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人と一緒にコンテンツを磨く、パネルディスカッションの段取り(DevRel/Japan CONFERENCE 2021)

この記事は DevRel Advent Calendar 2021 17日目の記事です。DevRel/Japan CONFERENCE 2021に「クラウドユーザーグループに聞く、コミュニティを盛り上げる秘訣」のテーマでモデレーターとして登壇しました。その準備段階で、パネラーの皆さんとDeveloper Relations(デベロッパーリレーションズ)の考え方をベースにコンテンツを検討、磨いていった段取りを書きたいと思います。パネルディスカッションを盛り上げるための前準備としてお役に立てると幸いです。

パネルディスカッションの概要

パネルディスカッションのテーマは、「クラウドユーザーグループに聞く、コミュニティを盛り上げる秘訣」です。クラウドユーザーグループを立ち上げの初期段階から牽引してこられたお3方とのパネルディスカッション。それぞれのコミュニティ名とハッシュタグは以下のような感じです。
GCPUG(GCP) 吉積さん #gcpug
JAWS-UG(AWS) 渥美さん #jawsug
BMXUG(IBM Cloud) 江澤さん #bmxug
モデレーターがワタシという4人でした。コミュニティを盛り上げる取り組みを伺いました。

事前の準備ディスカッションでテーマをブラッシュアップ

2週間前に登壇者4人に加えてセッションオーガナイザーの近藤さんの含めメンバー5人で集まって打ち合わせをしました。近藤さんが検討した大枠のテーマをベースに、5人でわいわいディスカッションしてテーマを練り上げていく過程は心地よかったです。視聴者に持ち帰ってもらえるものは何か、一緒にコンテンツを磨いていきました。運営してきたクラウドユーザーコミュニティの経験を元に、共通点や違いを話していくうちにテーマの骨格、共通点が見つかってきました。初対面が多いにも関わらず、それぞれが積極的に発言、「皆さんのコミュニティではどう対策していますか?」「あー、なるほど、それ分かりますね」「ウチはこうやってます」と小気味よく意見交換してきました。
ディスカッションで出てきた情報を以下のような図で整理すると一気に解像度が上がってきました。

パネルディスカッションのテーマの骨格

「クラウドユーザーグループ」というのが当初のお題でしたが、ディスカッションを経て、最終的に「コミュニティを盛り上げる秘訣」となりました。パネルディスカッションで質問していく3つのテーマの絞り込みも固めていくことができました。

テーマ1  コロナ禍でコミュニティ運営はどう変わったか
テーマ2 新しい参加者・運営メンバーを増やす工夫
テーマ3 参加者に楽しんでもらえるように工夫している点

ここまで来るとテーマに沿って話を展開しながらサブテーマを振っていく流れが見えてきたので、本番に向けての準備がととのってきました。

登場ポンチ絵で本番の見た目を前もって確認

登壇者がディスカッションするオンラインツールとしてStream Yardが準備されていたので、これに慣れるのも事前打ち合わせの目的の1つでした。登壇者4人がどのように登場していくか、画面の遷移やオペレーションの流れはどうなるのかも気になるところです。ひと目で分かるようまとめたのが以下のポンチ絵・イメージ図はこちらです。

カンファレンス本番の登場シーンの流れ

一緒に登壇するメンバーもそれぞれがリモート参加のため、どのタイミングでどう変わるのか不安だったので、この図を見て安心との声が上がりました。ファシリテーターとしての役割の1つが果たせたかなぁと思いました。

ということで、無事に本番を迎えることができました。
https://devrel.tokyo/japan-2021/sessions/cloud-ug/

「人と一緒にコンテンツを磨くこと」の必要性を、パネルディスカッションの準備段階に体験することができました。良い登壇コンテンツをお届けするには、前もってメンバー間でディスカッションをしてみることをオススメします。

パネルディスカッションのモデレーターというお役を頂戴しありがとうございました。オーガナイザーの近藤さん、DevRel/Japan CONFERENCE 2021運営メンバーの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

それではDevRelアドベントカレンダー2021の17日目を締めにしたいと思います。ありがとうございました。


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