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手放してみてわかったこと

最近の私のテーマは「手放す」なのですが、これって周りも成長するし、自分も変わるんですね。

先日、軽い風邪をひいたのですが、良い機会なので普段やっていたことを3つ手放してみました。


手放し1つ目…ごはん作りを任せる

風邪の症状は軽かったけれど、これは体からの「休め」のサインと捉えて素直に従うことに。

「おかーさんはちょっと寝るので、夜ごはんはオムライスお願いね」と娘に言い残して昼寝した。

我が家のオムライスは、炊飯器にミックスベジとハムとスープの素を投入して炊いて、フライパンで作った卵焼きを乗せるだけの簡単なもの。

とはいえ、まだ娘は一人で作ったことはなかったし、事前に炊飯器セットするのは忘れるだろうなと思っていた。

で、夕方に「炊飯器かけてね」と声をかけたら、「もうセットしたよ」と。

夜ごはんの時間には、おいしいオムライスができていて、ケチャップでかわいい顔も描いてあった。

娘ちゃん、頼りになるな〜、成長したな〜。

自分がいないとちゃんとできないんじゃないか……なんて先回りの不安は、ただの親のエゴなのかもと思い知った出来事。

娘がやる気になった時に、一人でやらせてみる(=こちらの手を放す)というタイミングも大事なんでしょうね。

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(Photo by Louis Hansel on Unsplash)

手放し2つ目…お弁当作りを休む

毎朝、子どもたちのお弁当を作るために1時間早く起きるのだけど、風邪の時はそれも休んだ。

ちょうど学校側と保護者の間でも、お弁当作りの負担を減らしていこうという流れになっていたところ。

じゃあ、遠慮なく……と、お昼ごはんはコンビニで好きなものを買って持っていってもらうことにした。

子どもたちはsushi rollを選んで持っていったのだけど、とても美味しくて、クラスのお友達からも「いいな〜」と羨望の眼差しで見られたそう。

たまにはこういうランチもスペシャル感があって楽しいよね。

なるべく栄養バランスが整った美味しいお弁当を作ってあげたいけれど、正直、毎日はきつい。サボる日もほしい。これが本音じゃないだろうか。

だから、時にはお弁当作りから解放される日があったっていい。

今まではお弁当作りを休むことすら自分に許可できていなかったけれど、それを「許可できた」というのが自分の中で一つの自信になる。

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手放し3つ目…公園の付き添いを任せる

翌日には風邪は治ったのだけど、学校の送り迎えは夫が行くというのでお言葉に甘えてみた。

放課後、子どもたちは公園で遊ぶのが日課で、その間、ママ(時々パパ)たちはおしゃべりしながら待っているんだけど、メルボルンは秋から冬へと向かう時期。

身を切るような南風が冷たくて、つらいのです。

でも、その日はお迎え後の公園遊びも夫が付き添ってくれたので、私は家でのんびりマンガ三昧。(夫はパソコンを持っていき、公園で仕事した)

この公園遊びの付き添いは、もっと夫にもやってもらいたいと常々思っていたこと。

公園遊びが毎日1時間半〜2時間半で、それが週に4〜5日。毎週約6〜10時間もの時間を公園で過ごしている。

子どもと一緒に遊ぶというより見守るだけなので、その時間はママ同士の交流時間でそれも楽しいのだけど、何か他にも有益なことができるんじゃないかと思わないでもない。

時には何かを学んだり、仕事したり、そういう時間に当てられたらいいのに……と思っていたところ。

私にばかりその負担をかけさせてしまうことに夫も疑問を感じていたようだったので、これを機にその役割をお願いしたのでした。

彼にとっても、パソコンを持っていけば仕事できるし気分転換にもなるということがわかったし、子どもと関わる時間が増えてよかったと思う。

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(Photo by Mike Benna on Unsplash)

3つ手放してみて感じたこと

3つの手放しをしてみて意外だったのは、手放したほうが得るものが大きいということ。

どれもやってみたら結果オーライだったし、家族も協力的だし、任せることで家族もできることの幅が広がるから成長する。

これって、マネージメントと共通するかも。

でも、自分でやらなきゃいけないというよくわからない責任感が手放しを拒むということも、よくわかった。

だいたいなんでも自分でがんばっちゃう癖がついているので、心はまず「自分でなんとかしよう」とする。

「オムライスなんて簡単だから、娘にやらせなくても自分でできる」

「ちょっと早起きすれば、サンドイッチくらい作れる」

「風邪はほとんど治ったから、送り迎えくらい行ける」

そんながんばり体質な考えが頭をよぎって、はたと気づいた。

なんでそんなにがんばる必要があるの?体調悪いのに?

いや、体調良くても、だよ。

一人で抱え込む必要はなくて、もっと人やサービスを頼っていい。

誰も損しないし、むしろ良い結果が生まれる。

それなのに、自分ががんばってしまうと「自分だけが損した気持ち」になっちゃうんだよね。だからむしろマイナス。

そんなことに気づいて、自分の無用な「がんばり癖」こそ手放していこうと思った。

もっとズボラ主婦になって、「これ、お願いね♡ありがとう♡」とどんどん振っていける人になろうっと。


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