勉強をする理由は、自分だけのリンクを作るため

 少し前に、Twitterでこの記事を読んだのですが、まさにそうだよなと思いました。

 今の時代、ネット、もう少し時代が進めば、AIに聞けば、知りたいことがすぐに知れるのに、わざわざ勉強をする必要なんてどこにあるのと主張している人もいるけど、そういう人は、すでにある程度時頭があるからこそ言える意見だよなと思います。

 個人的に、最近面白かったことは、コロナ前に、国立科学博物館に行ったのですが、その時には、知識がなくて、ただ展示物を見る事しかできなかったので、もっと詳しいことが知りたいと思い、NHKBSで放送された「2時間で回る国立科学博物館」を見たのですが、その中でも特に、「万年時計」に興味が惹かれました。

https://www.culture.city.taito.lg.jp/bunkatanbou/culture/kahaku/japanese/guide_01.html

 
高級時計というと、なんとなく、スイスが凄いんでしょぐらいの浅い知識しかなかったのですが、江戸時代に、ここまで精巧に作られたものがあったのかと驚きました。


 「万年時計」という知識を得てから、そのあと毎週聞いているおしゃべりな古典教室で江戸の時間感覚について話をしていて、そこで今とはまったく違う時刻制度の事を知ったおかげで、より「万年時計」の凄さを再認識することができました。

 知識それ自体は、誰が学んでも内容は、同じなのでAIやネットで代用ができると思いますが、知識通しをどのように結びつけるのか、結びつけたことによって、その知識に対する興味がさらに強くなったり、そこからさらに興味の範囲が広がったりするためには、やっぱり自分で勉強をする必要があるなと、おっさんになった今、ようやく理解できつつあるので、自分のできる範囲で、勉強を楽しんでいます。


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