見出し画像

【映画】愛がなんだ

「愛」って何だろう。

一般的とか普通とかを決めるのは嫌いだけど、大人ならうまくいかない恋をした事があるだろう。
今回は若者ではなく30手前の大人達が演じている。
恋や愛にはベクトルがあって当然目には見えない。
でも、感じ取ることは出来る。
他の人は知らないけど俺は出来る方だ。





今年24歳。

ぶっちゃけるとこの年になってもまともな恋愛をしたことが無い。

俺は恥ずかしくは無いけど
"一般的に、普通は"
少し恥ずかしい事なのかもしれない。

俺は好きを伝える勇気も自信もない。

こんな悩みを持ってる人を見たら
そんな人は沢山いるよとか
伝えてだめならそれはそれでいいじゃんとか
言ってくれる人は沢山いるだろう。

でもそれがなかなか出来ないから悩みであって、性格なんだよ。

このアドバイスがまったく響かないのは言っているのが気持ちを伝えられることの出来る人だからだ。
そんな簡単に出来たら悩まない。(他の人に相談したことはないけど。)


と永年拗らせかと思うけど、恋をしたことはある。



大学3年の秋好きな人が出来た。
初めてデートを誘って、3回くらい行った。
クリスマスに品川でイルミネーションを見に行った。


俺は告白しようと決めていた。

でも結果的に出来なかった。

会社とか友達とかには告白して振られたと嘘をついてる。
もしこの文を見つけて俺を特定したとしたら是非とも馬鹿にしてけなして笑ってな~。

加えてだけど、大学の一部友達には高校の初めに付き合っていた人がいたと言ったりしてる。

まあ俺の友人達よ、この話は結婚出来たら暴露しようと思ってるから安心してくれ。


俺って意外となんでも話す方だけど、恋愛話は正直になれないし、プライドもあるんだと。
情けねえしダサいことは分かってることが尚更嫌なんだよね。

恋愛に奥手のテンプレートってどこかな。


と言うのも、俺が良いなと思う人、気になる人には9割5分彼氏がいる。サークルの子、バイトの子、学部の子。みんながみんなだ。

正直バイトの子は大学中ずっと気になっていた。
でも4年とか付き合ってる彼氏がいて、ちゃんと仲良さそうだ。
分かれたら絶対思いを伝えると決めたけど、俺は学生が終わり、その子は一年後就職。今は田舎で働いている。


最初から最後まで相手から俺に恋のベクトルが向くことはなくて、俺が一方的に向けていただけだ。


大恋愛でもなんでも無く、ただの片想いしかできない情けない男がここにいる。


だがそんな自分をそれでも愛そう。(白ひげ)


経験はほぼ無いけどやっぱ恋愛は難しい。俺には。



という経験もあって、めちゃくちゃ作中の仲原の気持ちが投影された。
寂しい思いをするのは俺の方で、相手にとって俺がいなくても誰かと付き合っても寂しい思いはしない。
それが、分かってまうとつらくてなるんだ。

俺もこのテルコやナカハラのように愛に溺れてみたい。そう素直に思った。

以下、アマプラの誰かの感想で俺の感想を完璧にまとめてくれている。


ナカハラの弱さは、一般的で親しみやすい。報われない恋というのは、普通はいつか心が折れる。テルコのように盲信的に愛を突き詰めていくパワーなど到底湧き上がらない。ナカハラのスタンスは誰よりも鑑賞者に近く、そしてテルコのパワーに当てられてしまう様子を投影した存在なのだ。この作品に若葉が演じるナカハラがいたから、テルコの凄まじい愛のパワーと、狂った恋の渦が顕著に浮かび上がる。渦中でいながら、客観的な、重要な役であった。




愛ってなんなんだろう。


手に入らないから諦めたって、正直に言えば良いじゃん。




テルコの言葉が頭をめぐりながら、俺は電車でおならをした。

あなたのサポートで私のモチベーションのギアが1つ上がります。 私のトップギアを見たいと思いませんか? ふざけました。私の記事がいいと思ったらお願いします!