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1+1=0

小学校で算数を習います。

みかんを一個ずつかごの中に2回入れました。さて、かごのなかにはみかんが何個入っているでしょうか?

小学生「2個ーッ!」
おそらく、賢明な大人も1+1=2と答えると思います。しかし、これは時間の概念を人間的尺度で見ているから「2」なのです。

1億2000万年時間が経過するとみかんとザルは分解され「0」になります。また、何かの拍子で地球が爆発し、隕石として宇宙に飛び散った石の中にみかんのタンパク質がうまい具合に保存され数千億年の後、地球のような星に落ち原子レベルで生命が産まれ、みかんの樹が育ち沢山の果実をつけみかんはn個になる可能性は0%ではありません。

このようにに時間的概念を入れると数字はまったく意味をなさなくなります。数字が示せるのは過去だけです。

Aさんが6時にみかんを1個、Bさんが6時15分に1個ザルにいれました。6時15分の段階でザルのなかにはみかんが何個入っていたでしょうか?

これは2です。数秒単位の誤差ではみかんは腐りもしませんし、Cさんがザルからみかんを抜こうとしてもBさんが現場にいるので犯行に及ぶこともできません。

このように数字は、過去を論理立てて説明するのには優秀ですが未来は予測することしかできません。そしてそれを人間が計算した場合、希望的観測、打算、色々な要素が含まれ純度はさらに下がっていきます。人の考えた見積もり程信用できないものはないなとクレジットカードの「リボ払いにしませんか!?」というハガキを見て思いました。しねーよ!!!

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