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【徹底理解】ブランディングスキル~WEEK8~


みなさんこんにちは。ごんぴーです。

今日は、ブランディングスキルを学んだので共有していきます。

この記事から分かること

・ブランディングスキルを理解できる
・ブランディングの威力を理解できる 

では、早速行きましょう!

Aを売りたければ、Aは売るな。

例えば、1回1000円の美容師と1回1万円の美容師がいます。美容師の商品は髪を切ることですが、なぜこんなに値段に差があるのでしょうか?

それがブランディングの差です。

ほんとにそうなの?と思ってしまいますよね(笑)

では、想像してみてください。

1回1000円の美容師は、とにかくスピードと安さがウリです。
回転率を上げるため、無駄を一切省いてスピードを重視しています。

一方で、渋谷の人気美容師は一回1万円。イケメンで女子から人気のカリスマ美容師です。

お客さんはこういいます。「イケメンな上に、話もすごくしやすいんです!私の大好きな香水を来店ごとに用意してくださってくれて、オーダーメイドのサービスをしてくれるんです。」

1人目の美容師は、髪を切ることが商品です。

カリスマ美容師は、話を聞いてくれる、一人一人の好みに合わせたオーダーメイドなサービスがウリになっています。

なぜ、髪を切ることを商品としていると価格は上がらないのか?

それは、髪を切る商品自体は市場に出回り、希少性はないからです。

逆に、イケメンで、話が聞き上手で、オーダーメイドの香水をサービスしてくれる美容師は希少性がとても高いです。

このようにブランディングは希少性を高めることができ、付加価値をつけることができます。

ブランディングとは何か?

そうはいってもまずブランディングってなんだろう?ってところからです。

ネットで定義やら、なんやらたくさん載っていますが、どれもわかりにくい。

そんな定義覚えなくていいです(笑)
おばあちゃんでもわかるように一言でモヤモヤ晴らします。

ブランディングとは「相手から好きと言われること」です。

解説するためにマーケティング、アドバタイジング、PR、ブランディングで比較してみました。

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マーケティングとは、誰かに好きということです。
好きな人に向かって自分の見せ方を工夫したりして相手から好きになってもらう事ですよね。

アドバタイジングとは、不特定多数の人に好きですって伝えることです。
駅ナカの広告や選挙ポスターとかが当てはまりますね。

PRとは、第三者からあなたのことが好きみたいよ。と伝えること。
これはクラスの女子が、「A子ちゃんが、あなたのこと好きらしいよ!A子ちゃんは優しいし、かわいいし、絶対お似合いだよ!」って感じですよね。

ブランディングとは、相手から好きですと言われることです。ぽっちゃりしていて鼻毛やひげを生やしているよりも、それらを剃って細マッチョになれば相手から好きですと言われる確率高まりますよね。それがブランディングです。

どんなに、いいアドバタイズやPR、マーケティングができていても、鼻毛やひげが生い茂っている人を好きになりませんよね(笑)

相手から好きですと言われるのですからブランディングはしっかり学んでいきたいものです。

ブランディングがないとどうなる?

「ブランディングについてはわかったけど、それってホントに大事なの?」って思っている方へ。

ブランディングはとても大事です。

なぜなら、ブランディングがないと負のスパイラルにはまってしまうからです。

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ブランディングがないとまず、価格勝負を始めます。
例えば、A店は1個100円のトマトを販売していて、B店は同じトマトを1個90円で販売していました。すると、お客さんは安い方を選ぶので価格競争が始まります。

一定まで下げると、それ以上価格を下げたら赤字になる点が来きます。

すると、サービス競争が始まります。
トマト1個買ったらミニトマト1つプレゼント!みたいな感じです

しかし、ここにも限界が来ます。ミニトマトをプレゼントしていたらミニトマトを作るコストがかさばっていきます。これが自社コストです。

自社コストが上がれば、利益率は低下し、コスト削減などが行われるようになる。

するとPR削減(広告費)を行い、シェア率も低下していく。

これが続くと事業は続かなそうなことは、容易に想像できるでしょう。

4つのブランディング

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・コーポレートブランディング
・プロダクトブランディング
・マーケティングブランディング
・セールスブランディング

コーポレートブランディング

コーポレートブランディングとは、企業ブランディングを構築することで、企業価値をあげることを言います。

ここでのポイントは○○だけど○○ではないと明言することが大事なんだとか。

皆さんGoogle ってなんの会社かわかるでしょうか?

彼らは、自社のことをテクノロジー企業といっています。

しかし、彼らの収益の90%は広告費です。
広告会社ですよね(笑)

しかし、広告会社としてしまえば、ほかの広告会社とも比べられてしまいます。

Googleはこのコーポレートブランディングにおいて、
「広告会社なんだけど、広告会社ではない」を実現しているのです。


プロダクトブランディング

プロダクトブランディングとは価格、材料、パッケージなど何を売るかのブランディングです。

ここでは重要な価格設定についてお話します。

ここで一番重要なのは、いくら売り上げたか?より、いくら残したか?が重要になってきます。

どういうことかというと、売上ー販管費=利益の最大化です。

例をあげます。皆さんも考えてみてください。

現状:シャングリラホテルでカフェラテの販売を試みています。
数値事実:100人対象のデプス調査の結果500円であれば、100人中100人がカフェラテを頼む。
数値事実:1500円は全員高すぎて買わないという結果
数値事実:1杯のカフェラテを提供する人件費、仕入れ原価を含めて300円かかる。

Q.シャングリラホテルはいくらでこのカフェラテを売るべきでしょう?


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500円が多かったから500円で売るのではなく、上記の図のように考えていきます。

500円なら100人買い、1500円ならだれも買わない。それなら、その間を考えていくのです。

次に、売上と販管費を求め、引いて利益を求めます。すると下の図のようになります。

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〇100人に500円のカフェラテを売ると、
売上=100人×500円=50,000円
販管費=300円×100杯=30,000円
利益=20,000円

〇75人に750円で売ると、
売上=56,250円
販管費=22,500円
利益=33,750円

〇50人に1000円で売ると、
売上=50,000円
販管費=15,000円
利益=35,000円

〇25人に1250円で売ると、
売上=31,250円
販管費=7,500円
利益=23,750円

どれが一番利益が残っているでしょう??

なんと、1000円で売ったときですよね!

とは言え、普通カフェラテを1000円では買いません。だからこそ、ただカフェラテを売ってはいけません。

ここにどんな付加価値をつけるかを考えるのが一番重要ですね。

付加価値には3つの視点があります。
・空間・・・おしゃれ、落ち着く
・商品・・・特産品、A5ランク
・サービス・・・目の前で肉を焼いてくれるなど、、

この中で、一番取り組みやすくておすすめなのが、
サービス

これを僕なりに考えてみました。

スタッフが目の前でコーヒー豆を挽き、挽きたてのコーヒーを作り、目の前でコーヒーの香りを楽しんでもらいます。
その後、用意していたフォームドミルクを入れてカフェラテを提供するものです。

どうでしょう?視覚、嗅覚を楽しませるサービスでここでしか味わえない雰囲気を提供するのです。

カフェラテを売りたいのなら、カフェラテを売ってはいけません。付加価値を売らないとですね!


マーケティングブランディング

1杯500円のコーヒーと1杯100円のマクドナルドコーヒーがあります。なのに、なぜ私たちは500円のスタバのコーヒーを買うのでしょうか?

ビジネス的な視点から見ると、フランチャイズか直営店なのかの違いです。

フランチャイズのオーナーはいかに儲けをあげるかを考えます。マクドナルドではハンバーガーの価格などは一律ですよね。

この状況で儲けるには、回転率を上げることです。回転率を上げるために、席数を増やし、一人に与えられるスペースを縮小します。(特に都会のマクドナルドはそう)

これに対してスタバは直営店で営業しています。
なので、席数や儲けファーストではなく、お客様ファーストでゆったりしていただくことをファーストにしています。

この一杯のコーヒーでくつろいでもらう空間を私たちは買っているのです。

コーヒーだけを飲むのなら、マックでもセブンでもいいのです。だからこそ、コーヒーを売るのではなく、ゆったりした空間を売っているスターバックスは500円でコーヒーが売れるのです。


セールスブランディング

最後はセールスブランディングです。
ここでもAを売りたいならAを売ってはいけない。

ピアノで有名なYAMAHAを考えてみます。
ピアノはとても高価で、手を出しづらいイメージですよね。

そこでYAMAHAはピアノに触れてもらう機会を増やすことを考えたのです。それが、YAMAHA音楽教室。

調理器具を買ってもらうために、ABCクッキングスタジオがあるわけです。

これらの施策のメリットは、お客さんの囲い込みができる上に、商品の認知や使用感も伝えられることでしょう。

普段からYAMAHA音楽教室でピアノを習っている子は、自然とYAMAHAのピアノを求めるでしょうし、ABCクッキングスタジオの生徒は、そこで知った便利な調理器具を買いたくなるでしょう。

Amazoも単なるECサイトの提供ではなく、アマゾンプライムと称して、ショッピング時の優遇以外にも、動画見放題のサービスや音楽のサービスを提供しています。

これらの圧倒的なサービスで、ユーザーを獲得し、ついでにプライムのメリットもあるからアマゾンで買い物をするという流れを生んでいます。


まとめ

・Aを売りたいのならAを売るな
・ブランディングがなければ、価格競争の負のスパイラルに陥る
・市場価格を上回る付加価値を考えよ

長々といろんなことを話しましたが、
私なりの解釈でブランディングスキルを一言でまとめると

「AをA以上の価格で売るためのスキル」

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いかがでしたか?

僕はブランディングって結構奥が深くて面白いなって感じました。

是非このアイディアを活用してみてください!!

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