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【勉強アレコレ】Vol.12 SMARTの法則を使った勉強目標の作り方

時間に限りがある社会人が勉強するには、的確な目標設定が欠かせませんね!
「いつか資格を取る!」「英語を話せるようになりたい!」のような曖昧な目標では、いつまでに何をどうしたらよいのかわからないので、叶う可能性は低くなってしまいます。

ではどういった目標を立てたら良いか?そんなときの目安になるのが「SMARTの法則」です。
この記事では、目標設定の具体例から時間管理まで、勉強を成功に導く秘訣を明らかにします!

 SMARTの法則とは

SMARTの法則は、達成可能で効果的な目標を設定する上で役立つガイドラインです。それぞれのアルファベットは目標設定で考慮するべき要素を指しています。

「S」Specific(具体的な)とは

「S」Specific(具体的な)とは、目標が明確で理解しやすいものであることを意味します。具体性が欠けた目標は、達成のための道筋が見えにくく、効果的な計画を立てることが難しくなります。
何を達成したいのか、なぜその目標が重要なのか、どのようにして達成するのかといった点を明確にすることが重要です。

 「M」Measurable(測定可能な)とは

「M」Measurable(測定可能な)とは、目標達成の進行状況や結果を測定できることを指します。測定可能な目標にすることで、自分の進捗を定期的にチェックし、目標に向けて正しい方向に進んでいるのか評価することができます。具体的な数値や指標を設定することがこの要素の鍵となります。

 「A」Achievable(達成可能な)とは

「A」Achievable(達成可能な)とは、目標が現実的で実現可能なものであることを意味します。達成不可能な目標はモチベーションを下げる原因となり得ます。逆に、自分の能力、リソース、制約条件を考慮した達成可能な目標は、モチベーションを維持し、目標達成に向けた具体的な行動へと繋がります。

「R」Relevant(関連性のある)とは

「R」Relevant(関連性のある)とは、目標があなた自身の価値観や長期的な目標に合致していることを意味します。その目標があなたの本当にやりたいこと、未来で実現したい自身の姿にしっかり繋がっていれば、勉強の過程でぶつかる様々なハードルも乗り越えていくことができるでしょう!

「T」Time-bound(時間的な制約がある)とは

「T」Time-bound(時間的な制約がある)とは、目標達成に期限を設定することです。期限を設けることにより、目標に対する緊急性が生まれ、目標を達成するために必要な行動を先延ばしにすることなく、計画的かつ効率的に取り組むことができるようになります。

SMARTの法則を使った勉強目標の例

資格試験合格を目標にする例

「今年か来年あたりに宅建の資格に合格できたらいいなぁ」というようなざっくりとした目標を、SMARTの法則に沿ってシャープにしてみましょう!

S(具体的な):宅建の試験に
M(測定可能な):合格する
A(達成可能な):平日2時間、週末7時間の勉強なら今の生活に組み込める
R(関連性のある):不動産業界に転職するため
T(時間的制約のある):今年の10月

スキル向上を目標にする例

「ビジネス英語がもっとできるようになりたいなぁ」という希望をSMARTの法則で目標に変えるとどうでしょう?

S(具体的な):現在日本語でプレゼンしている営業スライドについて
M(測定可能な):すべて英語で、カンペを見ずにプレゼンする
A(達成可能な):1ヶ月で英語化、2ヶ月目で覚え、3ヶ月目でプレゼン練習
R(関連性のある):海外事業部署に異動してグローバルに活躍したい
T(時間的制約のある):今から3ヶ月後までに

あなたの目標は?

さて、あなたの現在の目標はなんでしょう?もしもまだ少し漠然としている部分が残っていたり、いまいち行動に移せていないという場合は、このSMARTの法則に沿って1つずつ具体的に検討してみてはいかがでしょうか?

測定しにくいスキルの向上を目標にする場合は、上のビジネス英語の例のように、短期間で区切って、その中でできるようになりたい具体的なタスクを考えていくと良いかもしれません!

あなたの勉強目標をぜひ聞かせてくださいね!
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今回は、勉強カフェ公式ポッドキャスト「学ぶ大人応援ラジオ」
第33回「SMARTの法則で勉強目標を立てる」をテーマにお届けしました。
ぜひ下のリンクからポッドキャストでも聞いていただけたら幸いです。

公式ポッドキャスト「学ぶ大人応援ラジオ」
#33 SMARTの法則で勉強目標を立てる

https://stand.fm/episodes/65a0994f3763b0c9165a00de (Stand.fm)

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