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若いうちに、思い切って。

僕は考えすぎると、人生について考える。

人生について考えることが悪いと言うわけではない。ただ、ひたすら考えていても仕方のないことを考えてしまう。どう生きるか、どう生きたいか、悔いのない人生とは…。20代前半でありながら、そんな途方もない疑問に大真面目に向き合ってしまう。もっと、バランスよくしたい。考える時と、そうでない時。それがまだ、コントロール不十分だ。多分、"考えないこと" がまだ少し怖いのかもしれない。


思い出す。
いつかの誕生日だったか、クリスマスプレゼントだったか。親に買ってもらったのは、お店で直感的に面白そうだと思ったゲームソフトだった。
最初は面白くて、夢中で遊んだ。でも割とすぐにやり尽くして飽きてしまった。せっかく買ってもらったのに、こんなにすぐに飽きてしまったことが申し訳なくて罪悪感を抱きながらも、心は満足してなくて、もっと遊びたいと思った。結局その後、自分で貯めたお金で別のゲームソフトを買ってしまったのだ。
それから、直感的に選ぶことに慎重になった。
よく考えてから選ぼう。子供ながらにそう思った。


でも、直感に従うことも大事なんだと今になって思う。大人になるにつれて、色んな経験をする中で考えることがどんどん増える。そうすると、何が正しくて、何が間違っているのか、自ら選択することに迷う。迷うほどに、時間ばかりが過ぎてどんどん決められなくなる。
そういう時こそ、思い切りが大事なんだと思う。
思い切りを生むのは、いつだって直感だ。思い切って決めて、もし間違っていたとしても、若さに甘えればいい。若気の至りと思って済ませてしまえばいい。今はそれでいいんだ。今しか、それは出来ないと思う。今のうちに間違っておけば、あとできっと後悔することは無い。


よく考えることも大事だけど、考えすぎるのが僕の癖だから、なるべく直感を信じて思い切ってやってみるのがいいと思うよ。そうすれば、自らの人生を悔いることはきっとないよ。

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