暗い部屋で目を瞑って聞きたい曲

中村一義さんの名前を知ったのはいつだったか。

詳しい時期は覚えてないけど、

中学生か高校生の時には名前を知っていた。

良い曲を作る有名な人。

音楽好きな人はみんな知ってる

詳しい人が選ぶ凄いミュージシャンというイメージ。

でもなんとなく踏み込むタイミングがなくて

ちゃんと曲を聞いたのは随分と後だった。

専門学校に通っていたときに

梅田のHEP FIVEに入っていた服屋さんで

流れている曲に心を奪われた。

服を選ぶよりも流れている曲を

聞き逃さないことに心を持っていかれた。

勇気を出してお店の人にBGMについて聞くと

その日はお休みのスタッフの人が

選んだということで曲名は解らなかった。

仕方なく流れてくる歌詞を聞き取ってメモをした。

帰り道で検索をして見つけた。

調べて中村一義さんのバンドだと知る。

これが有名な中村一義さんか…。

そう思い、アルバムをレンタルした。

聞く曲すべてがキラキラしていて

好きだなー、と思った。

何年経ってもふとした瞬間に聞きたくなる。

何かボーッと考え事をしたいときに

よく分からない不安が頭にあるときに

寝る前に暗い部屋のなかで横になって聞く。

キラキラした曲と淡々としたリズム。

MVの影響かな、夜のイメージ。

暗い中で光がチカチカしている

宇宙かな。

安心感とかじゃない

ドキドキして心拍数が上がる気がする。

でも不思議と落ち着いてくる気もする。

不思議。

最近は心がザワザワしていたから

聞き直してみた。

やっぱり好きだなぁ、と思った。

何かしたい、何かしなきゃって思う。

少しだけ本を読んで寝よう。

久しぶりに中村一義さんを聞き直す日々になりそう。