見出し画像

THE YELLOW MONKEY 30th Anniversary DOME TOUR OSAKA

中学3年の時に活動休止して、高3の時に復活しないまま解散した。高校の時のイエモンに心酔していた友人が言っていたセリフだ。だからこの時期だけは忘れない。解散前最後のシングル「プライマル。」は私たちにとっても本当に卒業ソングになってしまった。

THE YELLOW MONKEYを知ったのは小学生の時だったか。「楽園」が流行っていた頃だ。中学高校と成長して行く中で、イエモンの怪しい派手さと複雑な世界観、真逆のようなスッと刺してくるようなシンプルさを備えた曲。どんどん好きになった。

そんなTHE YELLOW MONKEYさんを生で見れる日がくるなんて。復活して嬉しかったけど、なんだか行けなかったイエモンのライブ。すごく格好良かったです。

30周年ということで、復活してからの曲も昔からの曲もたくさん演奏してくれました。格好良かった。とにかく格好良かった。演奏はもちろんだけど、セットのモニターの使い方がすごかった。分割の仕方やサイズが曲によってどんどん変わる。今のステージの映像や過去の映像が混ざり合って今がいつだか解らなくなる。イエモンにはギラギラ華やかな演出が本当に似合う。

ライブはすごく楽しくてかっこ良くて本当に見に行って良かった。1つ気になったのはMCがずっとちゃんとした良いことを言っていた。ロビン(吉井さん)が30周年の感謝とかどんな時の曲だとか丁寧にちゃんと語っていた。聞きながらグッと来る瞬間がたくさんあったけど、同時に貴方そんなタイプじゃなくないですか?って思った。失礼だけどしっちゃかめっちゃかなユルユルのMCしてる方が面白いし格好いいよ。なんだ、DVDだか放送用だかのカメラが入っていたからだろうか。

ただ、やっぱり昔の曲はとにかく盛り上がる。復活してからの曲も盛り上がるが、やっぱり昔から何度も演奏されてきた曲の異常な盛り上がりがすごい。1曲目のRomantist Taste。アリーナ席もスタンドも、お客さんが一斉に同じ動きをした時は本当に感動した。愛されてるなぁと思ったし、そのノリを何度も何度も重ねて来たライブの中で、メンバーとファンで作って来たんだなぁと思うと感動する。

よそのバンドの話でしかもソースをちゃんと出せなくて申し訳ないが、BUMP OF CHICKENの藤原さんが言っていた話を思い出した。

自分たちも成長してすごく良い曲ができるけど、何度もやってきたレベル21の初期の歌はすごい。

言葉とか言い回しも全然違うと思うけど(レベル21は完全にこんな感じだったという雰囲気です、すみません。)、何かのインタビューでこんな事を言っていた。初期の歌は確かガラスのブルースだ。すごく人気の曲でも何度も演ってきた曲も凄いんだ的な意味だったと思う。すみません、本当にうろ覚えで違うかも。でもすごく心に残っている話。そしてこの記憶が、イエモンのライブを見てすごく腑に落ちた。なんとなく意味は解ってたつもりだったが、本当にお腹の中にストンと落ちて理解できてこういうことか、と納得した。

再結成してからの曲もすごくカッコ良いんです。ALRIGHT、DANDAN、天道虫も全部良いんです格好良いんです。でも、SUCK OF LIFEや悲しきASIAN BOYを聞くと涙が出そうになるくらい格好良くて震えるんです。大きいステージが似合う人だなぁと、震えながらうっとりするんです。格好良かった。

最近の曲ではDANDANが可愛くて良い曲だなぁと思うから、数年後もライブでずっと聞かせて欲しい。どんどんレベルが上がっていくDANDANを見たい。勝手な願いだけどイエモンにはずっとギラギラしてて欲しい。そして見ている私達を心酔させて欲しい。ネオンがあんなに似合うおじさん達はなかなかいない。

見に行けて良かった。

このドームツアー、ラストの東京公演がまだ残っています。チケットもまだ販売中みたいなので、行ける方は是非。めっちゃ格好良かったです。


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

頂いたお金を使った暁には、noteで何に使わせていただいたかご報告しますね!