『基礎編:ミニマリストな服装』を本気で考察してみた。

ファッションにあまり興味の無い僕なので、服は最小限に抑えたい。
そこで、僕なりに『ミニマリストな服装』について、本気で考察してみた。
"ミニマリスト"というと、異質で避けてしまう人がいるかもしれないが、「これだけあれば着まわせる」というベースとして読んで欲しい。

下着

季節問わず、パンツと肌着、上下どっちも着る派。
そうすれば透けることが無いし、夏場に汗かいても、下着だけ変えればOK。
これも年中着たいから、ヒートテックとかは避けて普通のやつをチョイス。
また、僕は年中靴を履くので、靴下も季節を問わないものをチョイス。

持つ枚数の結論は、それぞれ4枚ずつ
運動するときを除いて、毎朝に1回ずつ変えるので、これで4日分。
洗濯している瞬間にも着ているわけだから、実際持つのは3日分だけどね。
僕の場合、3日に1回くらいは洗濯するから、これで足りる計算。
これよりも1枚少ないと足りないけど、1枚多くするのはアリ。
洗濯をサボったときにも対応できるからね。

僕が着ているのは、パンツと肌着はユニクロのエアリズムのやーつ。
どこでも手に入って、安く、なにも着ていないくらいに着心地が良い。
非の打ちどころが無いので、ずっとコレ。

靴下は、GUのやーつ。
GUのが安いというのもあるが、ユニクロのはサイズが合わない。
これは僕の足のサイズによる選択なので、合えばユニクロでもいいだろう。

下半身

下半身の服は、下着と同じで、年中を通して共通化することができる。
どんな服装にも合わせやすい、靴とボトムを揃えるだけだ。
ちなみに、靴とボトムをドレスライクでそろえておけば、ビジネスカジュアルとしても流用できる。
トップスをカジュアルにしても、全体のバランスが取れるので、個人的に下半身コーデは、ガッツリとドレスに寄せてしまっていいと思う。

靴は?

靴はいろいろと試してきたけど、僕の結論は、革靴ライクな運動靴
歩きやすいのに見た目は革靴、みたいなドレスライクの靴は意外と多い。
葬式は微妙なラインでも、結婚式までならギリいける汎用性の高さよ。
特に僕は、ビジネスカジュアルが許されてる会社勤め。
普段用と兼用するためにも、革靴ライクが都合いいんだよね。

持つ足数の結論は、2足
どうも、1足だけを履き続けると、寿命が短くなるみたい。
実際、1足だけを履いていた時は、1年ちょいで限界が来たし。
本当は、履くたびに3日くらい休めるのが理想らしいよ。
でも靴って、履かなくても3~5年で寿命が来るっぽい。
それなら、2足持ちでも3年くらいは持つから、いいかな?って感じ。

僕が履いてるのは、adidasのスタンスミスの黒。
まんま革靴な見た目なのに、靴底はフワフワで履きやすい。
ABCストアに行けば売ってるから、どこでも買える点もポイント高いね。

ボトムは?

ボトムってのは、ズボンやパンツみたいな、下半身に履くやつ。
ボトムは重ね履きしないから、1年を通して履けるデザインが大事。
やっぱりスキニーみたいな、脚のラインを綺麗に魅せるやつが良いよね。
あと、ストレッチ生地だと、運動以外では使えるからとても良き。
色は黒にしておけば、ビジネスカジュアルとして使えるから、便利。
ちなみに、靴とボトムの色を統一することで、脚が少し長く見える技も。

持つ本数の結論は、2本
1本でも不可能じゃないけど、洗濯の余裕を考えると2本。
ちなみに僕は、ボトムは何日か連続で履いていいと思う派。
下半身はそんなに汗かかないし、むしろ洗濯で色落ちする問題もあるし。
だから、旅行に行くときも、1本をファブってやりくりしてる。

僕が履いてるのは、GUのストレッチスリムチノ。
2490円で買えるのに、シルエットが綺麗でスリムに見える上質さ。
スキニーやウルトラストレッチにしないのは、運動しててモモが太いから。
その点チノパンなら、誤魔化しながらもドレスライクでいい感じ。

上半身

下半身は共通化できても、上半身はそうはいかない。
季節・気温に合わせて変えないといけないからである。
しかし、重ね着することで、ある程度は共通化できるのではないか?
季節感とかはガン無視で、共通化するために考察していこう。

夏は?

1年で、もっとも着込む枚数が少ないのは、もちろん夏。
僕は関東圏に住んでいるので、そこそこ暑い夏を過ごしている。
半袖じゃないと厳しいし、モコモコの生地をチョイスするわけにいかない。
しかし、Tシャツ1枚で出かけることを考えると、下着の透け防止や、シルエットのためにも、薄手を選ぶわけにはいかない。
共通化するためにも、しっかりめの半袖Tシャツしか、選択肢が無い。

僕が着ているのは、HanesのBEEFY-T。
コスパの良いTシャツとして有名で、通販のほか、ドンキとかに売ってる。
シルエットは綺麗だし、ガシガシ洗濯してもヨレない耐久性。
それでいて、白Tでも黒下着が透けない、絶妙なラインの肉厚さ。
お値段も1枚1000円ちょいとお手頃だし、変える必要が無いな?って感じ。

冬は?

冬は、寒くないようにMAXまで着込むので、夏とは違って選択肢が多い。
しかし、冬モードを完全体として決めないと、春・秋を決められない。
春・秋も着まわすなら、冬の服装は、大きく分けて2択になるだろう。

  • 一張羅として、ガッツリ暖かいアウターを着る。

  • 春・秋にも着られるアウターを、ダウンベストやジャケットで延命する。

前者の利点は、それさえ着てしまえば確実に暖かいこと。
弱点は、気温の変化や室内外の切り替えなど、対応力が落ちること。

後者の利点は、春・秋の選択肢が増えるので、環境への対応力が高いこと。
弱点は、ガッツリ寒い日に、防寒が足りなくなりがちなこと。

一長一短だが、最小限に抑えることを考えると、後者に軍配が上がる。
寒さ対策は、マフラーやカイロでもドーピングできる。
それよりも、微妙な気温の変化に対応できることが大きい。
また、ガッツリアウターは、洗濯できない生地がほとんど。
その点、春・秋に着るようなアウターは、意外と洗濯できる生地も多い。
こだわって選べば、クリーニングに出す手間がカットできる。
「春・秋のトップスの1つ」として、最終アウターも選んでいこう。

トップス

「トップスも上半身じゃね?」と思ったそこのアナタ!
・・・その通り!
トップスの話だけでも長くなりそうだったので、章分けさせてもらった。

冬を意識すると、ここのトップス同士で、重ね着できることが望ましい。
わかりやすいように、重ね着したときに内側に着るのをインナートップス外側に着るのをアウタートップスと、分けて呼ぶことにする。
もちろん、こんな言葉は実在しないので、他では使わないように。

アウタートップスは?

アウタートップスの選択肢は、正直いってかなり狭い。
なぜなら、一般的な冬用のアウターは、厚手のコートばかりで、とても春・秋のアウターとしては着まわせないからだ。
そんな中で、僕がおすすめするのは、以下の通り。

  • MA-1

  • コーチジャケット

  • テーラードジャケット

  • ガウンコート(ローブコート)

MA-1は、要するにカシャカシャ系のやつ。
丈はテーラードジャケットくらいだけど、カシャカシャ系というだけで、一気にアウタートップス感が出る。
合わせやすそうだが、全体の雰囲気がガラッとカジュアルになる。
ドレス・カジュアルどちらの路線にしたいか、髪型などもふくめて要検討。

コーチジャケットは、MA-1と同じく、カシャカシャ系のやつ。
しかし、MA-1と違って、ドレス寄りのコーデとしても使える。
春・秋のアウターとしても違和感ないし、なんならインナー転向もできるから、うまく着ればかなり使い勝手が良い。
あえて欠点を挙げるとすれば、MA-1もふくめてカシャカシャ系は好みが分かれるのと、洗濯はまずできないあたりか。

テーラードジャケットは、要するにスーツのジャケットを緩くしたやつ。
春・秋用に羽織ることもできるし、冬のアウタートップスとしてもいける。
問題点は、デザインと丈によっては、春・秋に着られないこと。
僕も、春・秋でもいける絶妙なラインが見つからず、断念した過去がある。
インナートップスとして、ニット系のモコモコを着るならいけそう。

ガウンコートは、コートとカーディガンの間みたいなやつ。
別名ローブコートといい、丈がかなり長いから、これも好みが分かれる。
ただ、アウタートップス感は出るし、Yラインのシルエットが作りやすい。
洗濯ができる素材もあるので、クリーニングの手間を省けるのがポイント。
問題点として、冬用のアウターにしては、いささか防寒性能が低いこと。
インナートップスやマフラーなど、別のところで防寒対策をしたい。

これらの中で、僕が実際に着ているのは、ガウンコート。
やはり、ドレスライクでシルエットが綺麗、かつ着まわしでの対応力が高いのは魅力的。
僕が丈の長いコート好き、ということもある。
コレ!ってやつに出会えていないので、現状で持ってる1着を紹介する。

nano universeの最近のやつ。
どのインナーとも合わせやすいデザイン性は、高評価。
ただし、冬のアウターにしては薄すぎることと、洗濯が非推奨なのが残念。

ガウンコートはまだしっくりきていないので、より良いものが見つかったら、都度更新していく。

インナートップスは?

インナートップスの難しい点は、モコモコだと着ぶくれして見えること。
ある程度スマートに魅せつつ、冬はインナートップスとして運用するには、絶妙なバランス感覚が必要。
インナートップスとして候補に挙がるのは、以下の通り。

  • カーディガン

  • ニット

  • パーカー

  • ダウンジャケット(ダウンベスト)

カーディガンは、今回のコーデを作る上だと、かなり微妙。
Tシャツの上に羽織るモノとしては優秀だが、防寒性能がとても低い。
1枚くらい持っておいてもいいが、服の重ね着には参加できない。

ニットは、コート系と相性がいい上に、単体で暖かい便利アイテム。
ただ、個人的には苦手。
肌に直接触れるとチクチクするし、アウター・インナーに毛が付く。
洗濯しづらい点も、個人的にはマイナスポイント。
コーディネートはしやすいので、苦手意識が無ければ有力候補か。

パーカーは、アウタートップスがなんでも合わせやすい万能アイテム。
単体でも無難に着られるので、かなり有力候補。
難しいのは、アウターとしてはオーバーサイズで着たいものの、インナーにするには着ぶくれして見えやすいこと。
生地がそこまで厚手じゃないものを選ぶと、インナーにもしやすい。

ダウンジャケットは、とにかく暖かい優秀インナー。
アウターがなんであれ、これ1枚で延命できる幅が広い。
ただこれも難しくて、アウターにするとカジュアルすぎる・インナーにすると着ぶくれして見える場合がある。
そのどちらも解決するデザインに出会えると、採用アイテムになる。
インナーで延命したいだけなら、ユニクロのウルトラライトダウンでOK。

デザイン・サイズの選択が難しいが、乗り越えればこっちのもの。
僕が着ているのは、パーカーとダウンジャケットから1枚ずつ。

パーカーは、GUのこちら。
パーカーにしてはサラっとした生地で、着やすい。
また、インナーにする上でも、着ぶくれして見えないラインの薄さ。
以前は、似たような着心地のTHE NORTH FACEのパーカーを着ていたけれど、こっちの方がオーバーサイズでアウター感が強いのと、とにかく安くて気軽に買える点から、これにしている。

ダウンジャケットは、アウトドアブランドであるSnow Peakの逸品。
アウターとしてもオシャレなダウンは貴重。
また、ダウンにしては薄目なので、インナーとしても利用しやすい。
洗濯できるダウンとしても高評価で、手放せない服ランキングのNo.1。

防寒ドーピングは?

厚手のコートや、ガッツリのダウンジャケットがないと、正直寒い。
そこで僕は、別のアイテムで防寒性能をドーピングしている。
使いやすくておすすめなドーピングアイテムは、以下の通り。

  • 貼るカイロ

  • マフラー

貼るカイロは、ピンポイント×即効性という意味で、最強クラス。
正直、お腹さえ冷やさなければってのはあるし。
問題点としては、本当に寒い日じゃないと、熱すぎちゃう可能性がある。
また、電車や店の中では、熱くて邪魔になることもしばしば。
真冬といえるような、本当に寒い日の最終兵器として使うのが吉。

マフラーは本当におすすめで、実は首に巻く以外の使い道がある。
アントニオ猪木の赤タオルみたいに首にかけて、身体の前面で重ねて広げるようにして、アウターとインナーの間に挟みこむ。
それだけでだいぶ暖かく、薄アウターでもこれで何とかなる。
実際、僕はこれで冬を乗り切ってるので、ぜひ試してみてほしい。
ZARAのマフラーが、安くて肌触りが良く、無難で良い感じ。

https://www.zara.com/jp/ja/woman-accessories-foulards-l1008.html

最後に

以上が、『ミニマリストな服装』を、本気で考察した結果だ。
最小限ながら1年中を意識していて、完成度は高いのではないだろうか。
もちろん、この案は「とにかく最小限」を基準として選んでいるし、1つ1つのアイテムには僕の好みが反映されている。
あくまでコーディネートのベースとして、参考になると嬉しい。

ちなみに僕は、本当にこのラインナップで、2回の春夏秋冬を超えている。
また、アウター以外は、どこでも手に入る安めの服に抑えているので、ファッションで出費したくない人にもおすすめだ。
アウター以外は、そのまま試してみてもいいだろう。
それくらいには、汎用性を意識して組んでいるので、お試しあれ。

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