あの頃のお弁当

俺は新宿が好きだ。

人が交差しすぎて、孤独なんてないかのようにも思わせる。

サンタ帽を被った外国人、花柄のマスクをした男、疲れた人、スノボを大刀鮫肌のように担ぐ若者、明るい人。

数十秒歩いただけで、こんな感じだ。

そんな新宿の中にいる疲れた人の1人。

久しぶりに文章を紡がずにはいられなかった。





俺はnoteを見ていた。

勤務中の移動の電車待ちで。





そこに出てきたネギ入りのだし巻き卵の作り方の記事。

これがトリガーとなって、中高の間作ってくれてた母のお弁当を思い出したんだ。


そして、無性に食べたくなっている。

いつ食べられなくなるか分からない。



今は実家まで電車で2時間の距離にいる。


でも、総合職だ。いつ転勤になるか分からない。


この会社に入る時は基本東京って言われてたのに、蓋を開けたら転勤大ありの部署だ。




ムカつくなあ。


転勤やだなあ。




とか思いつつ、他の職にうつる選択を取れない自分にも腹が立ってるところだが。







まあ何が言いたいかって、ありがとうってこと。





直接いうこともできるしそれが1番良いんだけど、いつこの感情になるか分からないし、記録に残しとかないと、と。




万が一俺が親よりも早死にしたらこの文章でもみてくれい。







お弁当作ってくれてありがとう。美味しかった。







それだけ。

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