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「本屋では本買わない( ; ; )」西安TSUTAYA、閉店らしい。

西安に2021年3月にオープンした蔦屋書店が、来月閉店するというニュースを見ました。

蔦屋書店、中国で最初の閉店。リアル書店の活路はどこに?」という記事。(リンクから中国語記事に飛びます。)

この書店がオープンした時のプレスリリースはこちら(↓)。


わずか三年半で閉店とは、厳しいですね。

日本の本屋さんも大変ですが、中国もリアル書店は厳しいよう。

記事では、やはりオンラインで買う消費者が増えていて、リアル書店では、立ち読みはするけど、実際の購入には結びつかないようです。

それはわかっているので、リアル書店でも、お店でしか入手できないセレクトアイテム(文具、雑貨など)で売上を確保しようとしたり、アート展示、作家のトークショー、子供向けの体験教室などを通じたライフスタイルを消費者に提案していたようです。

しかし何といっても書店の売上は、店舗スペースの大部分を占める書籍であるべき。本が売れないと、経営はかなり苦しいのだと思います。

(記事では、そもそも売れる量が違うので、出版社の入荷割引がオンライン書店に対して5〜7割なのに、リアル書店は3〜5割というのが一般的と、これもリアル書店を苦しめているようです。加えてもちろん、テナント料、人件費も掛かる。)

それでも、リアル書店では豪華な内装、奇抜な書架の配置などで、SNS映えを求める消費者にアピールしてきたものの、そういう人たちの多くは、「本を買わない」という非常に厳しい状況。

中国の口コミサイト(大衆点評網)には、チェックイン(打卡)した女の子たちの写真がたくさん上がっています。

コメントも覗いてみました。(画像下に付記しました。)

「閉店って聞いてやってきました!」


「この雰囲気には惹きつけられます、女の子なら一枚記念に撮りたくなりますね。」


SNS受けは間違いなく良かったのでしょうが、やはり、肝心の本を買ってもらえないと、厳しいですよね・・。

記事では、リアル書店も何とか活路を見つけて生き残って欲しい、と締めていました。

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