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Finnのうた

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#自由詩

眼鏡が傷だらけなことに気づいた朝
何やってんだわたし

歩く歩く 夜道を歩く
ひたすら歩く 風切って

出来事は
幼いあなたと別れるために
春の夜に吹く風のよう

もやもやに
もやもやを返すあなたがキライ
ほんとにズルイ
こんなに会いたい

気づいたの
わたしがうたを詠むときは
恋したときと 終わるとき

一晩中 語り明そう 青い月
ピアノの下で 抱きしめ合って