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107 代謝性骨疾患
Metabolic Bone Disease
キーポイント● 骨粗鬆症は、骨密度の低下と微細構造の劣化によって定義される疾患で、骨強度を低下させ、骨折のリスクを高める。
● 骨粗鬆症性骨折の主な臨床的危険因子は、高齢、低体重、股関節骨折の家族歴、50歳以降に起こる骨折、グルココルチコイドの使用、介助なしで椅子から立ち上がれないことなどである。男性の骨粗鬆症の50%以上は二次的原因によるものであ
98章 ベーチェット病
Wake Forest Universityの皮膚科の先生方が記載している章になります。
キーポイント● ベーチェット病は、口腔および性器のアフタとその他の全身的特徴を特徴とする慢性多臓器疾患である。
● 病態生理学は多因子性で、環境、感染、免疫、遺伝的要因が含まれる。
● 診断は、口腔アフタ、性器アフタ、眼病変、皮膚病変を含むベーチェット病の国際基準を用いて確立される。
● 皮膚病変は病
94章 ANCA関連血管炎
94 Anti-neutrophil Cytoplasmic Antibody–Associated Vasculitisキーポイント● 抗好中球細胞質抗体(ANCA):基本的にはANCA関連血管炎(AAV)の診断に用いる、疾患活動性評価での有用性は「?」
● AAVは小型血管炎、おもな疾患は多発血管炎性肉芽腫症(GPA)・顕微鏡的多発血管炎(MPA)・多発血管炎性好酸球性肉