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本でも読むか

急に本を読みたくなりまして。
もものかんづめは私世代だと小学生時代に読んでる人が多い。
エッセイというジャンルなんて全く気にせず、夏休みの課題図書これだったらいいなぁって思っていた。
当時は文庫本ではなくてハードカバーだったな。
中学生になってから邪魔で手放してしまったんだけども、気持ちを新たに大人になってまた読もうと。

本は全く読まないんだけど、いつから読まなくなったんだろうと思い出すと、高校生のころはよく江國香織の小説を読んでいた。
なんでやめたのかというと。
江國香織の小説はなんだか始まりも終わりもないような気がして。
本当にある誰かの人生の一部を切り取ったような話で、小さい事件や心の変化はあるんだけど読んでてドキドキわくわくするような起承転結がないなって思ったの。
それでどれか、おもしろい超展開のある小説があるんじゃないかと思って本屋に並んでいる江國香織の文庫本は全部読んで、なんとなく最後がモヤっと終って、じゃぁもう読まん、で本を読まなくなった。
当時は10代だったからおもしろさがわからなかったんだろうね。

あれから20年くらい経った今、久しぶりにネイルをして思い出した。
確かホリーガーデンとかいう話に出てくる女性がマニキュアをしてるんだけど、それを自分で見る度に自分に「大人なんだから」って言い聞かせる。
そのときに江國香織って実はすごいんじゃね??って思い出して、本はやっぱり読んどけって思いが湧いて。
ただ、本屋でさらっとページをめくったとき、あぁこれは今の私にはムズいなってなって、懐かしの「もものかんづめ」に落ち着きました。


アニメを見ない子供だったので「ちびまる子ちゃん」の話やキャラは実はよく知らんのです。
国民的アニメをあまり見ないで育ったので、やれ声優が変わっただの放送時間が変わっただの、知らんがなで終わるのですが、そんな私でもたどり着いた「もものかんづめ」は相当のベストセラーに違いない。

読むの楽しみ。

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