餃子とPodcastの食べ合わせ
料理をするのが好きだ。
というか、料理をしながらPodcastを聴くのが好きだ。
自炊ばかりしているのは経済的な理由もあるが、手を動かすこと自体が好きだし、食べることも好きだからである。
とはいえ、料理をするだけでは心が手持ち無沙汰である。
手を動かしながら手元に目線を集中させる必要があるために、読書やテレビは並行して楽しめる娯楽ではないので、必然的に料理のお供は聞き流せるものになる。
私は怠惰な人間なので、自分を高めるために実用的なものを聴いたりはしない。
ふふふって笑えたりするものを聴きながら、一人で真顔で台所に立つのが好きなのである。
Podcastを聴きながら料理をするのが好きになってくると、今度は換気扇の音や、道具類が発する音が煩わしくなってくる。
手早く作れなくて、集中して音が立たない料理としてたどり着いたのが、餃子である。
もはや、Podcastを聴きながら作業をしたい、という欲求のために、餃子を包むという工程をエンジョイするようになってしまい、三日連続で餃子を包む日々を送っている。
何事も三日坊主に達することすらなく一日、二日坊主になりがちな自分としては快挙である。
2021年の夏は、台所で淡々と餃子を包みながら、Podcastを聴きながらふふふってなるやつをしつこく繰り返した夏、として記憶に留められるよう、明日も明後日も餃子を作ろうと思う。
必ずやコーヒー代にさせていただきます。よしなによしなに。