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迎えた投票日。そして入院。

既に知って頂いている方も、初めましての方も、こんばんは。異邦人と申します。

本日は謂わずもがな統一地方選挙の投票日であり、民主主義の基礎である地方自治においても更に最も重要な一日となっていますが、そんな日に私の体は悲鳴をあげてしまいました。タイトルからもお察し頂けると思います。

全ては、今朝方5時頃に耐え難い腹痛に叩き起された時から始まります。呻き声を上げながら何とか起きた私は、その痛みが臍部周辺から右上腹部に掛けての範囲に渡っているのを感じ、血の気が引く思いがしました。

というのも、情けない話ですが私は昨年6月に大好きなお酒の飲み過ぎが祟って「急性膵炎」という、ザックリ言えば膵臓が炎症を起こして自己消化してしまう、良く言われる「膵臓は沈黙の臓器」という触れ込みが嘘っぱちのように感じる程の痛みがする恐ろしい病気になってしまい、10日間程入院した経験があるからです。

(以下は急性膵炎になった時の私のブログ記事です。良ければ参考にどうぞ)


話は戻りまして、その症状というのが、先に述べたような症状と見事なまでに符合していた訳です。もう痛みと精神的ダメージのダブルパンチです。

しかし、同時におかしいと思いました。というのも、流石に急性膵炎でもがき苦しんでからというもの、お酒は年数回の何かしら特別な日の食事を除いて、月に数回飲むか飲まないかにまで抑えていましたし、飲んでも1回純アルコール20g程度(500㎖のビール1本分)※程度に控えておりましたので、残す膵炎の原因と言えば胆石と脂質の多すぎる食事ぐらいです。他にも膵炎の原因というのはありますが、ここでは余り関係がないので割愛します。ごめんなさい。

(※所謂適正飲酒量)

そして、まず胆石は無いだろうと勝手に決めつけた上で、残る原因は脂質の過剰摂取です。しかし、直近で食べた脂質の多い食事と言えば、強いて言うなら一昨日の昼に食べたバーガーキングのダブルワッパーチーズジュニアぐらいで、何なら昨晩寝る前に食べたのは脂身の少ない豚肉で作った生姜焼きだったので全く心当たりがありません。

そんな風に、痛みを紛らわすように素人の無駄な思考を張り巡らせて、意味の無い自己診断を試みているうちにも、痛みはコッチの都合など斟酌してはくれません。今は月末も近く特に今月は大きな支払いが重なり、金欠状態なので入院は避けたいと葛藤しつつ、やはり健康にはかえられないので取り敢えず「#7119」に電話。

そこで症状を伝えてプロの判断を仰いだ所、案の定「救急車」案件と相成ってしまったので、即座に救急車を呼んで以前急性膵炎でお世話になった病院に搬送されました。

そしてERに運び込まれ、前回が前回なので医師に「お酒飲んだりしてないよね?」と当然のように疑われつつ、死にそうな声で嫌疑を否認しながら各種検査に移行しました。

まず受けた血液検査では、炎症の程度を示すCRP値※は見事に7と基準値を逸脱。ちなみに急性膵炎の際は「13」を超える数値で、それよりは低かったものの、この時点で絶望感に陥り勝手に「急性膵炎」をクロ判定した私は、もう諦めの境地に入りつつ引き続きCTやレントゲン、エコー検査と引き回された挙句、いよいよ「判決」の時を待つ身となりました。

(※基準値は限りなくゼロ)

そして、激しい痛みに悶えつつも「急性膵炎って言われる…」という恐怖感に駆られながらベッドで待機していた私に対して、やってきた医師が口にしたのは「急性虫垂炎※だね~」でした。

(※俗に言う「盲腸」)

その瞬間、何を思ったかは正直余り覚えていませんが、医師が「急性」という単語を口にした時に固まったのは確かです。しかし、今回は「急性〇〇炎」違いで良かったです(全然良くないですが)。それより人が猛烈に痛がっているのに拍子抜けする軽さで診断を下されて笑いそうになりました。

その後は、やはり前回同様「緊急入院になります」と宣告され、入院手続きを済ませて可能な限り各所に連絡を入れ、事前に伝えていた友人には「どうせ膵炎だと思ってたわ笑」などと言われ、またしても入院生活が始まってしまいました。

取り敢えず、病気の状態はと言いますと、最悪の事態である虫垂の破裂などの事態までには至っておらず、炎症の程度としては軽いそうですが暫く点滴で様子を見て、悪化するようなら手術も有りうると言われました。ぼっちちゃんばりに「アッハイ」と返事してしまいましたが、手術とかになったら普通に嫌なんですけど…

それはさておき、医師によれば虫垂炎は時間が経てば経つほど悪化するので、痛みは強くなっても良くはならないそうです。最終的には虫垂が破裂して、お腹全体がダメになってしまうそうなので、本当に怖い病気です。皆さんも、みぞおち周辺に痛みを感じたら即座に病院にかかってください。

それから、先に述べたように急性膵炎についても症状が似ておりますので、普段から一日20g以上のアルコールを摂取している方は勿論、たまたま付き合いなので多めにお酒を飲んでしまった方で、飲酒後数時間後に痛みを感じるようでしたら危険ですので病院コースです。自力ではどうにもなりません。膵臓が溶けます。

…と、ひとしきり書きたいことは書いたので、続きを書く気力が生まれたらまた書こうと思います。ちなみに今分かっているのは、私はこれから数日間「絶食」という事実です。泣きそうです。


★おわりに★
この記事は一応「有料記事」の体裁を取っていますが、内容は事実上全てお見みせしています。支払いが千枚漬け並に重なっている所へ入院で凄まじい打撃なので、買って頂けたら飛んで喜びます。

後、冒頭に触れた選挙の話ですが、私の場合に限れば今回は入院2日前に統一地方選挙の期日前投票を済ませていたので事なきを得ました。ちなみに、選挙期間中に入院していても、都道府県が指定する施設であれば不在者投票が可能なのですが、やり取りが全て郵送なので私のように当日に入院が被ると事実上投票出来ません。同じ選挙権なのにおかしな話ですね。

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