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【回顧】My AKG Live 2008 -2/2-

サーフツアーの前にあげようと書いてましたが、相次ぐ体調不良で延びに延び、FEVERの初日すら終わってしまった…。

セトリ予想、もう少しじっくりやりたかったなあと…。

ただ、今思っても、今回のサーフツアーはもうパワーポップゴリゴリな感じで来そうな予感はする…。


えー、気を取り直して。以下の文章は、FEVER公演の1週間前に書いたものとして読んでください…。


では。

さて、4回目です。書いてると、「その年のアジカンのライブを振り返る」みたいにも見えなくもないですが、あくまで自分が行ったライブを振り返るという趣旨になっております。

そして気がつくと、2023年のサーフツアーまであと1週間。
初日のFEVERは勿論当たりませんでした。今年はチケット運があまりよろしくいない。基準が明確にないものによろしくないというのもなんですが…。
2008年に最初の「サーフ ブンガク カマクラ」出たときは、当時のツアータイトルにタイトル名が冠されてなかったので、ちょうど今回2008年の記事を書いてるので、『Tour 2023「サーフ ブンガク カマクラ」』って表記がどこか時代を超越してるかのようにも感じて最高です…。

そのうち、サーフツアーのセトリ予想なんかもしてみたいですね。
やってほしい曲の列挙とかになりそう…。


では。今回は2008年に行ったライブ全2本の2本目について書いていきます


【7】Tour 酔杯 2008 ~THE FINAL~ (全7箇所8公演)
▶︎2008.11.25 札幌 Zepp Sapporo

このツアーが発表されたとき、確か、同時に来年のホールツアーである『Tour 2009「ワールド ワールド ワールド」』の開催も発表されて、一気にツアー2つ発表解禁という状況に、当時の自分はとても興奮、ただただ興奮していたなあ。
というかツアーが終わった翌月にまたツアーって今考えても恐ろしいスケジューリング。しかもこの両ツアー選曲等の内容もガラリと異なるわけで…。

当時の特設ページ


東名阪はアリーナ会場、仙台・札幌・福岡はZeppで開催、Zepp公演にはオープニングアクトとして「avengers in sci-fi」が出演。また、ツアー1か月前には新宿LOFT公演が追加公演として発表された。この新宿LOFT公演の何曲かは「映像作品集5巻 ~Live archives 2008~」にも収録されていますね。

そしてツアータイトル。当時は明かされていなかったですが、ゴッチ曰く、酔杯のサブタイトルは映画にもなったドラマ「あぶない刑事」のサブタイトルを用いてるとのことで。そんなこと知らずの自分、そして周りでは、「~THE FINAL~」なんてつくものだから、酔杯最後!?なんて噂もたったわけで…。

そしてこの回顧録には毎回当時の自分のチケット画像を載せてるんですが、今回だけは敢えて自慢させてください…。

人生初の整理番号1番。


はい、届いて中身を見て手が震えたのを今でも覚えております。

人生初の「整理番号1番」が大好きなバンドでっていうのが最高すぎました。ライブ当日、ド平日、学校の授業なんかロクに手につかず、脳内では「藤沢ルーザー」がエンドレスリピート状態。学校からZeppまで結構な距離があったので爆速で帰宅し、準備。18時前にしっかりZeppにも到着し、いざ入場。前に誰もいないという不思議さ、変な優越感、妙な緊張感、色々な気持ちが生まれ、変に勝手に気疲れ。

そして最前列でメンバーを目の当たりにできることに感無量の当時の高校2年生の自分は、スタートまでの1時間、柵にもたれかかりしっかり寝てました…爆。

定刻、30分ほどのavengers in sci-fiの演奏を終え、転換。

そして暗転した場内に、当時お馴染みのTHE STONE ROSESの「Driving South」が流れ、イントロのバンドが合わさるところで、暗いステージ後方の黒幕に「ASIAN KUNG-FU GENERATION」の文字が大きく投影され、メンバーが登場。こういうシンプルな演出がめちゃくちゃかっこいい。

そして当時最新シングルの『藤沢ルーザー』からライブはスタート。

では、ここでこの日のセットリスト。

1 藤沢ルーザー
2 遥か彼方
3 羅針盤
4 Hold me tight
5 フラッシュバック
6 未来の破片
7 サイレン
8 無限グライダー
9 ループ&ループ
10 君の街まで
11 ブラックアウト
12 ブルートレイン
13 月光
14 サイエンスフィクション
15 惑星
16 転がる岩、君に朝が降る
17 或る街の群青
                                    Encore
18 腰越クライベイビー
19 稲村ケ崎ジェーン
20 アフターダーク
21 君という花
EncoreⅡ
22 Re:Re:
23 アンダースタンド

ツアーが始まる2週間にアルバム「サーフ ブンガク カマクラ」がリリースされた中のこの選曲。当時、「サーフ〜」めちゃくちゃ聴き込んで行ったので若干の拍子抜けみたいな所はありましたが、これはこれですごい選曲。

ちなみにアリーナ公演はワンマン公演ということで、ライブハウス公演より本編が2~3曲多いです。
参考までに、アリーナ公演初日、2008年12月7日の愛知・日本ガイシホール公演のセットリストを下に載せときます。

2008年12月7日  愛知 日本ガイシホール
1 藤沢ルーザー
2 遥か彼方
3 羅針盤
4 Hold me tight
5 フラッシュバック
6 未来の破片
7 サイレン
8 リライト
9 ループ&ループ
10 君の街まで
11 海岸通り
12 ブラックアウト
13 ブルートレイン
14 月光
15 サイエンスフィクション
16 No.9
17 惑星
18 転がる岩、君に朝が降る
19 或る街の群青
Encore
20 江ノ島エスカー
21 七里ヶ浜スカイウォーク
22 Re:Re:
23 君という花
EncoreⅡ
24 アンダースタンド
25 タイトロープ

話を札幌公演に戻します。


この日のMCで今回の本編のセットリストについて、ゴッチから説明があった。それは、「今のアジカンが解散ライブをしたら」というコンセプトになっているのだという。なるほどである。アルバムツアーと異なり、自由なコンセプトで演れる酔杯ツアー。「~THE FINAL~」というサブタイトルをつけたゆえに、このようなコンセプトにしてみた、という。

今になり後々振り返って思うのは、当時ここに「センスレス」が入ってないのが少し驚きである。仮に2023年にこのコンセプトで組んだとしたら間違いなくメンバーは入れてるだろうなあと。恐らくですが…。
ちなみに2023年に入り、「センスレス」9月現在で1回も演奏されていないの地味に衝撃である。

セットリストを振り返ると、「崩壊アンプリファー」→「君繋ファイブエム」→「ソルファ」→「ファンクラブ」→「ワールド ワールド ワールド」とライブの進行と時系列が並行して展開されていくような流れに。

というわけで2曲目から『遥か彼方』が来てしまうわけです。先日、渋谷CLUB QUATTOROでのテルスター企画やRUSH BALLで1曲目に『遥か彼方』を演奏してて思わず「おお!」と。海外公演では必ず演奏される所謂「定番曲」も、国内においては、聴けたらラッキー位に…。そして『羅針盤』、『Hold me tight』までノンストップ。

このあとに更に『フラッシュバック』~『未来の破片』が控えているのも展開の勢いの強さが凄まじい。そして『未来の破片』から『サイレン』に雪崩れ込むのはもはや芸術。

また、この頃から自分の中で「ブラックアウト・ブルートレインセット説」という説が自分の中でありまして…。というのも、この2曲、どっちかがというよりもセットで2曲とも演奏されることが多いなあと。この2008年以降も頻繁に訪れます。他に思ってる人いないですかね…。

最初なんの曲かまるでわからなかった『サイエンスフィクション』。音源では喜多さんのギターと山田さんのベース両方から始まるイントロも、この日は『月光』終わり、山田さんのベースオンリーから曲に入ったので、ゴッチが歌いだすまで気づかなかった。

『サイエンスフィクション』、Tour 2018「BONES & YAMS」でも披露されてますが、確か同じ入りだったはず…。

そして、『転がる岩、君に朝が降る』で終わると見せかけての『或る街の群青』で本編は終了。そういえば、春の「ワールド ワールド ワールド」のツアーではアルバム収録ながら演奏されていなかった1曲。
この曲で本編終わるっていうのが想像つかなくて、当時ちょっと驚きだった。

で、アンコールでステージに4人戻ります。

「先日またアルバムが出たんですが、そのアルバムの曲は次のツアーで全曲たっぷりとやります。なので今日は少しだけ。」

そんなゴッチのMCから、まずアンコール最初の2曲は、当時リリースされたばかりの「サーフ ブンガク カマクラ」から日替わりで2曲。札幌では『腰越クライベイビー』と『稲村ケ崎ジェーン』の2曲。

そして『稲村ケ崎ジェーン』が終わり、そのまま伊地知さんのドラムから『アフターダーク』に突入。そして『君という花』でアンコール終了。

と思いきや、鳴りやまない手拍子にまさかのダブルアンコール突入。

2回目のアンコールは、『Re:Re:』と『アンダースタンド』という選曲で、まだこんなに盛り上がるのかと。最前ゆえにモッシュの圧がそれはそれはもう…笑。

終わって時計を見れば、22時をまわっていて、大興奮の3時間でした。


ついでに、オープニングゲストのavengers in sci-fiのセットリストも載せておきます。

《avengers in sci-fi》
1 Homosapiens Experience (Save Our Rock Episode.1)
2 Beats For Jealous Pluto
3 Starmine Sister
4 avenger strikes back
5 NAYUTANIZED


現在、「西方コーストストーリー」大好き芸人です。
サーフのツアー楽しみで仕方ありません!!!

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