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新規醸造所立ち上げよくいある注意点まとめVol.4



1.はじめに

この企画は酒税の申請を半日から30分まで減らす実績があり、50社以上の醸造所と取引がある醸造所の管理システムを作っているBest Beer Japanが全国のブルワーさんにインタビューを行い、立ち上げ時の注意点や困ったことを聞いて新規醸造所を立ち上げる方々に向けて発信しています。
福岡県福津市で醸造開始予定の合同会社ミチクサのブルワー、江藤彰洋さんにヒアリングさせていただきました。


2.インタビュー内容まとめ


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■立ち上げる時に困ったこと
①正しい情報をつかむのが難しい
②免許を取るための動きをしっかりしておく

■困ったときに何を頼ったか

■江藤彰洋さんのご経歴
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■立ち上げる時に困ったこと
①正しい情報をつかむのが難しい

・色々な醸造所を回って情報を集めることはすごく大切、ただときに醸造所ごとに言っていることや物事に関する考え方が異なる時がある
 ├これはそれぞれ条件が違う中での経験からアドバイスをしてくれてるため
 └例えばとある醸造所は税務署に早めに色々聞きに行ってしまうと突っ込まれるために早めに行かないほうがいい、と言うが一方で最初から早く税務署に行ったほうがいいという醸造家もいる
・個人的な意見だと醸造の技術などの質問は先輩醸造家に聞いたほうがいいが立ち上げに関しては早めに役場に聞きに行ったほうがいい
・醸造の話を理解していないない場合もあるが地域のことは役場が一番理解しているため
・地域の基本的な枠組みを理解した上で先輩醸造家のアドバイスを聞きに行ったほうがいい


②免許を取るための動きをしっかりしておく
・(発泡酒免許であれば)年間6キロリットルの醸造量が必要、そのための生産計画、販売計画を策定できているかどうかは重要
・資金面ももちろんだが、免許に必要な事業計画や実技研修の証明をしてくれる人に前もってしっかり相談しておく
 ├これを怠っていると免許の申請や発行が遅れ、事業計画自体もビハインドしてしまう
 └実技の証明に関しては製造技術責任者の履歴書、実技研修等の受講事績を証する書類など、客観的事実 を明確にするものが必要

■困ったときに何を頼ったか
・ネット検索、だが設備などの情報もかなり少ない。
 Best Beer Japan株式会社がまとめた記事は下記
 ・設備会社まとめ記事
 ・原材料まとめ記事
・作り方に関しては、レシピ本を参考にしている。多くの先輩も使っている
 https://honto.jp/netstore/pd-book_28451179.html
・ビールの開業に関しては先輩に聞くことが多かった
・オフフレーバーなどが発生してしまうロジックなどに関しては、日本地ビール協会の書籍


 →ロジックだてて書いてくれている

■江藤彰洋さんのご経歴
・元々はITスタートアップ育ち、雇用創出・職域の拡大に繋がるような新規事業の立ち上げ支援を長らく行っていた
・一人一人のライフステージに合わせた柔軟な選択肢があれば、人は幸せに生きていけると思っていた
・しかし、選択肢が多いことで、かえって苦しくなる人たちが一定数いることがわかってきた
・そこで、選ぶことそのものをもっとポジティブに捉えられるようになるにはどうすればいいかを考えていた
・欧米の先進国では、この辺りのことが既に学問や教育にまで落とし込まれていて、再現性があることを知った
・日本で再現するためには多様性市場の代名詞とも言える嗜好品産業の拡大が一つの鍵であるとの結論に至る
・嗜好品の中で、どのマーケットを選ぶかを考えた時に、シンプルに自分が大好きなクラフトビールに行き着いた



3.Best Beer Japan 株式会社について

Best Beer Japan株式会社は
バックオフィス業務を自動化できる醸造所管理システム
新しい販路に繋がるクラフトビールECプラットフォーム
物流コストを半分にできる樽シェアリングサービス
を運営しております。
また、100社以上の醸造所と取引があり、酒税の申請を半日から30分まで減らす実績があります。
ご興味がある場合は下記からデモのスケジュール調整ができます。
https://www.bestbeerjapan.com/#contact_anchor


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