式根島
カタカタとパソコンを打ち、退勤して、YouTubeを見て、眠る。
そんな日常にら戻って気づく、あの日々は最高だったと。
9/1-3
今年の舞台は式根島。
参戦は5人。
コモルー、コバ、フジモ、TK村野、我。
どんなに調整しても9人のフルメンバーが揃うことはない。
暇人集団だった俺らも、すっかり社会に溶け込んじまったようだ。
昨年は荒天に恵まれすぎてて、1日たりとも日の光を拝むことさえできなかったが、今年は違う。
今までにないくらい、力(フォース)は漲っている。
出発前に発生した台風。
睨みをきかせて西に追いやる。
有給を捨て、仕事を大量に残して木曜を納めにかかる。
竹芝桟橋着。ただいま。
木曜の23時。
先週からの予報は半分雨。
今回も式根島のAdoこと、TK村野がいる。
彼は ″新時代″ を ″信じない″ で言い換えることで、曇天さえも信じない。
祈ることはせず、ただ信じないという受け身の姿勢が功を奏し、日中は全て晴れになるとはね。
まあ、俺とこいつでヨーロッパの17日間を晴らし続けたのは、巷で有名な話だ。
シベリア並みに寒い二等和室に乗り込む。
俺はいくつになっても、この船で雑魚寝してんだろうなとエモになり、眠りについた。
朝4時に途中の島に着き、爆灯りのせいでそこからはほぼ眠れなかった。
〜day1〜
式根島着。
宿んちゅが迎えに来てくれるらしいので探す。
真っピンクのTシャツを着た、お出迎えの中で1番やばそうなやつがいた。
まさかとは思いつつ、なんかそんな気もしつつでこやつだった。
荷物を積み込むが圧倒的な挙動不審さ、汗臭さで、やってしまった時の空気が流れていた。
そんな空気が流れつつ、島の空気はカラッとし、海は鬼綺麗。
島風を持ってしても臭みは車内に充満するが、期待に胸を躍らせた。待ち受けるだろう最高な3日間に。
着いてすぐに海に出かける。
大浦海水浴場。
今回は水中カメラ(訳あって無料で獲得)がある。
魚がいるいる。
筋トレの効果もあり、泳げる泳げる。
私物のシュノーケルでみんな泳ぐ。
ほとんどのやつがシュノーケル持ってるこの集団はおもろい。
フジモ、コバが岩場で足の同じ場所を傷つけたくらいで海をあがる。
パンを買い神引展望台で小腹満たしピクニック。
展望台は大天空だった。絶景絶景。
その後、昼飯を食べに行く。
このスパンで昼飯なら絶対に小腹満たす必要はなかった。
アホムーブ。
昼はニンズカフェ。
スパイスチキンカレーを注文。
今まで食べてきた中でも結構上位のおいしさだった。
が、スパイスカレーを知らないガキが2人(フジモ、TK村野)いた。
固形ルーが入っていないと不味いだの、カレーじゃ無いだの、水の味がするだの訳のわからないことをほざいていたので、殴っといた。
(実際には殴ってはいませんよ)
ここで、25の代とは思えぬムーブ。
海二つ目に突入。
石白川海水浴場。
入水。
魚がいるいる。
温泉が浜底から湧き出るところを見つけ、温まる。
ヤドカリと戯れ(ヤドカリジーク投石)そのまま温泉へ。
一気に温泉3つを巡った。
一つは激熱だったが入水。
一つは汚すぎて入水断念。
一つは地面から80度くらいのお湯が湧き出てる温泉。
触れてみたが熱湯。
隣には海があり、熱湯と海水が混ざるちょうど5人が入れるスペースで入浴。
アクティビティにステータスを全振りした温泉だったが、今までで1番楽しい温泉だった。
コバが全員での写真を巨乳レディにお願いし、集合写真。
コバがせっかくなのでと女性達の写真を撮ってあげようとするも断られる。
俺らは帰路についていたが、コバはなぜかもう一度伺っている。
最後に
「本当に大丈夫です」
と、大振られされている姿をみて、俺らは微笑まずにはいられなかった。
単なる優しさをしっかりと断られる様は面白い。
その後、夜飯まで時間があったのでバレーボールをした。
体力はほとんどない。
2時間弱バレーボールをし、最初50ラリーの目標を10に下げるも、真っ暗での10は昼間の50と言い聞かせた。
達成感はすごい。
夜飯は満席と普通に断られ、弁当買って宿で食。
コロナビールで乾杯(ワイスピファミリー乾杯)をしてゆっくり。
イトというゲームをやりながら少しお酒を飲んで就寝。
〜day2〜
5時起き。
もはや文句を言う人もいない。
釣りをしに式根島港へ。
普通にウミガメが通る。
かわいい。
俺らが狙うのは巨魚のみ。
40cmサイズのイスズミを釣り上げた。
TK村野も同じサイズを釣り上げて終了。
魚の内臓脂肪がえぐかった。
最初現れたウミガメには驚いたが、10匹弱通過していくうちに当たり前になっていた。
昼飯。
楽しいことの嗅覚に定評のある我が昼飯の名案を出す。
「山頂でピクニックやらね?」
俺は提案する時は押し切るつもりで基本やる。
もちろん意思のない人間どもだからのってくれる。
最高な奴らだ。
カップ麺とチャーシュー、卵、餃子??を買い神引展望台へ。
2リットルペットボトルを風よけにし、盛大にピクニック。
通りすがる人やテーブルを使いたそうにしている人たちに目もくれず、ラーメン、餃子を作ってしまった。
味は最高NICE。
この島で山頂餃子をしたのは初だろう。
その後、フジモはリモートワークという地獄へと向かい、他は海へ。
海に入るくらいしかやることがないが、その良さに気づいているから毎年来ている。
中の裏海水浴場に行ったが、ここが凄まじかった。
沖縄の記憶はほぼ無いが、沖縄よりも魚がいた。
イスズミ、ブダイ、ヤガラみたいなやつ、オジサン等無限にいた。
我らの優しさでフジモと明日来てやることにした。
本当は泊り海水浴場にも行きたい気持ちがあったがな。
海岸に浮いているボートで遊んだりして、陸に戻らず1時間以上は浮いていた。
だいぶちかれた。
夕日を待ちながらバレーをしたが、あいにくのcloudy。
BBQの準備にかかる。
朝釣ったイスズミも含めてパーティだ。
最高の2文字。
BBQ好きにはたまらない。
この宿も無料で機材貸してくれてありがとう。
途中風呂には入りながら、焼きそば食べながら9時半までだべった。
星がすごくて、イルカ公園まで移動して見に行くもなぜか雲がかかりはじめる。
遠くで雷の光が見え、コバがビビりすぐに帰宅。
おやすみ。
〜last day〜
言わずもがな5時起き。
実は朝強い俺でも連日の18歳ムーブのせいで諦めかけた。
しかし、奮い立たせ向かう。
コモルー以外はなんとかついてきた。
野伏港て垂らすも釣れる気配がなく、ホームの式根島港へ。
相変わらず人が1人もいない。
ここでの釣果は今までで最大のものとなる。
ちなみに、我は坊主。
なんだかんだ4時間くらい釣りして、last sea。
最後はフジモが行けてない中の裏だ。
相変わらず魚だらけ。
可愛い人が餌を投げていたので、近づいてみると魚が群れていた。
12時まで泳いで、お昼。
いつものように12時起きだと、もう19時という計算になる。
下手して14時に起きた場合は21時だ。
早起きってすごいよね。
last lunch はニンズカフェ。
人生史上最美味のオムライスを食し、スーパーでぐんぐんぐるとを買い支度をする。
最後の送迎はやはりピンクジジイだ。
この3日間でTシャツを一回も変えることはなかった。
故にピンクジョブズと呼んでいた。
この汗臭さも最後だと思うと、寂しくもあり臭くもあった。
もし、またいつかこの景色を見ることがあれば汗臭さを思い出し、きったねえ東京でも汗臭を感じればこの景色を思い出すに違いないだろう。
俺とTK村野は送迎に感謝すると、あんだけ人見知りだったジョブズが、人差し指と中指の二本を立ててあばよと言ってくれた。
(実際は無言)
ええ奴やん。
島に最後の夏を置いていき、帰りの船に乗ってしまった。
式根島、最高の思い出をありがとう。
喧騒満ちた都会に戻り、数日が経つ。
省みると輝かしい思い出のみが残っていた。
島独特の風、人のいない海、たくさんの魚そして亀。
いつまで、島に行けるのかと誰かが呟いていた。
これから色々立場も変わってくるだろう。
だがな、俺はいつまででも行ってやるよ。
こんなに素晴らしい場所に行かなくなるのなんて、人生勿体ないじゃないか。
来年はどこへ行こうかな。
end
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