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ウサギとカメ

一緒に仕事をしている仲間が、「ウサギとカメでいうと、我々はカメだから、周りを気にせずいこう!」と言ったことがあった。その発言は数年前のことだったが、今、私の中で大きな支えとなっている。

「ウサギは何で負けたか知ってる?」と聞かれ、「油断してたからじゃないの?」と答えた。「うん、そうなんだけど、ウサギはカメを見てたの。カメはゴールを見てたの。その違いだよ。」「あー、なるほどねー。」と、当時は軽い納得感で答えたが、努力が三年、四年と経過してくると、「私たちはカメだから」のフレーズが重く、頼もしく感じる瞬間がある。

「私たちはカメでいいのだ」という言葉の裏に、「ゴールを見失うな!」という言葉が隠れている。私の横を猛スピードで通り過ぎ、ゴールして喜ぶ姿も見える。だけど、私たちのゴールはそこじゃない。私たちのゴールは、きっと私たちにしか見えないものだ。

思ったよりも長かったし、思ったよりも険しい道のりだったけど、みんなで夢見たゴールはすぐそこだ。そして、ゴールは次のスタートだ。カメは今日も一歩前へ進む。

Berry LLC


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