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「愛と哀しみのボレロ」を観てきました。

名作ですが、観たことがなかった映画。

「愛と哀しみのボレロ」は、1981年製作のフランス映画。クロード・ルルーシュ監督作品。

観る前に、登場人物が非常に多く、数十年、数カ国にまたがる大作、であることだけ了解した上で、頑張って理解しようと(笑)観てきました。

自分が下手にあらすじを書くのはやめて、今回は引用で・・。

1936年、モスクワ:ダンサー志望のタチアナは、ボリスと結婚して息子を授かるが、第二次大戦で夫は戦死し…。ベルリン:ピアニストのカールは、ヒトラーから称賛されたことで生涯苦しみ続けることに…。パリ:バイオリニストのアンヌは、ユダヤ人ピアニストのシモンと結婚して息子を儲けるが、二人は強制収容所行きの列車に乗せられ…。ニューヨーク:ジャック・グレンは、ジャズ・バンドで名声を得ていた…。そして20年後、彼らの子供たちは…。

「午前十時の映画祭」HPより引用

note以外にも、いろんなブログで感想が書かれています。

昔の映画なのに、大変な人気、名作であることがわかります。

もちろん、私も堪能しました。面白かった。

3時間もある大作ですが、何度も見直す人も多いようです。私も、すぐにはいいけど、また(忘れた頃に)見直したいな。


面白かったのであえて難点を挙げると、さすがに登場人物が多過ぎる上に、思わせぶりな伏線?ぽい仕掛けがあまり回収されずそのまま進んだような?

例えば、アルジェリア戦争帰りの仲良しフランス人男グループの一人の家でのパーティーで、グループの一人が背広から財布を盗むシーンがあるのですが、あとでわかりやすく回収がなかったような??(しかも、この人物は本当に脇役なので、そもそもそういう思わせぶりなシーンが必要??)

まあ、脇役についても小さなエピソードを入れることで物語に厚みが出ている、とも言えるのですが😅

あとこれは言ってもしょうがないのですが、アメリカのジャズ楽団長グレンに扮するジェームズ・カーンがどうしても”ゴッドファーザーのソニー”にしか見えない・・。

グレンが近所の男同士の喧嘩の仲裁に入るシーンがあるのですが、ゴッドファーザーの”荒くれ長男坊”ソニーのイメージが強すぎて、絶対派手な殴り合いになるぞ・・と思って見てしまいました。実際は、グレンはソニーのような乱暴者ではないので冷静に喧嘩に割って入り、止めていました。

そういえば、映画の冒頭で役者の名前のナレーションが入るのですが、ジェームズ・カーンはフランス発音(フランス映画なので)で最後に名前が呼ばれていました。いちばんの大物だったのかな?

・・あえて難点を挙げたりもしましたが、最後、強制収容所送りとなった母と、息子が再会を果たし、バックでボレロが流れ始め、ジョルジュ・ドンの舞踏シーンが続くところは圧巻です。細かいところは理解できなくても、これが見られれば満足感が得られる映画でした。


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