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読書によって身につく特殊スキル

前回の記事の続きになりますが、読書によってできるようになることを2つほど紹介してみようと思います。

1つ目は、「本にしゃべってもらうことによる脳のエネルギーの節約」です。

人は集中して物事に取り掛かる際、脳の前頭葉が活発になります。
与えられた疑問に対し考えて返答するときもまた同様です。
それは非常に脳のエネルギー、俗にいうウィルパワーというものを激しく消費します。
しかし、本ですでに答えや考え方を知っていればいちいち考えなくても、そこに書いてあることをしゃべるだけで済むのでウィルパワーはほとんど消費しません。

車の運転も最初はアクセルを緩めて、バックミラーを見て、サイドミラーを見て、歩行者を見て、と一つ一つ意識してやっていたのが、気づけば無意識に、それも流れるようにできるようになっていると思います。
これは、はじめは脳の前頭葉でおこなっていた作業を小脳が代わりにやってくれているからです。
同様に、問題解決も小脳にやらせてやると、本当に自分がやりたいことにウィルパワーを使うことができます。

大企業の株主総会を1度見たことがあります。
その時、株主は社長に向かって数多くの質問を投げかけます。
その時、社長は多くの場合こう言います。
「担当の〇〇がお答えします」と。
知っている役員に振ってその人に答えさせているのです。

ワイは自分に投げかけられた質問を本に頼って答えるとき、

「まるで株主総会だな!こりゃ!」

と心の中でつぶやいています。
本を読めば読むほど答えてくれる役員が増えていきます。
もちろん会社の理念や重要な事項に関しては社長自らが発言します。
エネルギーが有り余った社長からはそれはそれは力強い回答が得られることでしょう。

ということで1つ目は「脳のエネルギーの節約」でした。

2つ目は「友人シミュレーションができる」です。

我々は生まれる場所や年代を選べません。
なので、偶然自分と同じ時代に生まれ、偶然家が近くて、偶然同じ学校で、知り合って友人になることがほとんどだと思います。
今でもずっと仲良しの友人との出会いをさかのぼってみてください。
それはもう運命なのだというくらい偶然のめぐりあわせだと思います。
それはそれで素敵なことだし、アヒル口で頷きながら拍手したくなる気持ちもわかります。
しかし、それだけ運命的な要素が複雑に絡み合って友人と出会っているなら、過去にちょっと違う選択をしていたら、自分の隣にはもう一人友人がいたのでは?なんなら隣にいる友人も違う人になっていたのでは!?
とバタフライエフェクトな思考も当然生まれてきます。

かなりの可能性で、本来なら親友になっていたであろう人を何十人、何百人と見逃してきているのです。
生まれる年代まで考え出したらその数は計り知れません。

ワイは知的好奇心から、「あ、ワイはこの人と同じ時代、同じ地域に生まれてたら、親友になっていただろうな」という人をなるべく多く知りたいのである(それを知ることで自分が友人に何を求めているかを知ることができ、結果的に自分を、より知ることになるから)

本は人の言葉や思いを実体を残して後世に語り継ぐことができ、それを読むことでそれらの人と間接的に出会うことができると思っています。
本を読んで自分と同じ境遇、同じ考えの筆者がいたら、出会うことがかなわなかった友人と思うようにしています(もちろん人生の先輩であることも忘れずに)

まとめると、「時代や国、地域を超えて多くの人と間接的に会うことができる」ということです。

以上2つ

本にしゃべってもらうことによる脳のエネルギーの節約
・時代や国、地域を超えて多くの人と間接的に会うことができる

が、読書によってできるようになることでした。

もちろんこれらは読書をしていなくても可能なことなので、能力に劣った一人の人間の戯言として聞き流してください。
ウィルパワーを使い果たした夜の脳みそで文章を書くとこんなひどいのかと見直しながら感じました。
しかし、隕石の墜落同様、わかったところでどうしようもないので、朝まで待たずにこのまま出します。

誤字等あったらすいません。



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