった。
続いてチチェンイッツァ。メインのピラミッド、エルカスティージョは思ってたより大迫力。
宇宙と地球の関係が明らかになっていない中、暦を小数点の単位で正確に読めているってのは理解できない。この構造物の仕組みを知れば知るほど設計した人すごいし、作った人の労力やばい。エジプトに行った古森は、高さと迫力はピラミッドの方がすごいけど、細かい作りはこっちの方がすごいかなと言っていた。
旅の歩き方の本を車内に忘れて何が何だか忘れる。だが、こもちゃんはネットで調べる。
戦士の神殿。チャック・モール像が極小で見える。昔は登れたらしいが今は禁止されている。チャックモール像に生け贄の心臓を置いていたそう。現代でら考えられないしイカれちゃってると思うけど、昔はそれが普通だったんだよなあ、と。
その後、千本柱の間を流し見。
市場跡地やスチームバスを見に行く。スチームバスは今でいうサウナらしい。絶対誰かタイムスリップして作っただろ。
続いて球戯場。勝ったチームのリーダーが首をはねられるってルールは理解できなさすぎる。
絶対チームリーダーになりたくないじゃん、と思うけど、当事者たちは誇りとさえ思っていたんだろう。異常すぎて、想像すると面白くなってくる。球戯場の壁には首から血を吹く絵が描かれていた。
その後、生贄の頭蓋骨を並べていた壁、ツォンパントリを観に行く。
この時点でバス集合まで残り10分くらい。旧イッツァを見忘れていることに気付いて急いで向かう。正直、暑すぎて行かなくても良いかなと思う村野、長谷川。せっかくなら行きたいという意志の古森。何とかこころに炎を灯して行くことにする。
道中見納めになるだろうエルカスティージョを目に焼き付ける。
旧イッツァは思いの外遠く流石に間に合わないとなり途中で断念。メインの展望台カラコルを遠目にみることはできた。
あと、高僧の墳墓もみれたので制覇とする。
エルカスティージョは迫力大って感じだけど、個人的には球戯場が良かった。玉を入れるために競っていた過去の風景への想像が広がり、心がみぞみぞした。
って感じでのんびり観光している感じだけど、気温は35度くらいの爆暑。トゥルム遺跡に行った時ペットボトル禁止だったので、バスに水を置いてきており死にかけている。旧イッツァからの戻りで飲み物を買おうとするも、観光客価格でコーラが400円弱。poorメン、バースト。
喉カラカラで結構まじめに死にそうになりながらバスに戻ると、金ちゃんが飲み物配っている。恵すぎる。あまりの気温に金ちゃんも茹でダコみたいに赤くなって、ぐったりしていて笑った。ペプシだったけど、間違いなく人生で1番うまいコーラだった。金ちゃんコーラに命を救われた。
汗だく大不快になりながらセノーテまで10分くらい移動。早く入りたい。
セノーテイクキル。所要時間は1時間とのこと。ドスオホス、スイトゥンとは違い筒抜けになっているタイプ。上からみると規模が全然違う。さっそく水着に着替え、シュノーケルを持って、ライフジャケットを借りる。1人ずつ装着までやってくれているから回転が遅い遅い。周りを見るとシュノーケラーは俺らジャップだけ。海外レディの水着はセクシー。不覚にも剃り残しを見つけてしまいワーオ。シャワーを浴びて、足早に下まで降りる。サンダル禁止なので素足。めちゃ滑りそう。蹴上的に滑ったら血だるま確定。
下から上空を見上げると孔がどでかい。高さは18mと入り口付近に書いてあったが、体感はもっと深く感じる。
人はかなりいてみんな浮いている。人々の涼み場となっている深さ40mのイクキルの底には、汗が溜まっているんだろうな。
入水。ドスオホスより冷たくなくて気持ちいい。シュノーケルを持っていったけど明らかにくすんでいるのでつけることをせず。古森が付けてたけど何も見えないと2秒で外していた。水面にはミニサメみたいな魚が沢山いた。高さ5mくらいの飛び込み台があり、お母さんらしき人が飛べそうで飛べないを繰り返していて、周りも応援しているなんとも海外らしい光景。もちろん応援に混ざるも飛べず。当たり前に俺らも飛ぶことに。古森と俺で先に行き、村野撮影。ちょうど俺らの一つ前にお母ちゃんが再チャレンジ。オーディエンスの応援が最高潮になり飛ぶことに成功。そのせいで1番飛びづらい雰囲気になって古森と笑う。思ったより高い。せーのでこもちゃんと同時跳び。
続いて村野が飛ぶターン。金ちゃんが上の方から叫び、セノーテ内でこだまする。時間をみると集合時間まで残り10分。セノーテから上がりながら古森が撮影。村野、頭から飛び込むという度胸者。ぬるっと着水していて、水飛沫も上がらずアシカみたいだった。彼は前のインド人が臭かったという感想を残し、急いで着替える。
バスに戻ると金ちゃんスプライト。最高。
バス内で金ちゃんcome here。カラフルチョコチップパンをくれる。前の子供にチョコチップをばら撒くサービス。
ここで明るいラテンガールがどこ出身なのと、話しかけてきてお話しする。ガールと悪魔ピンク帽子メンはコロンビア出身で彼女が中心地、男が郊外的な都市に住んでいるそう。彼女が結婚していること、男が彼女の住んでいる都市をばかにするくだりをみて多分兄弟と推測。女性の方は3年前に上智大学に短期留学をしていたそうで英語がお上手。明るくてフレンドリーで綺麗な人だった。
続いて魔女の街バヤドリドに着く。小休憩って感じで所要時間は20分とのこと。外に出ると綺麗な街並みが広がる。停まったところはParque Principal Francisco Cantón Rosadoという公園でそのすぐ近くにある教会Templo de San Servacioがまず大迫力。黄色の壁で囲まれていてかわいい。
その後、街をぐるりと周りる。建物は淡いカラーでカラフル。バシャバシャ写真を撮って、歩けるだけ歩く。
公園に戻ってきて中を散歩。対面になるような椅子があったり、噴水を中心に賑わっている。大人向けの広場のような感じで落ち着いた良い雰囲気だった。ここで古森が野犬に激接近しながら村野を撮っていた。
ほぼ事前情報無しだったけど、経由地でこんなにきれいな場所に巡り合えるとは。出発時間が近づき金ちゃんまた叫ぶ。乗り込んだ後、金ちゃんがチップ回りにくる。ここでこもちゃん何を思ったか10ドルを渡す。金ちゃんとはいえやり過ぎ。いい酒飲めよ。
バスで帰路に着く。コロンビア女性がネット容量がなくなりUber呼びたいからテザリングして欲しいと言われ、古森がネット貸す。Uber調べて終わりかと思いきや、しっかりインスタ開かれてて笑う。ついでにNetflixもダウンロードして、ギガバーストさせて欲しかった。
海岸沿いは高級ホテルやクラブなどが立ち並んでいて、リゾート地って感じ。俺らの宿はおわっちゃってるから夢世界。
俺らのホテル付近で下車。ネットがないからコロンビア兄妹も降りる。お母さん、弟らしきペアも一緒に降りていて話していたので多分この4人は家族なんだろうな。Uber手配まで待ってとのことで、暫く待ってあげるが、俺らも飯屋を決めていなかったので待ち時間でサーチ。待ってくれてありがとうと言われて別れる。
昼爆食いしたせいで全く腹減っていないけど、とにかくタコスとエビは受付ない体になっているので、パスタ巻いちゃう。メキシコの一食を無駄にした感じ。Restaurante-Bar. "La Fonda de la Tulum"という道路沿いの店。席は屋外で気温も夏の涼しい夜って感じで気持ちいい。トマトとエビ、ジェノベーゼ、チーズクリームの3種類をシェア。
どれも麺が10cmくらい。パン付きで炭水化物殴り。ジェノベーゼはパンチが一歩足らず、チーズクリームはくどめ。トマトパスタがなければ結構きつかった。途中から男の人が演奏を始めてくれて、さらに良い雰囲気。隣の席に女性が1人で座っていて、多分店員が口説いている。村野が店員をみて、あいつの距離近くねとの呟きを聞いて、近くの日本人男に声をかけられる。こんな所で日本語が聞こえて鳥肌たちました、と言っていた。その人はカンクンに1人で旅行しにきているそう。俺らくらいの年齢で絡みもスマートでいい奴そうだった。気がついたら1人女性が男性シンガーとセッションを始めて、どうゆうこと。完食。周りに日本人を確認して発言の自由を妨げられてしまったので席を立つ。
22時半くらい。明日空港までのバスの時刻表をみにいく。バスステーションでは今日までの日程表しかなく、24時間やってそうだったので明日の朝買いに行くことに。コーラ切れが発生して、オクソッソ(OXXOというコンビニ。正確な読み方不明)でコーラ注入。13ペソで500mlのビンコーラを買い開けてもらうも、外に持ち出しできないと言われて店内で完飲を余儀なくされる。腹パン。メキシコは歩き飲みだめなのかな。
宿まで歩くがブレイン古森が道間違えて逆方向に5分くらい歩く。勿論、村野、長谷川は何も考えず歩いており、間違ったことを責める定番の立ち回り。俺らは猪突猛進スタイルだからしょうがない。こもちゃんはなぜ間違ったかを反省しており、感銘を受ける。
宿の前で得体の知れない巨動物とすれ違う。普通にメキシコの地で0時くらいまでほっつき歩いているけど、カンクンはやば人が少ないので大丈夫そう。いつか巻き込まれそうなので引き締めないと。
宿にて革命のファンファーレを鳴らす。セカンドインパクト。ファンファーレの頻度的にメキシコの栄養全てを搾り取ってる計算。明日は海に行くだけで他は移動というのんびりDAY。村野はしっかりとじゃんけんに負けて風呂最後。
この宿で最後の眠り。カタカタというネズミの足音を子守唄にして眠りにつく。
カンクンでこのやば宿。一泊2000円。きっと、俺らの宿を見たらツアーファムも目をまん丸にするだろう。海外旅行でのツアーは初めてで毛嫌いしていたけど、周っていくうちにクルーの顔を覚えてきたり、お話ししたりでファミリー感があり、良さを知れた。もちろん自由に観光することには敵わないけど、改めて何事も経験だなと。諸々含めてしかも金ちゃん付きで2万は結構お得。
彼にはもう2度と会うことはないだろう。だけど、俺らの心の中にいつまでも居続けてくれるさ。
いつだって、どこだって、金ちゃんcome here。
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