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【音楽雑記】#60 Everything But The GirlやBASIAが名盤リリース、来日公演もあった。(1990年②)

1990年はジャネット•ジャクソンの『リズム・ネイション1814』からのシングルカット曲が次々大ヒット、マライア・キャリーもデビュー後いきなりブレイク、ヒットチャートを賑やかせていた年だった。

そんなアメリカのヒットチャートを横目にしつつ、自分がCDショップで購入していたのは、どちらかといえばオシャレなUKポップ/ソウルが多かった。中でもこの年リリースのアルバムで特に気に入ったのがエヴリシング・バット・ザ・ガールとバーシアだ。

Everything But The Girl 「ランゲージ・オブ・ライフ」

エヴリシング・バット・ザ・ガールの5作目「ランゲージ・オブ・ライフ」がリリースされたのが1990年2月。いつものルーチンで渋谷のCDショップ巡りをする中で、このアルバムがプッシュされていた。

当時、ネオアコ系と呼ばれるアーティストの人気が高まりつつあって、エヴリシング・バット・ザ・ガールもその系譜にあったようだが、このアルバムでは電子楽器も取り入れつつ、マイケル・ブレッカー、ジョー・サンプル、スタン・ゲッツといった大物ゲストも参加、洗練された、ほぼAORなサウンドに仕上がっていた。

初期の素朴なアコースティックサウンドもよかったが、自分にとっては、このアルバムの心地よさが絶品だった。

彼らの来日公演を観に行った記憶がある(確かNHKホール)。この「Driving」も生で聴くことができた。

BASIA 「ロンドン・ワルシャワ・ニューヨーク」

バーシアの2作目「ロンドン・ワルシャワ・ニューヨーク」がリリースされたのもこの年の2月。このアルバムもFM局やCDショップで大プッシュされていたと思う。

とにかく、エキゾチックで美しい女性アルバムジャケットが目を引いた。楽曲のほうも素晴らしかった。ポーランド出身のヴォーカル、バーシアは英語ネイティブでない発音/発生の感じが心地よく、歌声にオリジナリティがあった。マット・ビアンコ流れのラテンフレイバーなサウンドもカッコよかった。

バーシアも1990年に来日公演を行っていて、今は無き東京ベイNKホールのライブを観に行った。
クールなビジュアルの印象と違って、気さくなお姉さんという感じだった。自分は2階席だったが、アンコールのとき1階席の観客をステージ前に呼び寄せて盛り上がっていて羨ましかった。(今では警備上、なかなか考えにくい光景だ)


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