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届け!マッドな願書!マックス!

まぁ、あれだ。
明日が出願締切日だった。

キャーーーーーーッ!

そういう日曜日の午後。

仕事帰りに
電話で
事務から連絡があった。

「バミュ先生
調べてっていうから
ネット見てみたら
締切明日ですよ。
ちなみに
消印ではなく必着です」

相棒のV8インターセプターを
急ブレーキで反転させ
仕事場へ戻る。

帰りかけてた日曜出勤の事務を引き留めて
「あとで焼肉おごるから
頼む!手伝って!」

必要書類をプリントアウトしてもらって
書いていく。

どうやら願書の前の書類選考だということもわかった。
今更!

今回のこの書類で経歴をスクリーニングしたあと
正式な願書を提出するに値するかどうか
品定めされるのだろう。

ていうか、
この時点で
「値しない」かんじ
なのは承知した。
けれども
やるだけのことはやろう。


事務人間2号
「先生、郵便局やってないかも。
東京までいきます?
あ、東京もコロナ以降閉まるのが早くなってる」

「どこかやってない?
県庁の方は?」

「やってるかも。でもこっちも閉まるの早いです」

書類を封筒に詰めて
封をして
中身のチェックは
何度もできなかったけど
これでダメなら
全部ダメ。

やるだけのことはやって
V8インターセプターで
本局へ向かう。
ニトロ使いたかったけど
捕まったら時間切れだから
安全運転だ。

高速も使ったのに
降りたところで大渋滞だった。

絶望感。


だったが

郵便局閉店15分前に飛び込んだ!

窓口は空いていて
おねえさんに
「明日の午前中、間に合いますか!?」


おねいさんは半笑いで
「明日…。願書ですか?」

「はい」

「間に合うと思いますよ」

今年4月の郵便局業務改善後になったらきっと
間に合わなかっただろうな。

希望を託した簡易書留速達のレシート

帰りラーメン食べた。

翌日ネットで
願書は無事に大学に届いたことがわかった。

一つ目の奇跡だった。

そしてつづく

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