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【音楽雑記】#33 ポリスの「シンクロニシティー」は、とにかくカッコよかった。(1983年⑤)

ポリスの名盤にして大ヒットアルバム「シンクロニシティ」も1983年の作品だ。

ポリスとの出会い

ポリスを初めて認識したのはNHK FM、渋谷陽一のラジオだったと思う。ポリスのファーストアルバムが1978年だからサウンドストリートが始まった頃だったかもしれない。

レゲエのエッセンスを取り入れたロック、新しい流れ、、といった解説があったような気がするが、あまりピンと来なかった。
最初の印象は、当時に流行っていたパンクバンドの一つかな、という感じだった。
デッドな音質にクリーンなギターサウンド、3ピースバンド特有の音数の少なさ、”ン、チャッ、ン、チャッ”というリズムでロック?という違和感もあった。

それでも、繰り返し聴く中で、耳にも馴染んでいった。ギター雑誌に楽譜があった「Roxanne」「Message In A Bottle」は弾けるように練習した。

その後もポリスはアルバム発売ごとに話題になっていく。

「シンクロニシティ」のリリース

そして「シンクロニシティ」。5枚目にして活動停止前、最後のアルバムだ。

この頃には貸レコード屋さんも増えてきていたので相当好きなものでない限りレコードは買わなくなっていた。
ポリスのアルバムも貸レコードで借りてカセットテープにコピー、手に入れたばかりのウォークマンで聴いていた。

初期の作品も荒削りの勢いで良いが、自分的にはシンセも多用し重厚感ある、この作品が一番好みだ。

最初のシングル曲「見つめていたい(Every Breath You Take) 」は、大ヒットしたこともあり、当時ミュージックビデオを頻繁に目にして飽きるほどだった。

アルバムの曲はどれもカッコいい曲だがシングルになった曲もビデオの映像含めとても良かった。個人的には「シンクロニシティ」「アラウンド・ユア・フィンガー 」が一番好きだ。

ポリスは往年のハードロックには無い、何かインテリジェンスを感じる曲が多かった。そもそもユングの概念「シンクロニシティー」なんて小難しい言葉も、今でこそ乃木坂46の曲名にもなったが、当初は何のことやら、という感じだった。

ポリスの影響の大きさ

振り返ればポリスの活動期間は意外と短かったが、その影響度は大きかった。
当時、日本でもプロ、アマ問わず多くのフォロワーを生んだと思う。しかもポリスっぽさを出せるバンドは実力派のイメージがあった印象だ。

ポリス以降は、洋楽でも邦楽でも、ポリスっぽさを感じると、ポリスっぽくていい曲だ、とか、ポリスっぽいが、大したことないな、、という感じで聴いていた。
2002年デビューのマルーン5を聴いた時は、ポリスっぽくてカッコいいバンドが出てきたなと思った。

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