5. マウスピース矯正開始(2024/1/14)
始めるまで
小さい頃から歯並びが悪く(前歯に隙間、下の前歯が前後になり少し重なっている、上の前歯の向きが傾いている、上の歯の正中線が右にずれている)、母親からも「子供のときに矯正してあげればよかった」と言われていた。
学生の頃はそこまで気にしていなかったが、社会人になってからは、何年かおきに矯正を始めようと思い立ち、情報収集を始めるものの、結局毎回歯医者に出向くまでは至らず。
一歩踏み出すきっかけになったのは、アメリカ駐在を経て歯並びへの考え方が変わったのと、妻の強い後押しがあってから。
2023年9月10月で、ネットで調べた矯正歯科を5軒ほど回り、事前になるべく知識を入れた状態で、その都度、①治療方法(ワイヤー、マウスピース)、②治療期間、③トータルの金額、④抜歯の有無、⑤転勤の際の対応などをヒアリング。
医師によって説明に特に大きな違いがあったのは、①治療方法と⑤転勤の際の対応について。
①治療方針は、ワイヤーにした方がいいという人とどちらでも対応可という人にわかれ、おそらくその歯科医の得意不得意もあるのだろうと思いながら話を聞いた。
また、⑤転勤の際の対応については、あからさまに否定的な医師とそうでない医師で分かれ、最初に「転勤は辞めた方がいい」と言ってきた医師もいた(そんなこと言われても、今の会社にいる限りそれは避けようがないのだが、医師としてはいろいろ余計な手間がかかるからイヤなのだろう)。転勤への対応という意味では、マウスピースのほうがまだ対応しやすそうな印象を受けたが、ワイヤーでも転勤先の歯科医院へ紹介可能という先生もいたので、結局は転勤先がどこになるか次第でなんとかなりそう(田舎だと厳しそう、海外はほぼムリ)な感じだった。
最終的に、妻もクリーニングに通う歯科(最後にここに来た)でマウスピース矯正(インビザライン)を行うことにした。
検査〜治療計画策定、申込み
相談の翌月に再度来院、治療計画の基になる今の歯型のスキャンを実施。3万円ほど。
ずっと口を開けたまま、衛生士さんが棒状の機材を口に入れながらスキャンを撮られたが、衛生士さんが新人?だったのかうまく撮りきれず、途中こちらも口を開けるのがかなり苦しくなりながら、最後はベテランの人に代わり、なんとかスキャンを撮ってもらった。
翌月再訪し、治療計画(シミュレーション画像)を確認、2パターンを提示された。一つ目は抜歯なし、もう一つは上下左右の各4番+右上下の親知らず(左は10年ほど前に抜歯済み)の合計6本を抜歯するパターン。
現状虫歯もなく、被せが2箇所あるだけで、歯茎なども問題はなかったため、できることなら抜歯なしで・・・と期待していたが、抜歯なしの場合、歯を並べるスペースが足りないため、今より前歯が出っ歯のような形になるようだった。
一方、6本抜歯の場合は、歯を動かすスペースができるので2年後には綺麗に並ぶようになっていた。
これらを見て、医師はおそらく6本抜歯させたいのだろうなと思ったが、以前左の親知らずを抜いた時に、虫歯でもないのに、いろいろとリスクを長々説明されて面倒になり抜いてしまったことへの後悔もあり(その時右の上下も抜歯を勧められ、予約までしていたが、左を抜いた後後悔してしまい、次の予約に行かなかった)、親知らずはとりあえず残せないか相談。結果、4本を抜くことでスペースはできるので、一旦親知らずは残したまま、4番を4本抜くだけで矯正をスタートすることに。
その日に申込み、支払い。(税込み88マン。。)
抜歯のタイミングについて説明がないまま会計まで進んだため、抜歯はいつするのか、会計で次回の予約を取る際に確認したところ、奥から医師が出て来て「次回と次々回で左右2本ずつやりましょう。」と説明され納得。支払いと次回の予約を済ませ帰宅。
その後の1か月は、自由におやつを食べられるありがたみをかみしめながら?過ごした。
初回抜歯、マウスピース装着
年が明けて今日1/14。予約の時間に来院。
既にマウスピース一式が届いていたため、衛生士から着け外し、着けたまま飲める飲み物、洗浄の方法など一通りの説明を受け、次回来院までに2週間で1番から2番に付け替え、次は2番を着けて来院することを確認。
ここで衛生士から「今日はこれで終わりです」と言われる。
もともと抜歯する覚悟で来ていたので、頭の中が「??」に。衛生士に抜歯はいつするのかと尋ねたところ、衛生士が裏に下がり、数分して医師が出てきて「抜歯はどうされますか?親知らずは抜かれますか?」と聞かれた。それは前回確認したはずでは・・・と思いつつ、治療を先延ばしするのもイヤだったので、「4番4本は抜きます。親知らずはとりあえず残します」と冷静を装いつつ改めて伝える。
すると医師は「わかりました。今日は右側上下の2本を抜きますね」「次の来院まで1番のマウスピースを1か月着けてください」と説明。おそらく抜歯しない前提でマウスピースを作られており、次の来院までに作り直すんだろうなーと思いながら、作り直しには追加費用はかからないと理解していたので、納得して抜歯。元々抜歯しない前提で予約を取られていたようで、後の予約の方に迷惑がかかった模様。
男性の健康な歯を抜くのはそれなりに大変らしく、少し難儀されていたが、1本10分ほどで特に問題もなく抜いてもらえた。10年前に親知らずを抜いた際には、麻酔の注射がかなり痛かったのと、抜いた跡が数日痛んだ記憶があったが(その痛みのひどさも抜いた後悔の一つの要因だった)、今回は注射が最初に刺さるときに若干チクっとしただけでそこまで痛みはなかったし、抜いた後ロキソニンを処方してもらいすぐ飲んでいるので、今のところ大きな痛みはない。
ということで、若干波乱の幕開け?にはなったが、今日から矯正生活を開始。とりあえずは確実に着用時間を守り、医師を信頼して前に進むしかない。
悩むのはランニング中(特にレースや練習会)にどうするかだが、それは都度そのときに考えようと思う。
あとは、口の中の異物感がハンパないのと、元々滑舌がイマイチなところ、よりしゃべりづらい状態になっているが(特にサ行が発音しづらい)、これらは慣れるしかなさそう。
お菓子を食べにくくなることによる減量効果にも密かに期待しつつ、これから約2年、矯正生活をがんばる。
おわり
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