2022.10.31

  • 目の前だけ見て、イギリスは減税で失敗と考えてはダメ

  • イギリスが抱えていた問題二つ

    • EU離脱

    • 最近のウクライナの情勢

EU離脱とウクライナの影響によって、需要はそのまんまだけど、供給が不足するために価格が上がってしまうので、供給曲線が上に上がる

供給曲線が上に上がった

そして、このことから実質GDPとインフレ率が上がるのがわかる

前図よりGDPが下がり、インフレ率が上がっている

これがスタグフレーションの状態で、この状態から改善するためには供給曲線を元に戻すしかない。ということはEUに戻るとか、ウクライナの情勢が元に戻る、という話になる。ただ、EUに戻る話はもう無いので他の経済圏を探す必要がある。それがTPPになる。

トラスさんがとったやり方

これだとインフレ率がさらに上がってきつい。マクロ経済的には間違い。
では増税すべきだったのか?

増税した場合はインフレ率もGDPも両方下がってしまう

なので増税も減税もできない状況だった。TPP加入や貿易相手を増やす方法をとるしかなかった。

高橋洋一氏が経済アドバイスする立場だったとしてもきつい状況だった。

日本はイギリスとは状況が違っていて、コストはそこまで上がっていなくて需要が下がっている状態なので、政策は考えやすい。

日経が「減税はダメ、増税すべき」と言っているのは完全に間違い。

参考

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