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【ハマ本】ちいさなひこうきのたび

調布飛行場を離陸した小型飛行機が大島空港に着陸するまでの行程を追った絵本。といっても実は地名は一切出てこない。ヒントは取材協力として新中央航空の名前が出てくること。味の素スタジアムが見える出発地が調布なのは分かりやすいが、目的地の島は手がかりがあまりない。しかし大島と当たりをつけて海岸線を見比べるときっちり再現されているのが分かる。

大島着陸のシーンでは計器類も描かれているが、これ実際のものを再現しているのだとか。たいていの絵本に必ず鳥瞰図を入れてくる作者本人が小型機の操縦ライセンスを持っているらしい。道理で。

調布以上に分かりやすいのが、新子安付近上空からみなとみらい・ベイブリッジ方面に向かうシーン。ドラマなどでみなとみらいの空撮がよく出てくるのでここが横浜というのはたぶんこの絵本の中で一番分かりやすいのではなかろうか。

ちなみにそのあとの海に出るシーンは、海岸線などと見比べると逗子葉山付近と分かる。飛行機に乗るなら必ず窓際という自分のような人におすすめ。



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