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勉強ひとやすみのステーキ

仕事の後
単語集200/3800なんとか終了したので
先はまだまだ長く
挫折する可能性は依然として高いとしても
ノルマ達成したのでホッとした。

そこで
本日の夕飯は
私が
腕によりをかけて作ることにした。

家族の大声援を背中に受けて
キッチンに立つ。

まぁ
肉を焼くだけなんですけど。

肉を焼くときは
いつも私の出番である。

以前、うっかり
「ステーキはできる」と口走ってしまったばかりに
私の仕事が決定した。

昭和男
いまなら絶対結婚できない。

肉は
通販で購入した真空パック物を凍らせて保存してあったが
すみやかに
水から解凍した。

毎回、肉を食べ終わってからガーリックライスができあがっていたので
今回は
趣向を変えてガーリックライスから作ることにした。

ニンニクを3ピースほどミジン切りにする。

これがまたへたくそだが
気にしないでもらいたい。

三合のご飯をおもむろに
フライパンにぶちまけた。

本来は肉汁の脂を使いたいところだが、バターを少々。

木のヘラでほぐしながら…
あ!ニンニクを先に入れるべきだったか。
まあいいや。

こういう感じで
昭和の料理は進む。

味付けは
醤油を大胆に目分量で。
ザブザブと。

更にバターも大幅に加える。

ていうか
ニンニクとバターとしょうゆの入ったメシが
不味いわけなかろう。

誰でもできて、失敗は少ない。

ガーリックライスを一旦火からおろし
肉!

3枚の
肉を
熱くした別のフライパンに。
脂は必要なし。

ジュッジュッジュー!

みるみる肉汁が染み出してくる。

ガーリックライスの味が濃いので
肉は薄味にするのが
昭和風である。
(ヒント: 血圧)

裏返してみると
良い焼け具合だ。

強火で短い時間が良い。

ここで
かつて酒を飲んでいた頃の余り物
「響」を投入。
ここから読み始めた人からみたら随分贅沢だよ。
(そういう人はいません)

ウイスキーの
芳醇な香りがキッチンに充満する。

「くさい、くさい」子供が騒ぐ。

やかましい!
味は最高だから黙らっしゃい!

ほんの少し塩胡椒を振った。

盛り付けもトングでドサっと。

そして、
あらかじめ別にしておいた
肉の端の微塵切りと3枚の肉からでた肉汁を
ガーリックライスに混ぜこんだ。

サラダと味噌汁は作ってもらった。
(結局昭和である)

飯テロ

ハッキリいわせてもらうが
素晴らしい。

鉄板焼きの店で食うステーキと同じくらい旨いが
値段はその何分の一かである。

家族にもおだててもらえて
自己満足も甚だしい。


とろけるようである。

たまたま焼き加減が抜群である。
毎回
この完成度に差があるところが
昭和である。(しつこい)

ガーリックライス。
三合では少なかったか。
子供が食べ切ってしまう勢いだ。

おやつ用に多めに作ろうと思ったのだが
これ以上は
私のガラスの腕が悲鳴をあげてしまう。

おいしかった。

また頑張ろう。

ご馳走様でした、世界。

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