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アメリカ滞在から見えた生活

baby careのため、思いがけず実現したアメリカ行き。
短期間ではありましたが、
旅行とは違い、ごく普通の日常生活を体験することができました。
ホテル滞在では気づかない、何気ないアメリカの生活について、
主婦目線で感じたことを、書いてみたいと思います。

学生時代は感激しどおしだった!

学生時代にホームステイでアメリカに1ヶ月ほど滞在したことがあります。
それはもう何もかも、とにかくワクワクだらけでした。
初めての海外ということもありましたが、
SNSもYouTubeもない時代。
憧れ聞いていた世界が、想像以上の形で、
自分の目の前のに存在する。

今はスマホがありますが、
当時はある程度考えて写真を撮る感覚。
だからこそ、自分の記憶により一層鮮烈な印象を残しているのかもしれません。

物質面で、私の好奇心をくすぐったのは、
引き出しを開ければ氷がある自動製氷器付きの冷蔵庫や、
ウォーターベッド、食洗機
ブルーベリー、皮ごと食べられるブドウ、など・・・

今となっては、どれも日本の日常生活でも普通のものになっていますが、
当時、これらのものがとにかく新鮮でした。
私が結婚する頃に、日本の冷蔵庫にも『勝手に氷』が登場し、
新居の家電選びの時に、迷わずその機能がついた冷蔵庫を買ったのを覚えています。

このステイ中にベリーピッキングのアクティビティがあったのですが、
ブルーベリーが好きなのも、この影響が大きいですね。
あの時、ステイの仲間と一緒に作ったブルーベリーマフィンが
たまらなく美味しかったのが、私の記憶に強く残っています。

学生の頃すごく流行ったクッキー「Milano」 スーパーに大量に並んでいるのを発見。懐かしい!


久しぶりのアメリカは、感激が少なかった?

今回は、さすがに学生時代のあの頃のような
見るもの全てに、すっごーい!という感激、とまではいきません。
大人になりました笑

近所のスーパーにもよく通いましたが、
食品から家庭雑貨、家電、ベビー子供洋品、インテリアなど、
イ●ンのショッピングモールのような店内を一通り見て様子がわかったら、
あとは実用的な買い物、です。
必要なもの、値段を見ながらその時考えて買うもの、メニューを考えるもの、など、日本にいるときの普段の買い出しと、変わりません。

日本にいる時と少し感覚が違うとしたら、
置いてある野菜や果物がアメリカ独特なのと、
大容量パック過ぎるので、
使い道をより考える、というぐらいでしょうか。

ベビー用品も、日本のベビーコーナーやベビー子供専門店とそう変わらない。
カーターズなどのアメリカブランドのロンパースなど、
安い値段で可愛いのが、いくらでも並んでいますし、
離乳食もたくさんありました。

要は、アメリカ産、アメリカブランドになるだけで、
基本的に日本にいるときと、感覚的には変わらないので、
主婦歴を積んだ私から見たら、まあ過ごせるね、となるわけです。
値段が高くなりますが、日本の調味料もそこそこ手に入るので、
肉じゃがのような煮物もしましたし、
食事はさほど困らなかったのは大きかったですね。

new born babyのcareに明け暮れていた、と言うのもありますが、
それでも、
起きて、洗濯や掃除をして、買い物をして、ご飯を作って、という
ごく普通の生活を送っていたので、
感激、という感覚ではなかったかもしれません。

でもそれなりに高い空や、広い道路、自然豊かな景色など、
日本と違う広大さには、やはりエキサイトしていましたよ。
空も道路も建物も看板も、
どの写真も絵になるのですから!


生活してみて、感じたこと

同じ頃、1週間ほど別の州に観光で訪れていた友人は、
滞在中の食事は、
ハンバーガー、タコス、ステーキの繰り返しだったと
言っていました。

こういう話を聞くと、やはりこのアメリカ滞在は、
ホテル滞在の旅行では味わえない生活体験ができたなと
つくづく思います。

全体に大きく感じたのは、
『生活面での効率のよさ』でしょうか。

主婦目線になりますが、家事動線は日本よりずっと楽だと
私は感じました。

電子レンジ、オーブン、電磁調理器、食洗機、洗濯機、乾燥機
全てがざっくり大容量です。
電力エネルギーの違いもあるのでしょうが、
室内の至る所にコンセントがあり、
ブレイカーが落ちるのでは、という心配なく、電化製品をガンガン使うことができます。
逆にこれらを使いこなすと、日常の家事が楽になる。
そんな印象でした。

うちのお嫁ちゃんは、最初食洗機も大きすぎる、と使っていなかったのですが、
絶対使った方が楽だし、効率もいい、と使い方を提案したところ、
すぐに使いこなしていました。

洗濯については、こうした家電製品だけでなく、
住居そのものの造りも関係していると思います。

日本ではお風呂の横、脱衣所に洗濯機を設置することが多いと思いますが、
息子のアパートメントは、洗濯室は別室。
大きな洗濯機と乾燥機、ボイラーが並んでいる部屋です。
洗面室の収納も大きく、またベッドルームには大きなウォークインクローゼット、があります。

乾燥機中心で、干す手間がないというのもありますが、
乾かした後、その衣類を片付けるのも楽、というのが
この効率の良さを感じるのかもしれません。

土地の広さや住宅環境は変えれませんが、
こうした効率の良さの感覚を
普段の自分の生活に応用できるのではないかと思います。

生活に感じるゆとり感

もうひとつ、大きなことは、
やはり生活のゆとり感、です。

映画などでみて憧れる、
アメリカの家の玄関前に置いてあるソファやブランコ。
アパートメントでも、日本でいうベランダに
椅子を置いている家がたくさんあります。
そして、そこで本を読んだり、
何か飲んでくつろいでいる。

なんでしょうか。
アメリカだけでないと思いますが、
こうした日常生活の中の『ゆっくりする時間』が
とても充実しているように思うのです。

これは私たち日本人はもっと見習うべきことではないでしょうか。

スマホ、ゲーム、テレビ
小さな箱の画面を見続けるのもいいけれど、
やはりこうして、頭や心を休める時間、
外の空気に触れて、ぼーっとする時間。

これを持っているかどうかで、
幸福感や充実感にもつながっていくように思います。

狭いニッポン
そんなに急いでどこ行くの

昔、そんな言葉は流行ったような記憶がありますが、
生活全体の見直し。
ここにこそ、ゆとりを持つようにしていきたいものです。





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