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人生が変わる予感

あっという間に8月が終わった。

転職活動を本気でやり始めてから2ヶ月、
ついに第一志望の企業から内定をいただきました。
10月から新しい場所で、新しい生活が始まります。

これまで派遣社員だったけど、5年ぶりの正社員。
特に何かが変わるわけではないと思うけど、
これまでよりも福利厚生が充実していて社風も私にマッチしていて
何よりずっと興味のあった業界でのお仕事なのですでにワクワクしています。

ここ1ヶ月は仕事から帰ってきてからも必ず1時間はSPIの参考書を開くようにしていたし、休みの日にカフェにこもって勉強をしたり
通勤中に面接の対策を読んだりしていた。
ずっと心が休まらなかった。
そんな私を見て職場の人はずっと心配してくれていた。

内定の連絡は仕事中に来て、家に帰ってからメールを開こうと思っていたんだけど
気になって仕事に集中できなかったので職場のトイレで見た。
「内定いただきました!」と報告すると、みんな自分のことのように喜んでくれた。本当に良かった。てか落ちてたらどうするつもりだったんだ私。

働きながらの転職活動は想像していたよりもずっとキツくて
最終面接が終わってからも毎日ソワソワしていたけど
やれることはやったし大丈夫、と自分に言い聞かせていた。
両親も、地元の友達もみんな喜んでくれた。
本当によくやったよ私、お疲れ様。頑張って良かったね。

仕事の退職日も決まり、あとは引っ越しが待っている。
東京から福岡への大移動です。
ついに8年住んだ東京を出ることになる。まだ実感がないけど。

好きな人とは8月に入ってからまた一気に距離が縮まった。
仕事が辛くてたくさん弱音を吐いてしまっていたけど
いつも「君なら大丈夫だよ」と言ってくれていた。
本当に彼のおかげで8月は乗り越えられた。

電話をしていると楽しくてあっという間に時間が過ぎていく。
この前はお互い絵を描いたり字を書いて写真を送り合った。
私の名前の漢字を「むずいな…」と言いながら紙にたくさん書いていた。
付き合っている時は彼がどんな字を書くのか知らなかったから
綺麗でびっくりした。おまけに絵も上手だった。

その日はなんとなく電話を切りたくなくて
「全然眠くない!」と言い張っていたけど気づいたら寝落ちしてしまった。
朝起きるとまだ電話がつながっていて、枕元のスマホから
「おはよ〜」と眠たそうな声が聞こえてきた。
起きる時間が一緒なのでお互いのアラーム音が重なりまくって
朝から騒がしかったけど、切らないでいてくれたことが嬉しかった。
「〇〇(私)が寝たのを確認してから俺も寝た」と言ってた。優しいね。
その日は「行ってきます」「行ってらっしゃい」と言い合って仕事に向かった。
好きな人が書く私の名前、寝落ち電話、ずっとドキドキしていて
全然仕事にならなかった、ごめんなさい。

転職活動をしていることは彼には言っていなくて、内定をもらってから報告した。
「まじ?」「すごいやん!頑張ったね、おめでとう!!」と言ってくれた。
家近くなるね、車で遊びにいくから広い家にしてね、とも言われた。

好きじゃなかったら寝落ち電話しようなんて思わないよって友達に言われたけど
彼はどんな気持ちなんだろうね。
核心をつく言葉をお互いに言わないし、今の距離感がちょうどいいとも思うけど
新しい生活が落ち着いたら何か変わるかなと期待しているところもある。
うまくいきますように。


仕事のミーティングで私が退職することが発表されてから
いろんな人が飲みやランチに誘ってくれて、プライベートの話も
たくさん話せるようになった。
今の職場は歳が近い人が多くてみんないい人で、目標にしたい大人にも出会えた。
私は本当に恵まれていると思う。

この前は仲良くしてくれている先輩がうな重ランチをご馳走してくれた。
先輩は3500円ぐらいするひつまぶしをパクパク食べながら、
「〇〇(私)はえらい、人のことを絶対悪く言わないし誰に対しても優しい。いなくなるのが本当に寂しい」と言ってくれた。すごく嬉しくて、お酒が入っていたら間違いなく泣いていたと思う。

その先輩とはアニメや映画の話をし始めると止まらないし
私の恋バナも「浮かれすぎだろ!」と笑いながらいつも聞いてくれていた。
人のことを絶対否定しないし、感情を態度に出さないのでいつも穏やかで
一緒に仕事したくなるような人だった。私もこんな人になりたいな。


この転職が自分の人生を大きく変えてくれる予感がする。
自分で選択して自分で切り開いた人生シーズン2の始まり。
新しい仕事、新しい場所、たくさんの出会いがあるだろうし本当に楽しみです。
東京で私に出会ってくれた全ての人にお礼を言いにいきたいぐらい。
あと少しの東京生活、後悔が残らないように過ごしたいと思います。

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。
おやすみなさい


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