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期待しないで、期待される人になる。


「期待は超える、予想は裏切る」
この言葉を知ったのは、高校2年の夏だったか。

「予想を裏切り、期待を裏切らない」同じことだけど、このフレーズについて考え込んでしまう自分がいた。



「言葉の企画」第5回目の課題は、「自分なりのやり方で”Naverまとめ”を作る」というもの。テーマは「映画」。


今までで一番難しい課題だった。
阿部さんにいつも言われている、「自分なりに課題を咀嚼する」ということ。
いくら考えても、分からなかった。
それは、わたしが今までに見てきたNaverまとめから、有益な情報を得られた実感がなかったからでもあった。これは「そういう」メディアなんだな、と諦めている自分がいた。
もがいて、足掻いて、自分なりに調べてみた。
こんなツイートを、全体で取り上げられてちょっと恥ずかしくなったりもした。



課題を、舐めていたと思う。(そんな心持ちでは、もちろんなかったけれど…)
そう感じたのは、講義当日の朝、阿部さんからの投稿を読んだ時だった。
阿部さんのまとめは、ストーリー仕立てになっていて、ワクワクして、読み応えがあって。
同じ媒体でも、こんな風に「編集」することができるんだ…!と、講義1時間前からそわそわしていた。



「新しいことに取り組む時、壁を感じる時、それをどうしたら扉にできるか?」
と阿部さんから言われた。

実は、去年「企画メシ」に通っていた時の最初の課題で、「あなたにとって企画書とは?」という問いに「扉」と答えたことを思い出した。
ハリーポッターと不死鳥の騎士団に出てくる「必要の部屋」みたいなイメージで、必要な人の前に、必要なサイズの扉が現れるようになればいいな、という思いを込めて定義した。

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わたし、扉見つけられてなくない?
今、必要の部屋が必要なのに!



悩んで悩んで、結局わたしが作ったのは、『わたしが恋した、MUSE7選』
https://matome.naver.jp/odai/2156701181157565401

大好きな女優さんたちについて、好きになった作品とともにまとめた。


邦画を観るときは、好きな監督作品だったり、好きな俳優さんが出演しているから観る、ということが多い、というかほとんどだ。
そこで今回は、好きな女優さんたちについて、まとめることにした。
本当は、別の企画を考えていたのだけれど、提出日ギリギリになって別のサイトで似たような記事がまとめられているのを見つけてしまい、「これは練り直しだわ…」となったのだった。

今回、阿部さんからもらったフィードバックはこちら。

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・サムネイルがない(シェアされた時のことを、考えられていない)
・「わたし」って誰?
・読後感の計算をしたほうがいい

ということで、ボロボロだった。
とにかく「作る」「提出する」ことで精一杯だった。
自分のだいすきな人についてまとめているので、少なくともわたしには刺さっているのだけれど、周りの人には「わたし」がどういう人なのかが伝わらないから、伝わらないのだな…と初めて「伝わらなさ」の原因が明確になった。


これからのわたしの課題は、「読後感」
どうやって、文章を締めるか。

そして「わたし」が何者で、何に興味があって、というストーリーを共有するからこそ、人は興味を持てるということを、常日頃考えていたはずなのに、作るときに意識できていなかったのが悔しかった。

膨大な情報に触れる時、人は正直になる。
興味のあるものしか、記憶に残らない。
伝わることは、思い出せること。


いつも王道ばかり狙おうとしていた。
だけど、今度から自分だけの抜け道を探ってみたいと思う。

思い出してもらえる、企画を作れる人になりたい。
思い出してもらえる、人になりたい。


冒頭の「期待は超える、予想は裏切る」という言葉。
わたしは、期待される人になりたい。

この一年ぐらい、他人に期待して、勝手に裏切られた気持ちになって、勝手に傷つくという負のスパイラルに陥っていた。


期待しないで、期待される人になる。
これが2019年下半期の目標です。

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