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『係恋』第3回

  疑惑の男・森村
 千春さんと面会した翌週、私は新千歳空港から昼前の便で東京へ飛んだ。最初の妻である麻美さんの実家が世田谷区経堂にあった。両親は健在らしい。まず頭をよぎったのは取材拒否だった。愛する孫を殺した千春さんを、当然憎んでいるはずだ。個人的に依頼されたライターの取材に応じてくれるだろうか。嘘をついたり、騙したりはしたくない。そうかといって正直すぎて、きれい事を並べていると収穫なしで帰ることになる。このバランスにいつも悩む。麻美さんの実家の住所は、中川さんから取材費と一緒に渡されていた。千春さんが事前に森村氏の関係者と思われる人たちの連絡先リストを作っていたのだ。その他、大学サークルの仲間、会社の友人名簿のコピーもあった。千春さんはあまりに用意周到だった。しかし、そのおかげで、すぐに取材に動くことができた。それに加えてSNSの時代だ。麻美さんの友人とは事前にアポをとることができた。昭和にバリバリの新聞記者だった沢崎社長の「若い頃は足が勝負だった」という嘆きが身にしみる。頭が下がる。
 私は慣れない電車の路線図に右往左往し、何とか経堂駅に降り立った。ようやく東京の空を見上げゆっくりと外気を吸った。あいにくの曇り空だ。空気が違う。雪がないためか、埃っぽく乾燥している。まだ二月なのに暖かい。札幌の四月くらいの気候だろう。空路で一時間程度南下しただけで、厳寒の札幌とは別世界だ。雪がないとさびしく殺風景に感じる。夢の暗示を思い出す。私は携帯の地図を片手にその住所を目指して歩いた。そして、細い袋小路の奥にある古い一軒家に突き当たった。表札に「山本」とある。間違いない。一度、深呼吸をしてから、インターホンを押した。
「はい。どちら様ですか」とドアの向こうから、年輩の女性の声がした。麻美さんの母親だと思われた。
「突然、申し訳ありません。私はフリーライターの霧島と申します。今回のお孫さんの事件について、少し、お話を伺えないでしょうか」
「少々お待ち下さい」
 少しの沈黙の後、錠を外す音がした。門前払いだけは免れたようだ。静かにドアが開くと、背の小さな六十代と思われる女性が現れた。格段、迷惑そうな表情はしていないが、当然、歓迎している風もない。その無表情な印象は能面を彷彿とさせた。
「美緒の件でしょうか」
「はい。突然、お伺いしまして申し訳ありません。私、札幌でフリーライターをしております霧島エリと申します」
 私は頭を下げ、名刺を取り出すと静かに差し出した。
「わざわざ札幌から、いらっしゃったのですか?」
「はい。先ほど着いたばかりです」
「ここではなんですから、どうぞ、お入り下さい」
 山本夫人は容易に私を家へ招き入れた。都会の人とは思えないほどの警戒心のなさだった。それとも人目を気にしたのだろうか。私はリビングへ通されると土産を差し出した。
「札幌で買ってきたお菓子ですが、よろしければ、どうぞ」
「ご丁寧にありがとうございます。いただきます」
 夫人は目の前で包みを開け、菓子を二つ取り出すと、サイドボードの上に飾ってあった写真の前に置いた。そこには二十代の女性と胸に抱かれた小さな赤ちゃんが映っていた。
「これが娘の麻美と次女の奈緒です」
 私は麻美さんの顔を記憶しようと凝視した。中川さんの言うとおり、小柄で地味な感じの女性だった。表情の乏しさが、目の前の母親と似ている気がした。
「この度の美緒ちゃんのことは、ショックだったと思います。お悔やみ申し上げます」
「実のところ、まだぴんときていないんです。孫とはもう五年近く会っていないもので」
「そうなんですか?」
「はい。麻美が亡くなった時から、すでに森村家の人間として距離を置いていました」
「森村さんが再婚されたからですか?」
「確かにそれもあります。娘は不幸な結果になってしまいましたが、残された森村さんには、これからの人生があると思いました。そのためには、亡くなった前妻の親が、ちょろちょろと出入りするのも、何かと支障になるでしょうから」
「お孫さんに会いたいと思いませんでしたか」
「娘が亡くなった時に、吹っ切れていました」
 私には、それが妙な言い回しに聞こえた。何が吹っ切れたのだろう。森村氏が麻美さんの支えになってくれなかったという憎しみが、心のどこかにあるのだろうか。森村氏との間には、見えない確執があるように感じた。現に、麻美さんと次女の奈緒ちゃんの遺影はあるのに、美緒ちゃんのものはない。事件からは、すでに一ヶ月が経っている。五年間、ずっと会っていないからという単純なものではないような気がした。
 夫人は毅然とした表情のままで続けた。
「だから、美緒の葬儀にはいきませんでした。後からお花代を送りました」
「そうでしたか……その後、森村氏とはお話される機会はありましたか?」
「いいえ。向こうから香典返しと手紙が届いただけです。今さら電話では話しずらいと思いますし、私も内心、手紙でほっとしているところがありました」
 やはり、山本夫人は、森村氏を遠ざけているような印象を受けた。
「立ち入ったことを伺いますが、麻美さんは、次女の奈緒ちゃんの死に対してショックを受けられて、自殺されたとお聞きしたのですが」
「はい、その通りです。次女の奈緒の転落事故が起きた時、私もその場にいました。産後の肥立ちがよくなくて、私は手伝いに通っていましたから」
 山本夫人は、その時の衝撃がよみがえったのか、ぶるっと身震いした。顔がみるみる青ざめていくのがわかった。
「お辛いことを思い出させてしまったようで、すみません」
「いいえ」
 これ以上、何を聞けばいいのだろう。これ以上の真実などあるのだろうか。千春さんの事件へとつながる始まりは全く見えない。追い詰めているようで心苦しい。
「最後にお伺いしたいのですが、美緒ちゃんを殺した犯人である千春さんを、当然、憎んでいらっしゃいますよね」
「どうなんでしょう。遠い世界で起きた出来事のようで、ぴんとこないんです」
 何とも不思議だった。麻美さんと奈緒ちゃんの話になると、悲しみ青ざめる山本夫人が、美緒ちゃんの話になると無表情になる。ぴんとこないと繰り返す。五年という空白の時間が、ここまで血のつながりを薄めてしまうものなのだろうか。
「千春さんに、何か言いたいことはありますか」
「千春さんも犠牲者だったのだろうと思います。だから、生きてくださいと言いたいです」
 娘に先立たれた母親のとても重い言葉だった。そして、また「犠牲者」というキーワードが飛び出した。山本夫人は娘の麻美さんをも「犠牲者」だと思っているということだ。そうだとすると、千春さんは、やはり「三人目の犠牲者」なのだろうか。それは、当然、森村氏に対する「犠牲者」であるに違いない。中川さんの話によれば、森村氏は温厚な人柄で、相当な人格者だ。しかし、次々と犠牲者を生んでいる張本人であるとすれば、何か裏の顔があるのかもしれない。一方で、山本夫人は、麻美さんの自殺の原因が、森村氏だとは一言も言っていない。反対に、麻美さんが、森村氏のことを母親に打ち明けていたとも限らない。親にだから言えないことがある。親だからこそ察することがある。考え出したら切りがない。私はここで取材を終えることにした。突然の訪問を受けてもらえただけでも有り難かった。
「この度は、突然に伺いまして、申し訳ありませんでした。ありがとうございました」
「いいえ。先日、ニュースで雪まつりの映像を見ました。札幌はまだお寒いのでしょう」
「はい。氷点下の日が続いています。まだ、しばらくは一面の雪景色です」
「美緒も子供らしく、スキーや雪遊びなどをすることがあったのでしょうかねぇ」
 山本夫人は、窓から遠くを見やり、はじめて美緒ちゃんのことを自ら口にした。
 その夜、私は麻美さんの親友で結婚式のスピーチをしたという大島友紀さんと会うことになっていた。彼女は森村氏と麻美さんが所属した大学のサークル仲間だった。六時に渋谷で会うことになっていたが、それまでには、まだ二時間ほどあった。私は宿泊先である光輝のマンションへ、一旦荷物を置くために向かった。岩本町駅から五分程度歩いたところに、その十階建ての細長いマンションがあった。あらかじめ聞いていた暗証番号でメールボックスを開けると、約束通りにスペアキーが入っていた。私は502号室へ向かった。
 光輝の部屋は殺風景なワンルームだった。玄関を入ってすぐにトイレと浴室があり、反対側に一畳程度のキッチン、突き当たりに十畳くらいの部屋があった。中央にベッドが存在感たっぷりに置いてあり、その右側にパソコンデスクとオーディオラック。目につくものはそれくらいだった。生活の中心が眠りと思わせるような部屋だった。私はベッドに腰掛けると、すぐに我慢できずに大の字になった。大都会の東京はとても疲れる。偏頭痛が治まらない。電子回路のように張り巡らされた電車に乗るだけでお手上げだ。何度も乗り継ぎ駅で一旦改札を出て入るという失態を繰り返した。光輝に言ったら笑うだろう。無性に光輝の笑顔を見たいと思った。正月に札幌で会って以来だから一ヶ月半ぶりだ。ここにいる間くらいは夕飯を作って待っていたいと思う。でも、鍋やフライパンはあるのだろうか。そんなことを考えていると、疲れからか、うとうとと居眠りをしてしまった。光輝の匂いは、取材というプレッシャーや焦りから、私を解放した。
     *          *          *
 森村は今週もまた遥香と会っていた。車の中から、ただ海を見つめていた。
「遥香の子供って、男の子?」
「ええ」
 彼は複雑な思いを抱きながら、うつむく遥香の気持ちを察した。女性はこの肉体ひとつで女と母親を両方しなければならないのだ。男とは次元が違う。それなのに、この世の中に女を殴る男がいることが信じられない。そんな彼女がかわいそうで、愛おしくて、最大限の敬意を表し頭を引き寄せた。その思いやりの気持ちは遥香に十分すぎるほど伝わった。彼女はまた会えてうれしいと言いながら、しきりに泣いた。
「ジュンは皆の憧れだった。そんな憧れの人が、私を選んでくれた。愛してくれた。本当に夢のような日々だった……」
 遥香はそう言うと、遠すぎる思い出に溺れ、また静かに涙をこぼした。森村は彼女の涙に扇情されながらも複雑だった。遥香にとって自分は憧れのままなのだ。今は仕事すらも失った哀れな男でしかないのに。彼は遥香のまぶたに口づけた。
「はじめての時のこと覚えてる?」
「うん。中三の夏休み」
「夏期講習の後だったよね。家族が留守だからって、遥香の家に上がり込んだ。ぎこちなく抱き合ったけど要領が悪くて、かっこ悪かったね……」
「私、うれしかった」
「だから、時を経ても、またこうして自然なのかな」
「ええ」
 それなのに、どうして遥香と別れなければならなかったのか。彼女は清楚で美しく、とても穏やかで、まさに理想の女性だった。確かに別々の高校に進学し、自然と会う機会は減っていた。しかし、そんなことが別れの原因になるはずがなかった。理由は他にある。それはあまりに明確だった。
 レイが現れたからだ。
 森村は罪悪感から遥香を遠ざけた。全てはあの日に始まった。十七歳の夏だった。

  否定しない女・麻美
 私は光輝の部屋で三十分程度眠り目が覚めた。偏頭痛は治まっていた。ゆっくりと体を起こすと、とたんに焦りを感じた。直接取材ができるのは、今日を含め五日間だった。真相にたどり着けるのだろうか。私はまだ手掛かりすら、つかんでいなかった。
 午後五時過ぎ、時間に余裕を持って光輝のマンションを出た。これから会う大島友紀さんは専業主婦だ。今回はご主人が子供の面倒を見てくれるという事で、時間を作ってもらった。待ち合わせ場所は、渋谷センター街近くのビルにある、おしゃれな居酒屋だった。大島さんが予約をしてくれたのだが、あらかじめ取材のお礼を兼ねて、私が食事代を持つということを伝えておいた。
 そして、大島さんは時間通りに現れた。背が高く知的な印象の女性だった。
「お忙しい中、ありがとうございます」
「いいえ。久しぶりに飲みに出て息抜きしたかったんです。でも、なかなか子供を置いて出るチャンスもなくて」
「申し訳ありません。今日はストレスの発散も兼ねて、お好きなだけ飲んでください」
「それでは遠慮なく」
 大島さんはとても気さくだった。もちろん会話を録音することも快諾してくれた。ビールが運ばれてくると、ジョッキ半量を一気に飲んだ。
「今回の事件のことを聞いてびっくりしました。森村君はどこまでついていないのかなって。本当に女運が悪いというか」
「女運ですか?」
「はい。何か麻美を筆頭に、変な女にばかり好かれるというか、取り憑かれているんじゃないかって、みんな陰で言ってます。今日、霧島さんにお会いしたいなと思ったのは、三番目の奥さんがどんな人だったのかを、知りたいという好奇心からです」
 まだ酔いが回っているとは思えなかったが、大島さんは正直すぎるくらい言葉を選ばなかった。私は山本夫人との話から、森村氏の裏の顔を想像しており、それを大島さんから聞けるのではないかと思っていた。しかし、大島さんの話しぶりだと、麻美さんの方に裏の顔があったように聞こえる。彼女は確かに、麻美さんを変な女と言った。
「失礼ですが、麻美さんとは親友だったんですよね」
「やはり、そういうことになっていますか。結婚式の時に友人代表を頼まれて、仕方なく引き受けたんです。他に頼める人がいないとかで。そのせいで親友みたいに思われていますけど、実際、同じサークルというだけで、ほとんど付き合いはなかったんです」
「そうだったんですか」
「何かつかみ所のない子だったんです。みんな陰では否定しない女とか言っていました」
「否定しない女、ですか?」
「はい」
 大島さんは残りのビールを一気に飲み干すと饒舌に語り出した。
      *          *          *
「麻美は決して自分のことを語りませんでした。普通は人の付き合いって、自己紹介から始まるじゃないですか。例えば、大学へ入ると、まず挨拶代わりに出身地や出身校を言いますよね。それから好きな芸能人、よく聴く音楽、趣味などを少しずつ話すようになって。それで共感すると、さらに親しくなって、家族のこと、恋愛、プライベートなことも打ち明けていくようになる。麻美って、絶対に自分がどうとか言わないんですよ。出身校とか逃げようのないものには仕方なく答えますけど、大抵はこちらからの問いに、ふふって口角だけの微妙な笑顔で返すんです。そう、投げかける質問を否定しないんです。ちょっとわかりづらいですね。例えばですけど、聞かない限りはどこに住んでいるのかも言いません。たまたまサークルの名簿を作った時、世田谷に住んでいるってわかったんですけど、それを見た先輩が「世田谷の高級住宅地か。お父さん、会社の社長じゃないのか」って、からかい半分で言ったんです。そうしたら、ふふって笑ったんです。普通違ったら否定するじゃないですか。だから、その時にみんな、「そうか、社長令嬢か」って納得したんです。私もお金持ちのお嬢様だとずっと信じていました。結婚式の経歴紹介でごく普通の会社員の娘だと知った時、私たちは唖然としました。さらに驚いたのはひとつ年上だったんです。浪人はしていないので、高校で一年留年しているか、休学しているかだと思います。友人が嫌み半分で「語学留学していたの?」って聞いたんです。そうしたら、やはり、ふふと笑って否定しません。知らない人はそれを信じるでしょうが、私たちは誰も本気にしませんでした。だって、ゼミで海外研修の話になった時、パスポートを持っていなかったのを知っていましたから。「否定しない女」って、堂々と嘘をつく女より恐ろしいんです。自分の手を汚さずに、巧妙に嘘をついている感じ。何かわかります? 嘘を言っていないから、罪悪感なし。人を小馬鹿にして見下している感じで、もやもやとして気味が悪いんです。高校時代の空白の一年だって、隠したいのなら、「語学留学じゃないけど、言いたくないの」って、はっきり口にすればいいんです。違っているのに否定しないから、みんな引いてしまうんです。聞かないと言わない。仕方なく聞くと、それを否定しない。よくわからない人でした。それなのに、なぜ友人代表のスピーチをしたか? それは森村君に頼まれたからです。彼は私たちのアイドルでしたから。いまだに謎なのは森村君がなぜ麻美と付き合うことになったかです。というか、付き合っていたのかさえ微妙なんです。だって大学で一緒にいたところを見たことがないですし、森村君は噂が出た頃から、あまりサークルに顔を見せなくなりました。さすがに森村君には面と向かって聞けないですし、麻美に聞いてもどうせ、ふふって。あの表情を思い出すと何か寒気がします。そもそも森村君には、とてもお似合いで気の合う岸田美香子という友人がいたんです。美香子は正真正銘の総合病院の令嬢でしたが、気取りがなくて、さばさばとしていて、私たち同性からも人気がありました。森村君とは美男美女カップルで、入学当初から私たちは公認していました。この二人は大学でよく一緒にいました。それがどこでどう間違えて麻美になったんだか。あっ、ごめんなさい。亡くなった人を悪く言うのってよくないですよね。でも、本当につかみどころがない人でしたから。自殺の原因も、子供を亡くしたからなのか、よくわかりません。なぜそう思うかと言うと、大学の女子セミナーの時、こんなことがあったんです。講師から「人生グラフ」という課題が出ました。自分の人生を未来予測も含めグラフに表すというものです。零歳から百歳までの横軸があって、縦軸は大まかに人生の幸せ度をMAX10で表していくんです。グラフを作り終えると、講師からこのカリキュラムの主旨が語られました。「グラフの通りに人生になるんですよ」と。教室から一斉に歓声が上がりました。そう思うことで自然と理想に近い人生を送ることができる。そう努力する。まあ一種の自己啓発、暗示なんでしょうね。ところがふと見ると、麻美は三十五歳までしかグラフを書いていないんです。聞いたら「ここで死ぬから」って真面目な顔で答えたんです。冗談に聞こえず、凍りつきました。もうすでに、森村君と噂がたっている時でした。根っからの厭世主義者なのかもしれないと思いました。だから、自殺と聞いて納得するところもありました。
 そういえば今回の事件があった時、森村君、東京に出張に来ていたじゃないですか。その時、美香子と会っているのを見た人がいるんです。だから今の奥さん、その事に嫉妬して、見せしめのために子供を殺したのかって、勘ぐっちゃいました。噂では美香子とずっと続いているらしいです。それが男女の関係なのかはわかりません。でも麻美はつかみ所がないし、二番目の奥さんもなかなか問題のある人だったみたいだし、森村君が定期的に美香子に会って回復したくなる気持ちもわかるって、みんな同情的でしたよ。あっ、知りません? 二番目の奥さん、パチンコ依存症で多額の借金していたって。再婚する時、森村君が全額肩代わりして返済したみたいです。森村君て、どうして、わざわざ問題のある女と結婚するんですかね。自ら不幸を招いている気さえします。ところで三番目の奥さんってやっぱり変わった人なんですか? 殺人を犯すんだから危ない人ですよね」

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