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【注意】流し読みはNG!リーディングの基本5選!
Hi there!
It's Bennie!
今回は、リーディングの基本5選について解説したいと思います。
YouTubeにはすでにアップしていますが、活字でも解説します!
リーディング力を上げるために、多読しているけどなかなか身につかない、頭に入ってこない、そう感じることはありませんか?
読み方にもコツがあります。
ただ多読すれば良い、そう思っているのであれば、残念ながらいつまで経っても身につくことはないでしょう。
今回の解説を読んでいただくことで、英語の読み方のコツを知ることができ、読む意識を変えることが出来ますから、今までよりもリーディングの精度を上げたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
◆1つ1つの意味を理解しながら読む
フレーズをそのまま、日本語訳と一緒に覚えてしまう人がいます。
I really appreciate it.
とても感謝しています。
もしフレーズをそのまま覚えてしまうと、当然ながらこのフレーズしか使えませんし、理解することが出来ません。
ちょっと表現を変えたいな、ニュアンスが違うなといったときも、1つの塊として覚えていますから、応用が効きません。
例えば、この例文の意味を1つ1つ理解していれば、
I really appreciate your help.
助けていただいて、本当に感謝しています
I greatly appreciate your kindness.
あなたの親切にとても感謝しています。
感謝するという1つの行動にしても、応用を効かせることでこのように豊かに表現することが出来ますし、理解することが出来ます。
あなたの助けに感謝しているのか、それとも、あなたの親切心に感謝しているのか。
何に感謝しているのかを明確に伝えたいときはありますよね。
「思ったこと、考えたことを自分の言葉で表現したい」
そのために英語を身につけているにも関わらず、テンプレートを覚えていることになり、本当に表現したいことを伝えることが出来ません。
また、英語でも当然表現の仕方は人によって異なりますので、その異なる表現を理解できるようにする必要があります。
そのため、一つ一つの意味をしっかり理解した上で学習を進める必要があります。もちろん、毎回毎回1つずつ解釈するのは時間がかかりますし、面倒ではあります。
ただし、単語力・文法力が身につくに連れ、次第に要する時間が減っていきます。繰り返し行うことで、どんどん早く、スムーズに理解できるようになります。
◆イメージしながら読む
英文を読む際、必ずイメージをしながら読むこと。
これが非常に重要です。これはリスニングも同様です。
ただ1つ1つの文章を作業的に訳すだけでは頭に入らないですし、前後の繋がりも意識しないので、文脈を理解することもできません。
そのため、長文を読みきった後、訳したはずなのに、全く頭に残らない、イメージができない、なんてことが起きてしまいます。
また、日本語では同じでも、英語では表現が異なるケースも少なくありません。
Ken put on his shoes. (普通に靴を履くイメージ)
Ken pulled on his shoes.(靴をひっぱって履くイメージ)
日本語では同じ「靴を履く」でも、このように英語ではイメージにより表現が異なります。
このようにイメージ/ニュアンスを理解することにより、英語脳を鍛えることができ、より表現が豊かになります。
◆英語の語順で読む
返り読みは英語の上達を妨げている大きな要因の一つです。
返り読みとは、日本語の語順で英文を読もうとするために、文章を前後しながら読む方法です。
日本語と英語は文法も語順も異なります。
そのため、英語の語順に慣れないと、いつまで経ってもこの返り読みを続けることになります。
これにより、1つの文章を読み終えるのに、何度も前後して読み返す必要があります。
最初はスムーズに頭に入ってこないかもしれません。
しかし、英語を身につけるには、英語の語順を身に付けなければいけません。
英語では語順を間違うと、異なる意味を表現することになります。
日本語は「助詞」があるので(「は」や「を」など)、語順についてははかなり柔軟です。
たとえば、
・私はいくつかの本を購入した
・いくつかの本を私は購入した
・私は本をいくつか購入した
これらは、いずれも正しい日本語です。
しかし、英語では I bought some books でしか表現出来ないのです。
それでは、ここでちょっとクイズです。
それぞれ誰がキックされたでしょうか?
1.Ken kicked Tom
2.Tom kicked Ken
3.kicked Ken Tom
4.Tom Ken kicked
こちらが答えです。
1は、Tom
2は、Ken
3は、文法が正しくない
4は、KenがキックしたTom、つまりTom
このように語順によって大きく意味が異なります。
英語の語順通りに読むスキルを付けず、返り読みを続けると、リーディングで時間がかかること加え、リスニングでは返り読みのように返り聞きなんてことは出来ませんので、リーディングだけでなくリスニングについても、いつまで経っても理解できるようにはなりません。
これが一番のデメリットかもしれません。
◆多読ではなく精読
「とにかく読め!読めば読むほど次第に身についていく!」
そう言う方もいますが、残念ながらこれは誤りです。
意味もしっかり理解しないまま、ただ量を増やしたところで、それは無駄です。意味も分からずお経をただひたすら読んでいるのと、何ら変わりはありません。
量を増やすくらいなら、しっかりと1つ1つのテキストに時間をかけて精読するほうが何倍も効果があります。
「多読」ではなく「精読」です。
そして、これは今まで説明してきた「1つ1つ意味を理解しながら読む」「イメージしながら読む」「英語の語順で読む」の延長でもあります。
単語や文法が分からなければ調べる。
イメージをしながら読む。
読み返さず、英語の語順で理解する。
そして、一通り理解することが出来たなら、その上で最初から最後まで通して読んでみる。
さらに、少しゆっくりでもいいのでスムーズに読めるようになるまで繰り返し読む。
わからない事が出てくる度に調べますし、スムーズに読めるまで繰り返すので、時間を要することは間違いありません。
ただし、確実に英語を理解するための道はこれしかありませんし、次第に読むスピードが上がりますので、苦労を感じるのは最初だけです。
時間を要するので、最初はいきなり本一冊を読む必要はありません。
ネットの記事や絵本などから始め、次第にレベルを上げたり、後から量を増やせばよいのです。
◆興味のある分野で精読を継続する
ニュースでは内容もとっつきにくく、表現も難しい。いきなりニュースから始めるのは、ハードルが高く、継続することが難しいかもしれません。
それであれば、興味のあるジャンルに絞ることで、モチベーションにも繋がりますし、自分の知っていることなので、たとえ完璧に英文を理解出来なかったとしても、今までの知識で補完しながら読むことができます。
たとえばディズニーが好きなのであれば、ディズニーについて英語で調べてみることをオススメします。本家はアメリカですし、オフィシャルブログなども展開されていますので、いつでも簡単に英語の記事を読むことが出来ます。
また、常に自分の興味のある記事が更新され続けますから、継続にも繋がります。
これは、映画/アーティスト/スポーツ/アート/グルメなど、自分の興味があるものであれば、何でも構いません。
自分が興味を持って、精読を継続できれば良いのです。
なので、「英語のニュースを読もう」だとか、「このオススメの本を読もう」などと他人の勧めるものを無理やり読み続ける必要はありません。
◆まとめ
以上、リーディングの基本5選でした。
簡単にまとめると、
・1つ1つの意味を理解しながら読む
・イメージしながら読む
・英語の語順で読む
・多読ではなく精読
・興味のある分野で精読を継続する
これらを継続するだけで、リーディングの基礎を身につけることができ、今後の英語学習に大きく貢献します。
どれも当たり前だろうと思ってしまうかもしれませんが、実際に出来ている方は多くないかもしれません。
ぜひ、繰り返し学習をして、英語を自分のものにしましょう!
それでは、また次回。
Have a nice day!
Youtubeではアニメを使って、初心者にもわかりやすく英語学習方法を解説していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
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