覆い隠されてはいない

影書房という出版社のアカウントが次のようにツイートしています。

Colabo「不正デマ」は、日本の首都で少女に起きているこうした現実を覆い隠してきた。ここについてるコミュニティノートも同様。
少女に高額な支払いを負わせる商売があり、返済のために性売買に追いやられていること、少女を買う大人が大勢いること。「Colabo問題」を言う側はこれらを問題視しない。

https://twitter.com/kageshobo/status/1687292138747506688


 「少女に高額な支払いを負わせる商売」とはホストクラブのことを指しているのだと思われます。ホストクラブのように、もともと快楽のために一定の金員を浪費する経済的余裕のある人向けのサービスを、それだけの経済的余裕のない人が借財をしてまで受けるというのは、そこまでしてそのようなサービスを受ける側に問題があるというべきです。
 ホスト遊びで多額の借財を負った女性がその返済のために売春をするということを問題視するのであれば、やるべきことは、借財してまでホスト遊びをするなという啓蒙活動です。そこを対処せずに、ただ男たちに「買春するな」と言ってみたところで、若い女性にとって売春よりも時間効率の良い合法的な仕事はあまりないので、さらに悲惨な事態が生ずるリスクさえあります。

 その上で言うと、若い女性の中に、ホストクラブにドハマリして多額の借財を負う人が少なくないこと、彼女たちが風俗産業に向かいがちであり、近時は、特定の場所で野良売春していることは、多くのメディアが報じており、覆い隠されてなどいません。ただ、女性の側に意識改革を求める現状改善案が、今のこの国では不人気なだけです。

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